Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (65) 「消えた『道央道』」

前方に T 字路が見えてきました。このまま道道 97 号「豊浦京極線」を進む場合は右折、道道 285 号「豊浦洞爺線」で洞爺湖方面に向かう場合は左折です。 今回は素直に左折して、洞爺湖方面に向かいます。道道 285 号「豊浦洞爺線」に入りました。 正面に山が…

アイヌ語地名の傾向と対策 (759) 「馬追・レブントン川・ウオロッチ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 馬追(うまおい) maw-o-iはまなすの実・多くある・ところ (典拠あり、類型あり)…

アイヌ語地名の傾向と対策 (758) 「オルイカ川・チプニー川・ホカンカニ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 オルイカ川 o-{ru-ika}河口・{丸木橋} (典拠あり、類型あり) 陸上自衛隊東千歳…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (64) 「そして押ボタン信号が残った」

道道 97 号「豊浦京極線」を南に向かい、洞爺湖町に入りました。手前で煙を上げているのが有珠山だとすると、羊蹄山と中島をこのアングルで眺めるのは不可能な気もするんですよね……(カントリーサインにツッコむのは無粋では)。 厳密には、貫気別川を渡った…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (63) 「真狩川のオショロコマは世界に一つ」

「熱唱 細川たかしの像」は、真狩村の真狩河川公園にあります。熱唱する細川さんのちょい東側にはこんな看板がありました。 「一般河川尻別川水系真狩川」と題されたもので、「オショロコマからのメッセージ」が記されています。「真狩川のオショロコマは世…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (62) 「熱唱!細川たかしの像」

道道 66 号「岩内洞爺線」を西に向かい、真狩村に入りました。真狩村は未踏の市町村のひとつだったんですが、国道も高速道路も鉄道も通っていないので、どうしても通過するチャンスが限られるんですよね。 道道 230 号「三ノ原ニセコ線」が分岐し、道道 97 …

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (61) 「道のふもと」

喜茂別から国道 230 号の坂を登って、留寿都村に入りました。山と観覧車とハンググライダーという、いかにも浮世離れした題材が目を引きます。 前方正面に山が見えてきました。雪がところどころ残るこの山は「橇負山」で、ルスツリゾートスキー場のゲレンデ…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (60) 「道を下りたところ」

喜茂別町留産にやってきました。「留産」は ru-o-san-i で、留寿都からの峠道を下りてきたところ、でしたね。 国道 276 号は「留産橋」で尻別川を渡って、尻別川の西側にやってきました。羊蹄山・尻別岳のある側ですね。「比羅岡」という字が面白いなぁと思…

アイヌ語地名の傾向と対策 (757) 「勇舞・メムシ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 勇舞(ゆうまい) i-oma-i?アレ・そこにある・川 (? = 典拠未確認、類型多数) J…

アイヌ語地名の傾向と対策 (756) 「ユウナイ川・ウクルメ川・ベサ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ユウナイ川 nu-un-nay?豊漁・ある・川yu-nay?湯・川 (? = 典拠あるが疑問点あり…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (59) 「直進できる T 字路」

道道 784 号「黒橋京極線」を西に向かい、国道 276 号との交点まで戻ってきました。道道 784 号はこの交叉点が終点です。 交叉点を左折して、国道 276 号に戻りました。倶知安駅前行きの道南バスとすれ違います。 直進できる T 字路 国道 276 号は、京極郵便…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (58) 「脇方支線の跡を探して」

うっかり道道 784 号「黒橋京極線」に入ってしまったので(嘘くさいな)、そのまましばらく東に向かって走ってみることにしました。 「この道路は中山峠方面へは通り抜けできません」とあります。よーく見ると「不通区間 京極町脇方 - 喜茂別町黒橋 10 km」…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (57) 「仕事を選ばないあの方」

倶知安町を抜けて、お隣の京極町に入りました。「京極」はこの地を開拓した「京極子爵」に由来するとのこと。 国道 276 号は引き続き羊蹄山の麓を走ります。ただ、羊蹄山と国道の間に尻別川が流れているので、羊蹄山の麓という感覚はあまりありません。 ほぼ…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (56) 「虻田郡倶知安町」

国道 5 号の「倶知安峠」を越えて、倶知安町に入ります。 この先、右側に「北海道スピードパーク」というサーキットがあった……のですが、残念ながら 2012 年に閉鎖されてしまったとのこと。スキー場とサーキットは、21 世紀になってから閉鎖されるところが多…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (55) 「島付内橋・瀬戸世橋」

