Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

国道 152 号線の旅 (19) 「気分は蜀の桟道?」

蛇洞林道の旅 秋葉街道の旅・外伝?の「蛇洞林道の旅」その 2 です。 地図どうぞ 今更ですが、「蛇洞林道って何?」という方向けに地図をどうぞ。 長野県飯田市の、国道 152 号線の断絶部分をフォローする林道です。のっけから未舗装のグラベルロードになっ…

国道 152 号線の旅 (18) 「蛇洞林道」

主張する看板 さて。地蔵峠にやってきました。 看板は、ここがれっきとした国道 152 号であることをアピールしていますが、国道なのもここまで。 ここから先はしばらく「蛇洞林道」のお世話になることになります。 アキバ街道の消失 この写真は、ちょうど国…

国道 152 号線の旅 (17) 「日本のチロルと資本主義経済の行方(←」

国道 152 号線(秋葉街道)は、基本的にはとにかく山の中なのですが、意外なことに、山腹部にも多くの集落が見られます。例えば、国道 152 号線からもほど近い飯田市遠山郷の「下栗の里」なんかは、斜面に民家や耕地が点在する様から「日本のチロル」などと…

国道 152 号線の旅 (16) 「木地師と貴人伝承」

ドラえもんは餡を取ってもどら焼きが好きだったのか 「安康露頭」という名前を聞いて、ちょっとした違和感を受けました。昨日の記事でも少し触れましたが、昔、「安康天皇」という諡号を送られた天皇がいたんですよね。 「何やってんの?」「アンコ売ってん…

国道 152 号線の旅 (15) 「地学マニア垂涎の聖地」

国道 152 号線「秋葉街道」の旅のつづきです。 分杭峠から大鹿村 止めどなく怪しい(笑)「分杭峠」を越えましたが、外は篠突く雨のまま。 このあたりでも 1 台の車とすれ違いました。その時も離合困難だと判断したので、少し手前の待避所までリバースした記憶…

国道 152 号線の旅 (14) 「『気』が発生した気がしたのは、たぶん気のせい」

サミット 48(← 古すぎ) 国道 152 号線の旅、別名「中央構造線の旅」ですが、激しく雨が降る中、二つ目のサミットとなる「分杭峠」にやってきました。かつての秋葉街道にはセンターラインはありませんが、舗装は完璧で、対向車も滅多に来ないので思ったほど…

国道 152 号線の旅 (13) 「センターラインは無くなったけれど」

今日はこれから、録画していたインディ 500 の残り半分を見るので、コメントへのお返事はまた後ほど……すいません。 このご時世、いつどこでネタバレするかわからないので。 別名「晴ヶ峰」 国道 152 号線の旅、まずは茅野から杖突(つえつき)街道を杖突峠へ…

国道 152 号線の旅 (12) 「駅の前にあるわけでもないし、何を記念しているのかもよく判らない」

えーと、ホテルブエナビスタの北隣には、こんな公園(のようなもの?)がありました。 上から見ると、どう見ても公園なんですが、少し周りより小高く盛り上がっていますし、この公園?があるおかげで街路も T 字路ばかりという……どうにも不自然に思えます。…

国道 152 号線の旅 (11) 「君子豹変す(←」

君子危うきに近寄らず ホテルブエナビスタの一室で、翌日(Day 2)のルートについて頭を悩ませていました。当初の予定では「国道 152 号を浜松まで抜けられたらいいな」だったのですが、何しろかの道は名うての悪路で、雨なんかが降った日には崖や法面が崩れ…

豪放磊落にして天真爛漫なネルソン・ピケさんの話

フジテレビなんとかにて絶賛放送予定 冬の間、CS のフジテレビなんとか(最近名前変わったので)でやってる "F1 LEGENDS" を毎年録画してます。録画だけして、殆ど見てな(ryいや、これではさすがに宝の持ち腐れなので、Sony の NW-A919 にコピって、電車…

Bojan のホテル探訪~「ホテルブエナビスタ」編(つづき)

「ホテルブエナビスタ」編の続きです。ちょっと病的な眠気に襲われてきたので手短に……。シングルですが、窓辺にはソファーとテーブルが用意されています。読書するのに良さそうです。 お風呂とか では、続いて水回りを。ご覧の通り、ごく普通のユニットバス…

Bojan のホテル探訪~「ホテルブエナビスタ」編

というわけで、旧・開智学校を見て、松本城を車の中から眺めてから、本日のお宿にやってきました。ホテルブエナビスタというところです。 このホテル、アルピコグループだったんですね。観光バス事業などを元気に手広くやっている……ように見えたのですが、現…

国道 152 号線の旅 (10) 「【解答編】開智小学校の謎」

開智小学校の謎・解答編 「開智小学校の謎」ということで、ちょっとした「ヘンなこと」に気づかれた方もいらっしゃるかと思ったのですが、どうやらヘンに思ったのは私だけだったのかも知れません(おろろん)。てなわけで、答合わせ?です。まず、昨日も引用…

