Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アイヌ語地名の傾向と対策 (521) 「メップ川・トプシナイ川・ペケンナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) メップ川 mem-pet??泉池・川net-pet???漂木・川 (?? = 典拠なし、類型あり)(??? = 典拠なし、類型未確認) JR 室蘭本線の竹浦駅の…

三江線各駅停車 (終) 「江津」

三江線の全線廃止まで、ついにあと一日となってしまいました。そして、なんともタイミングの良いことに(一回分調整したよね)426D も終点の江津に到着しました。 江津駅(ごうつ──) 今更ですが、三江線の「三」は「三次」を、「江」は「江津」を意味します…

三江線各駅停車 (55) 「新江川橋」

三江線の全線廃止まであと二日となってしまいましたが、まるで計算したかのように 426D も終点の江津が見えてきました。「計算したんじゃないの~」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょうど先週あたりに気づいて「うわ、すげぇ」と驚いていた…

三江線各駅停車 (54) 「江津本町」

三江線は、県道の「三江線」こと県道 112 号「三次江津線」の横を走ります。県道の写真はあまり撮影していなかったのですが、雰囲気を掴む上で良さそうな写真が出てきました。 センターラインの無い道で、ガードレールもいい感じに錆が出ています。このあた…

三江線各駅停車 (53) 「千金」

江津行きの 426D は、江の川に寄り添うように西に向かって走ります。手前に県道 112 号「三次江津線」も見えていますが、車の姿は滅多に見かけないような……。 千金駅(ちがね──) 三江線の線路は、一瞬江の川沿いから離れて、短いトンネルを通ります。トンネ…

三江線各駅停車 (52) 「川平」

江津行きの 426D が川戸を出発しました。川と線路の間の土地は建設資材置き場になっていました。 程なく三江線は山と川の間の限られたスペースを走ることになります。このあたりでは手前に県道 112 号「三次江津線」(!) のガードレールが見えますが、この県…

アイヌ語地名の傾向と対策 (520) 「オモンベツ川・倶多楽湖・クッタリウス川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) オモンベツ川 o-mu-un-pe河口・塞がる・そうである・もの (典拠あり、類型あり) 白老町の「虎杖浜」の西を「アヨロ川」という川が流…

アイヌ語地名の傾向と対策 (519) 「ポントコ山・クスリサンベツ川・カルルス温泉」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ポントコ山 pon-tokom小さな・小山 (典拠あり、類型あり) サトオカシベツ川の上流部の東側にある山の名前です。アイヌは、川につい…

三江線各駅停車 (51) 「川戸」

田津駅を出発すると、数分ほどで江の川のすぐ横を走るようになります。随分と向こうのほうに立派な橋が見えてきましたが、あの橋は「桜江大橋」という名前で、川戸駅の駅前通りでもあるようです。 江津行き 426D は、田津駅から次の「川戸駅」までを 12 分ほ…

三江線各駅停車 (50) 「田津」

石見川越から次の「田津」までは 3.0 km の道のりです。ん、鉄道の場合でも「道のり」でいいんでしたっけどうでしたっけ。 田津駅(たづ──) 江津行き 426D は定刻どおりに田津駅に到着しました。 田津駅の開業は 1949 年(昭和 24 年)とのこと。鹿賀駅と開…

「日本奥地紀行」を読む (新潟での伝道に関するノート (3))

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」("Unbeaten Tracks in Japan")には「完全版」と「普及版」がありますが、「普及版」は「完全版」からいくつかのエピソードがカットされています。「新潟での伝道に関するノート」もカットされたエピソードのひとつです…

三江線各駅停車 (49) 「石見川越」

鹿賀から、次の「石見川越」までは 3.5 km ほど離れていて、三江線のディーゼルカーはこの区間を 7~8 分ほどで走ります。表定速度は約 28 km/h ということになりますが……まぁ、こんなものですよね。 石見川越駅(いわみかわごえ──) 進行方向右側に郵便局が…

三江線各駅停車 (48) 「鹿賀」

因原を出発した三江線は、ほぼ 90 度近く向きを変えて、今度は西に向かいます。右手にこれから走る線路が見えているのですが……えっ? ええっ? 因原と鹿賀の間で撮影したものではありませんが、似たような構造の場所がほかにもあったので、そこで撮影した写…

アイヌ語地名の傾向と対策 (518) 「岡志別川・サトオカシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 岡志別川(おかしべつ──) o-kas(-un)-pet川尻・小屋(・ある)・川 (典拠あり、類型あり) 知里さんと山田秀三さんの共著である「幌…

アイヌ語地名の傾向と対策 (517) 「幌別・来馬川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 幌別(ほろべつ) poro-pet大きい・川 (典拠あり、類型あり) 登別市の中心地(市役所がある)で、同名の駅もあります。というわけで…

