Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

道東の旅 2013/春 (258) 「マクドナルドで夕食を」

苫小牧東フェリーターミナルへ 平取町岩知志の某農家さんのお宅を出たのは 18 時を少し回った頃でした。あ、ここにも平取仕様のバス停が見えますね。 十勝とは違って、日高では殆ど雪を見ることは無かったのですが、それでも「なだれ注意報」が発表されてい…

道東の旅 2013/春 (257) 「二度目の振内鉄道記念館」

仁世宇駅の近くでした 道道 638 号「宿志別振内停車場線」で平取町振内に向かいます。豊糠と振内の間の「桂峠」は、平取町内の中でもワイルドな雰囲気が色濃く残る峠で、過去にはキタキツネとご対面したこともありました。 峠を越えると、沙流川南岸の平野部…

道東の旅 2013/春 (256) 「右往左往する道道 71 号」

まだ新冠町でした 新冠町新和というところにやってきました。……写真を整理していて、「あれっ、もう貫気別?」と思ったのですが、いえいえここは新冠町です。 厚別川の支流である里平川に架かる「里平橋」を渡ると、日高町に入ります。「……あれ?」と思われ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (286) 「津別・達媚・活汲」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 津別(つべつ) tu-pet?峰・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 久々の大地名ですね。ソースが豊富なのはありがたい話です。…

アイヌ語地名の傾向と対策 (285) 「ケミチャップ川・木樋・本岐」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ケミチャップ川 kene-cha-p??ハンノキ・刈る・ところ (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 津別町西部の道道 51 号線沿いを流…

道東の旅 2013/春 (255) 「太陽開拓の歩み」

なぜ先行車が? 右折して、道道 71 号を平取に向かいます。こんな言い方をしてしまってはいけないのかも知れませんが、あまり車が通らない雰囲気があるこの道で、なぜか 2 台も先行車があるのはなんか変な感じですね……。 平取までは、まだ 59 km もあります…

道東の旅 2013/春 (254) 「『ケバウ橋』再び」

道道 71 号で平取へ 道道 71 号を静内川に沿って北東へと向かいます。やや逆方向なのですがこればかりは仕方がありません。 道道 71 号はこの先の十字路を左ですね。というわけで左折すると…… 平取まで、あと 64 km です。んー、こうやって見ると結構な距離…

「日本奥地紀行」を読む (49) 日光 (1878/6/23)

引き続き、1878/6/23 付けの「第十信」(本来は「第十三信」となる)を見ていきましょう。 針仕事 イザベラが図らずも参加することになった「子どものパーティ」の主催者(?)の女の子の名前が「ハル」で、ハルの母親が「ユキ」と言う名前です。「パーティ…

「日本奥地紀行」を読む (48) 日光 (1878/6/23)

引き続き、1878/6/23 付けの「第十信」(本来は「第十三信」となる)を見ていきましょう。 罰 イザベラは奥地紀行に旅立つ前に、日光は入町村の学校見学に出かけます。日本の子どもの従順さの影に日本人の国民性を見出すとともに、本来は自由奔放であるはず…

「日本奥地紀行」を読む (47) 日光 (1878/6/23)

今日からは、1878/6/23 付けの「第十信」(本来は「第十三信」となる)を見ていきます。 静かな単調さ イザベラは、これからの奥地紀行の準備を整えるために日光の入町村に十日ほど逗留しましたが、イザベラが入町村を気に入るのには、十日間の逗留は十分過…

アイヌ語地名の傾向と対策 (284) 「ドードロマップ川・ヌッパオマナイ川・メナシュキキン川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ドードロマップ川 tu-utur-oma-p峰・間・そこにある・もの (典拠あり、類型あり) 本日はシルバーウィークに因んでカタカナの川名・…

アイヌ語地名の傾向と対策 (283) 「尻駒別・伊由谷岳・ホロカマハシリ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 尻駒別(しりこまべつ) surku-oma-petトリカブトの根・そこにある・川 (典拠あり、類型あり) 釧北峠のあたりを水源として、フップ…

道東の旅 2013/春 (253) 「一生どうでしょう」

鳧舞 新ひだか町三石の難読地名、鳧舞にやってきました。あ、国道 236 号と国道 336 号は浦河が終点なので、浦河からは国道 235 号(国道 237 号と重複)で静内に向かいます。 「新ひだか町静内」「混 雑 が 予 測 !」とありますね。浦河も結構な都会ですが…

道東の旅 2013/春 (252) 「『要するに馬』の浦河町」

ケバウ橋 国道 236 号「天馬街道」で浦河町にやってきました。ここは浦河町の「西幌別」というところで、左折すると「杵臼」というところに行けるようです。 そのまま直進して南下していったところ、短い橋があったのですが、 ケバブならぬ「ケバウ橋」とい…

道東の旅 2013/春 (251) 「馬横断注意」

スローダウン中 国道 236 号「天馬街道」の「野塚トンネル」を抜けて、浦河町に入りました。 トンネルを抜けるとスカッと晴れ渡っているかと思ったりもしたのですが、雪の状態は相変わらずのようですね。 前を走っていた車なんですが、どうやらずーっと時速 …