国道 152 号線の旅 (9) 「開智小学校の謎」

March 881 は速かった ちょいと堅めのネタを挟んで、旧・開智学校の話題に戻ります。開智学校の隣には、こんな洋館?が建っています。 どことなく、昔の「レイトンハウス・マーチ」を思い出させる色合いですね。:) ろう人形の館……ではなくて この建物の正体…

国道 152 号線の旅 (8) 「入館は午後 4 時 30 分までです」

旧開智学校とわたくし(← 昨日に引き続き、「旧開智学校」の写真をご紹介します。 そうか…… まずは、横からの写真です。実は、駐車場からはこの向きに見えます。 何かに似た雰囲気があるなぁ~と思っていたのですが、もしかしたら旧長浜駅舎かも知れませんね…

国道 152 号線の旅 (7) 「シンメトリーになりきれない疑似シンメトリー」

本日もコピペ中心でお送りします うむ。今日は近年まれに見る手抜き記事になりそうです(← シンメトリーになりきれない疑似シンメトリー ちょっと早めに松本市内に入ったので、時間潰し……と言ったら元も子もありませんが、まぁ市内をうろうろしていて、偶然…

国道 152 号線の旅 (6) 「旧開智学校」

ちょっと恥ずかしい事態発生 前後にクルマがいなかったのが幸いでした。安房峠道路の料金所にさしかかったわたくし。安房峠道路は ETC が使えず、また、料金収受ブースは無人です。……うちのクルマは左ハンドル。手を伸ばしても 1000 円札を機械に入れるのは…

国道 152 号線の旅 (5) 「来た、見た、去った(←」

さて、Day 1 最初のチェックポイントとなる白川郷 IC(東海北陸道)にやってきました。これで東海北陸道は全線走破した……筈なんですが……なんか白川郷 IC には初めて来たような印象を受けます。もしかしたら、五箇山 IC から白川郷 IC までは未踏区間だったの…

国道 152 号線の旅 (4) 「よくできたトラック運転手さんの話」

ぎふ大和 IC にてヤマトのバンを見た(← 川島 PA(東海北陸道)で山菜うどんを食べた後は、ひたすら白川郷 IC に向けて北上します。途中、ぎふ大和 IC あたりで「ヤマト」と書かれた緑色のペースカー……じゃなくてバンに先導されたりもしましたが……。 (画像…

国道 152 号線の旅 (3) 「そうだ、松 本、行こう」

そもそも、「そうだ、松 本、行こう」となった経緯から書いておきますと、東海北陸道が全線開通したじゃないですか。そいつを走破しておこうと思ったのですね。で、ついでに「この時期(5 月)の北陸道はいいしなぁ」となって、「じゃあついでに白馬周辺の『…

国道 152 号線の旅 (2) 「切れてる国道」

忘れられた国道 そんなわけで、国道 152 号(アキバ街道)をひたすら南下することを夢見ていたわたくし。しかし、この秋葉街道には 4 つも峠があり、しかもそのうち 2 つは 20 年以上開通する気配無しという……「酷道」という過酷な運命を想起させます。 切れ…

国道 152 号線の旅 (1) 「一枚の写真から」

まずは、一枚の衛星写真をご覧に入れます。Google Earth で表示させたものです(なので、厳密には航空写真も含まれています)。さて問題です。「中央構造線」はどれでしょう? :) 答はこちら。 諏訪湖付近からしか線を引いていないのは、諏訪湖から先はフォ…

「閏月」の謎

「グレゴリオ暦」は、千年以上使われてきた「ユリウス暦」をモディファイしたものなので、当然の事ながらなかなか良くできているように思います。 そういえば「閏月」なんてのもありました ……ふと妙なことに気がつきました。俗に「旧暦」と呼ばれる「太陰暦…

富士は果たして日本一の山だったのか

ふぅーじーはーにぃーっぽーんーいーちーのぉーやまぁー 「アライド富士」関連でびみょうなネタを。千島列島の中でも「北千島」と呼ばれる各島(得撫島と占守島の間)は、確か、千島・樺太交換条約か何かで日本の領土となったと記憶しています。これはセンシ…

アライド富士

メディア人の鑑 イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相が離婚するそうで。70 歳を過ぎてなお世界のメディアにネタを提供し続けてくれた姿勢は、まさにメディア人の鑑だったと言えるのではないかと思います(笑)。いや、あまりにヤバイ発言も多すぎたとは…

わりと感じのいい,たのしい本である!

それでは、昨日にお約束した通り、「知里真志保先生大いに語る」をお送りします。ネタ本は「アイヌ語入門 ─とくに地名研究者のために─」北海道出版企画センターです。 バチラーさんの辞書はいたずら好き まずは、アイヌ語研究の偉大なる先達でもあるジョン・…