三江線各駅停車 (47) 「因原」

江津行き 426D は、定刻どおりに石見川本を発車しました。次の停車駅は「因原」です。 三江線は、引き続き江の川の左岸を走ります。 因原駅(いんばら) 石見川本から 6 分ほどで、因原駅に到着しました。 因原駅は、かつては列車の交換可能な駅でした。しか…

三江線各駅停車 (46) 「石見川本・その6」

石見川本からは、13:43 発の江津行き 426D に乗車します。あれっ、いつの間にか「三江線 PR キャラクター」の「石見みえ」嬢が改札の中に移動していますね。仕掛け人(ぉぃ)は……観光協会のお兄さんとお姉さんでしょうね。 そして、まだ出発には 40 分近くあ…

三江線各駅停車 (45) 「石見川本・その5」

石見川本駅の話題をもう少し続けます。「石見川本駅」の文字が実に味わい深いのですが、書の心得のある方の手になるものだったでしょうか。 ちなみに駅舎の前にはなんと池までありました。水が抜かれていたのは惜しい限りです。 観光協会のお兄さんと 川本町…

三江線各駅停車 (44) 「石見川本・その4」

石見川本駅に戻ってきました。江津行き 426D の出発まではあと 40 分以上ありますが、人の少ないうちに色々と見ておこうかな……ということで。 よーく見ると、写真の左側、建物の 2F からワイヤーのようなものが張ってあるのですが…… もう少し左のほうを眺め…

三江線各駅停車 (43) 「石見川本・その3」

「昼飯を求めて三千里」のコーナーです(いつの間に)。川本町の街中を十数分ほどウロウロしていると…… 何やらいい感じの路地に入りました。なんと中国新聞社の「川本支局」とあります。新聞社の支局があるほどの街なんですね。 広島流お好み焼き「かんちゃ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (516) 「富岸」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 富岸(とんけし) to-un-kes?沼・入る・末端to-um-kes?沼・尻・末端to-hon-kesi?沼・腹・末端 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり…

アイヌ語地名の傾向と対策 (515) 「鷲別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 鷲別(わしべつ) has-pet?柴・川chiw-as-pet?波・立っている・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 岬の名前で、また JR 室蘭…

三江線各駅停車 (番外編) 「おおなんバス」

三江線で三次から江津に向かっていましたが、途中の石見川本で 94 分の待ち時間ができました。ということで、昼食どころを探す旅に出ることになりました。 県道 31 号を歩いていると、邑南町のバス「おおなんバス」とすれ違いました。邑南町と言えば口羽駅・…

三江線各駅停車 (42) 「石見川本・その2」

12:09 に石見川本に到着しましたが、次の江津行き 426D は 13:43 発です。ということで…… お昼ごはんを食べに行きましょう。ちょうど都合の良いことに、駅前で川本町観光協会のお兄さんとお姉さんが「川本町探索マップ」を絶賛配布中でした。このビッグウェ…

三江線各駅停車 (41) 「石見川本・その1」

424D の終点である石見川本駅にやってきました。 例のアレ「八幡」 ということで早速ですが「例のアレ」こと「三江線神楽愛称駅名」です。石見川本の「例のアレ」は「八幡」(はちまん)とのこと。……まさか「製鉄」というオチじゃないでしょうね。 「ぶらり…

三江線各駅停車 (40) 「三江線神楽号」

石見川本行き 424D は、定刻通りに木路原を出発しました。次が 424D の終点の「石見川本」です。 江の川は、このあたりで S 字トラップのような流れ方をしています(もう少しマシな言い方はできないのか)。南に向かって流れていた筈が、ここで一転して西北…

三江線各駅停車 (39) 「木路原」

竹駅を出発すると、3 km ほどで次の「木路原」です。ついに美郷町を脱出して、お隣の川本町に入ります。 川向いに「市井原」の集落が見えます。ここはギリギリ美郷町ですね。 まさかの「建売住宅」 南西から西に向かって走っていた三江線は、川の流れに沿う…

アイヌ語地名の傾向と対策 (514) 「母恋・茶津町・イタンキ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 母恋(ぼこい) pok-o-iホッキ貝・多い・ところ (典拠あり、類型あり) 室蘭の中心街(市役所があるあたり)の東隣の地名です。室蘭…

アイヌ語地名の傾向と対策 (513) 「チャラツナイ・チキウ岬(地球岬)・トッカリショ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) チャラツナイ chararse-nay滑るように流れる・沢 (典拠あり、類型あり) 「チャラツナイ」は、地理院地図によると、新富町二丁目の南…

三江線各駅停車 (38) 「竹」

乙原から川沿いを南西に 2.2 km ほど進むと、次の「竹」です。石見川本行きの 424D は、この区間を 4 分ほどで駆け抜けます。そろそろ正午になろうかという時間になってきました。 竹駅(たけ──) 竹駅のホームが見えてきました。ここも明塚駅と同じく一面一…