Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (23)「津波に敷かれて」

山陰本線の「宇賀本郷駅」の近くを通り過ぎ、国道 191 号を更に北西へと向かいます。国道は山陰本線をオーバークロスして、再び海側を通るようになりました。 海岸線にぴったりと寄り添う形で国道が通り、すぐ横を山陰本線の線路が通っています。線路が一段…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (22)「犬鳴岬」

「絶景の千本鳥居」のある「福徳稲荷神社」の横を通り過ぎ、国道 191 号を更に北上します。雲が晴れてきた上に順光という、この上ないシチュエーションになってきました。 読みが謎な「犬鳴岬」 今度は道路の左側になにやら四角い案内が。 ここは「下関市豊…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (21)「絶景の千本鳥居」

国道 191 号を北上して角島大橋を目指します。吉見駅と梅ヶ峠駅の間で国道は山陰本線の下をくぐって線路の東側(内陸側)に移動です。 実は本州最西端の駅らしい「梅ヶ峠駅」の近くまでやってきました。 本州最西端の「梅ヶ峠駅」(うめがとう──)ですが、ご…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (20)「反対!反対!危険を招く!」

下関市の「安岡」というところにやってきました。国道 191 号はここで一気に 60 度ほど右に曲がります。 民家の軒先にでかでかと「風力発電 反対!」と書かれた看板が建てられていました。何による健康被害を気にしているのか、肝心のところが見えませんが………

アイヌ語地名の傾向と対策 (601) 「ニセイパロマナイ川・温根別・オロウエンベツ川・シュルクタウシベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ニセイパロマナイ川 nisay-par-oma-nay峡谷・入口・そこに入る・川 (典拠あり、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (600) 「チューブス川・犬牛別川・イパノマップ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 チューブス川 chutchup-us-iとくさ・多くある・もの (典拠あり、類型あり) 士別…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (19)「67 年後の復活劇」

下関市稗田(ひえだ)というところにやってきました。稗田と言えばやはりアレでしょうか(下関との関係は特に無さそうですが)。右折すると新幹線の新下関駅に行けるようです。新幹線のアイコンは今でも団子っ鼻の「0 系」なんですね。 山陰本線・綾羅木駅に…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (18)「本州に上陸!」

国道 2 号「関門国道トンネル」を抜けて、本州側の下関にやってきました。左右の擁壁のペインティングは波をイメージしたものでしょうか。いかにも「海底トンネル」という感じがしていいですね。 そして、トンネルを抜けた直後にいきなりルート選択を迫られ…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (17)「関門国道トンネルの謎の数字」

門司港にやってきました。「都市高速」こと「北九州都市高速道路 4 号線」に向かうには右折で、関門橋に向かう「門司港 IC」へは国道 3 号を斜め右です。「関門国道トンネル」へも国道 3 号を斜め右ですね。 ということで、あわてて右折車線に移動して、斜め…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (16)「日本で四番目に短い国道」

小倉の砂津から、国道 3 号で門司港に向かいます。左手に門司駅……だそうですが、このアングルでは駅舎は見えませんね……。 「門司駅」が現在の位置に移転したのは関門トンネルが開通した後のことで、元々は現在の「門司港駅」が「門司駅」でした。門司港駅は…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (15)「西鉄北九州線」

国道 3 号を門司方面に進み、「砂津」交叉点にやってきました。謎に広い交叉点ですが、なんでこんなに広いんでしょう。 西鉄砂津バスセンター 本来は「砂津」交叉点を右折する必要があったのですが、右折する必要があったことに気が付かず、そのまま直進して…

アイヌ語地名の傾向と対策 (599) 「多寄・真狩・オーツナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 多寄(たよろ) tay-oro-oma-p林・その中・そこに入る・もの(川) (典拠あり、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (598) 「エペウンナイ川・クマウシュナイ川・トーフトナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 エペウンナイ川 yupe-un-nay?チョウザメ・いる・川ipe-un-nay?食物・ある・川 (?…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (14)「101 年後の『小倉裏線』跡」

JR 日豊本線をアンダーパスして、更に北に向かいます。前方にモノレールの「片野駅」が見えてきました。またしてもモノレールの工事のために車線が規制されるようですが…… 丁寧にお願いされてしまうと、「しゃーねーなー」と思えてきますよね。 この手の案内…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (13)「いいところもある、悪いところもある」

北九州市小倉南区の「桜橋北」交叉点にやってきました。小倉駅に向かう「北九州モノレール」が右から合流します。 モノレールの駅(徳力嵐山口駅)は道路の真上にあります。階段を上り下りすることを考えるとあまり床を高くしてしまうのは得策ではないので、…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (12)「金辺峠から徳力へ」