道東の旅 2013/春 (250) 「野塚トンネル」

除雪ビフォーアフター 国道 236 号「天馬街道」の豊似トンネルを抜けた先にある「緑雲橋」は、路面がかなり白くなるほどの雪が積もっていたのですが(対向車線)…… 除雪車がひと仕事すると…… 路面はご覧のとおりに。いい仕事しますね! 北勝橋にも雪が降り積…

道東の旅 2013/春 (249) 「除雪車登場!」

十勝地方 なだれ注意報発表中 小雪が舞う中、国道 236 号「天馬街道」で浦河を目指します。路肩の積雪が目立つようになってきましたね。 そして、段々と路面にもシャーベット状の雪が見えるようになってきました。 ここまで来るのに 2,000 km 自宅からここま…

アイヌ語地名の傾向と対策 (282) 「ヤイタイ島・ウグイ川・フップシ岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ヤイタイ島 yay-ni-tay-mosir白楊・の木・林・島 (典拠あり、類型あり) 阿寒湖と言えばとりあえず「マリモ」という印象がありますが…

アイヌ語地名の傾向と対策 (281) 「チクショベツ川・キネタンベツ川・チュウルイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) チクショベツ川 chi-kus-us-pet?我ら・通行する・いつもする・川 (典拠あり、類型あり) 「パンケトー」から「阿寒湖」に向かって流…

道東の旅 2013/春 (248) 「中川一郎記念館」

国道 236 号「天馬街道」へ 広尾町北部の「豊似」というところにやってきました。国道 336 号はここで国道 236 号と合流します。 国道 236 号と国道 336 号の重複区間はわずか 600 m ほどで、すぐに国道 236 号「天馬街道」は右折して山越えに向かうことにな…

道東の旅 2013/春 (247) 「宇宙のまちづくり」

ゾウの遺跡 前回の記事で「『ナウマン象』の化石が発掘されたのが、このあたりなのだそうです」と書いたのですが、よーく考えてみるとナウマン象で有名だったのは「大樹町」ではなく「忠類村」だったのでした。「忠類村」は今はなぜか「幕別町」と合併してし…

道東の旅 2013/春 (246) 「『紀文沼』と『生花苗』」

二級河川十勝川水系? 「湧洞沼」に注ぐ「湧洞川」にかかる「湧洞大橋」(わかりやすい……)にやってきました。北海道の川らしく、川名を記した大きな説明板があるのですが…… これはずり落ちてしまったのか、あるいはわざと下げたのか……。ちなみに「湧洞川」…

道東の旅 2013/春 (245) 「ナウマン国道をゆく」

大津漁港 ということで長節湖を後にして、再び車を走らせます。 来た道をそのまま引き返すのも芸がないので、ちょっと遠回りですが大津漁港を経由することにしました。ということで、海沿いの道を北東に進みます。 このあたりは、十勝川によって運ばれた砂で…

道東の旅 2013/春 (244) 「5 月の長節湖」

5 月の長節湖 豊頃町の「長節湖」にやってきました。同字同名の湖が根室市南部にもある……と記しましたが、そういえば根室のほうは「ちょうぼし湖」という読みもあったような気もします(豊頃は「ちょうぶし湖」)。豊頃の長節湖にはキャンプ場があるせいか、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (280) 「阿寒」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 阿寒(あかん) akam??車輪 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 何を今更……という感じのするメジャーな地名の登場です。メジ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (279) 「花苦志辺川・ハンラコロシュ川・イベシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 花苦志辺川(はなくしべ──) pana-kus-pet??川下のほう・通行する・川 (?? = 典拠なし、類型あり) 弟子屈町西部を流れる鐺別川の支…

道東の旅 2013/春 (243) 「長節湖へ」

あらこんなところに「長節湖」 国道 336 号「ナウマン国道」を広尾に向けて走行中に、こんな案内標識を見かけました。 「長節湖」(ちょうぶし──)と言えば、根室市南部にある海跡湖の名前……だった筈ですが、実はここ豊頃にも全く同字同名の湖があるのです。…

道東の旅 2013/春 (242) 「渡し船国道」

ワイルドだ(ry 国道 336 号(通称「ナウマン国道」)を南西に向かいます。途中で河跡沼から流出している小川にかかる橋があったのですが…… ナウマン国道にかかる「ラッコ橋」。かなりワイルドな感じですね。 渡し船国道 今度は前方に十勝川が見えてきまし…

道東の旅 2013/春 (241) 「それほど謎は無かった『浦幌道路』」

まわれ右 「浦幌道路」の終点で U ターンして、再び「浦幌道路」を南西に向かいます(どれだけ「浦幌道路」が好きなんだ……(汗))。 「滝の沢川」のあたりで旧道が見えました。旧道と「浦幌道路」は、滝の沢川に橋をかける代わりに川自体を埋め立ててしまっ…

道東の旅 2013/春 (240) 「十勝太ロラン航路標識事務所」

浦幌十勝川 国道 336 号「浦幌道路」を終点に向かって走ります。起点?から 3 km ほど走ったところで、「浦幌十勝川」にかかる橋が見えてきました。「浦幌大橋」と言うのだそうです。 前方に先行車が見えていたのは……これです。黒光りする巨大な何かを積んで…