「動物注意」の国道 322 号バイパスで小倉に向かいます。国道 322 号バイパスと言えば片側 2 車線のめっちゃ快適な道……の筈なのですが、採銅所から金辺峠までの間、すなわち香春町側は片側 1 車線のままでした。 左手に国道 322 号(現道)が見えてきました…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (11)「動物注意」

巨大なセメント工場にほど近い「香春」交叉点に戻ってきました。ここからは国道 322 号(例の「すばら!」な道です)を戻って、今度は小倉に向かいます。小倉、すなわち「北九州」は右折ですね。 金辺川(きべ──)にかかる「清瀬橋」に戻ってきました。北九…

「日本奥地紀行」を読む (食べ物と料理に関するノート (1))

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在します。今日からは、「普及版」では完全にカットされた「食べ物と料理に関するノート」を読んでゆきます。 改…

アイヌ語地名の傾向と対策 (597) 「風連・忠烈布川・初茶志内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 風連(ふうれん) hure-pet赤い・川 (典拠あり、類型多数) JR 宗谷本線の名寄駅…

アイヌ語地名の傾向と対策 (596) 「ピヤシリ山・九度山・朱屋朗山・チャトモナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ピヤシリ山 piye-sir?あの小石・山pitche-sir??剥げている・山 (? = 典拠あるが…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (10)「山も削れば平らになる」

かつての「国鉄添田線跡」を全線走りきった後、県道 204 号「田川犀川線」を東に向かいます。田川市を抜けて、この先は田川郡香春町に入ります。 勾金(まがりかね)駅 気がつくのが遅れたため肝心要の駅舎が写っていませんが、平成筑豊鉄道田川線の勾金駅の…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (9)「油須原線跡」

油須原線の「彦山川橋梁」をしっかりと見物して、再び車に戻ってきました。山間部から平野部に戻ってきたこともあり、外気温は +3 ℃ まで上がってきました。 冬の朝らしいどんよりとした空の下、添田線跡を再び北に向かいます。 油須原線跡 添田線跡の道は、…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (8)「油須原線・彦山川橋梁」

デイリーヤマザキの交叉点で県道 34 号「行橋添田線」を右折して、再び添田線の跡に入りました。一直線の道に立体交差という、いかにも線路跡らしい区間です。 左手に、彦山川にかかる鉄道橋跡?が見えてきました。往路でも気になった場所でしたので、帰る前…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (7)「です」

県道 52 号「八女香春線」を北上します。豊前桝田駅を過ぎたあたりで JR をオーバークロスしたので、ここから先は左側が JR 日田彦山線です。 線路の右側に、次の駅名が表示されたプレート(そう言えば、正式名称は何と言うんでしょうね)が見えてきました。…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (6)「ICE ALERT」

悲しい事故の記憶をひっそりとその名に留めていた「爆発踏切」にて、しばらくは列車の通ることのない線路を眺めます。この先 2.3 km ほどのところに、同じく火薬庫として使用された「吉木トンネル」(現在は「深倉トンネル」)があります。 踏切の東側にも勿…

アイヌ語地名の傾向と対策 (595) 「名寄・内淵・ラカン川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 名寄(なよろ) nay-or谷・のところ (典拠あり、類型あり) 道北の都市の名前で…

アイヌ語地名の傾向と対策 (594) 「ウシネビラ川・ユニナイ沢川・下川ペンケ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ウシネビラ川 ut-ne-pira???肋骨・のような・崖 (??? = 典拠なし、類型未確認) …

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (5)「爆発踏切」

国道 500 号を離れて、深倉川にかかる道路橋に向かいます。 国道 500 号との合流点には若干のスペースがある……ように見えますが、ここに車を停めてしまうと国道への合流の邪魔になりますから、駐停車は厳禁です。 深倉川にかかる道路橋を渡ります。わずかに…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (4)「深倉川沿いを歩く」

彦山駅です。英彦山観光の玄関口として、かつては相当な賑わいを見せたであろう風格を感じますね。昨日の記事でも触れましたが、残念ながら 2019 年 1 月現在も日田彦山線の添田~夜明間は運休が続いているため、現時点では彦山駅に列車が来ることはありませ…

冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (3)「彦山駅へ」

添田駅のすぐ北側にやってきました。現在の「日田彦山線」の前身である「田川線」が添田まで延伸した時は、現在の「西添田駅」が「添田駅」でした。現在の「添田駅」は小倉鉄道(一部区間は後の添田線)の駅として開業し、田川線が延伸して乗り入れる形とな…