共和町の東部、国道 5 号が通っている「国富」にやってきました。鉱山があった集落、でしたね。それは良いとして、左に見える鉄塔らしきものが途中で切れているように見えるのが気になりますね……(耐用年数の過ぎた「火の見櫓」とかだったりして?)。 道路…

アイヌ語地名の傾向と対策 (755) 「幌美内・シリセツチナイ川・紋別岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 幌美内(ほろびない) poro-pin-nay?大きな・傷・川 (? = 典拠あるが疑問点あり…

アイヌ語地名の傾向と対策 (754) 「ニナル川・フレナイ川・オコタンペ湖」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 ニナル川 ninar-{si-tu}-oma-nay??川岸の平地・{山の走り根}・そこに入る・川 (?…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (54) 「泊原発はいりません」

泊村と共和町の境界にほど近いところにある「原子力 PR センター『とまりん館』」を退出して、駐車場に戻ってきました。時間は 13 時を少し回った所です。 もう一度共和町へ 駐車場を出発して国道 229 号に戻ると、ほどなく共和町に入ります。厳密には共和町…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (53) 「消えた IH クッキングヒーター」

「とまりん館」の 2F から、吹き抜け構造の「アトリウム」を眺めます。暦の上では平日ということもあってか、がらんとしています。 「原子力情報公開コーナー」というスペースにやってきました。名前だけを見ると物々しい雰囲気がしますが、漫画や絵本、児童…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (52) 「原子力展示・地域展示」

泊村にある「原子力 PR センター『とまりん館』」の 1F にある「原子力展示」を見ています。「放射性物質を閉じ込める 外部遮へい壁」とありますが、「蔽」の字は 2010 年まで常用漢字では無かったからか、ひらがなで表記されていました。 まぁ、読める人は…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (51) 「オリエンテーションホール、再び」

泊村にある「原子力 PR センター『とまりん館』」をほぼ 6 年ぶりに再訪問しました。1F の「科学展示」と「原子力展示」の間には回廊があるのですが…… 回廊の横には「オリエンテーションホール」がありました(現在は休止中とのこと)。 ちなみにこちらの「…

「日本奥地紀行」を読む (107) 山形(山形市)~村山(村山市) (1878/7/15)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在します。今日は引き続き、普及版の「第十九信」(初版では「第二十四信」)を見ていきます。 製糸工場 山形でイ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (753) 「美笛・モンルン美笛川・ソウオン美笛川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 美笛 pi-puy??石・岬 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 支笏湖の西南西…

アイヌ語地名の傾向と対策 (752) 「知床川・幌内」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 知床川(しれとこ──) sir-etok大地(山)・先端 (典拠あり、類型あり) 「白老…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (50) 「とまりん館、再び」

泊村にある「原子力 PR センター『とまりん館』」にやってきました。前回の訪問は 2010 年 8 月でしたから、ほぼ 6 年近く経ってからの再訪問となります(前回の訪問は「震災前」、今回は「震災後」です)。 この「とまりん館」には、原子力発電の PR スペー…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (49) 「岩内町・共和町・泊村・神恵内村」

展示室の出口近くには「パンフレットコーナー」があり、「原子力環境だより」などのパンフレットが並べられていました。そして「さよなら また来てね!」との文字が。地元の小中学生が社会見学の一環として訪れることが多いのかな、と想像したりします。 2011…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (48) 「広報展示室」

「北海道原子力環境センター」(共和町)の 2F には「広報展示室」があります。 モモンガが飛び交う(多分それは無い)広報展示室には、階段を右に向かって上がるのが順路のようです。 階段を上がった先には……おっ。「これより先 関係者以外はご遠慮ください…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (47) 「北海道原子力環境センター、再び」

毎度おなじみ「とまりん館」の前を通過して、共和町に入りました。 共和町に入って最初の信号である「環境センター前」交叉点も直進して…… あれれ? この先の行程を考えると、時間に余裕がありそうなので、「北海道原子力環境センター」に立ち寄ってみること…

春の道北・船と車と鉄道で 2016 (46) 「おなじみの右バンク」

国道 229 号の「兜トンネル」を抜けて、泊村南部にやってきました。真正面に真っ白な山が見えますが、羊蹄山……ですね! 泊村から羊蹄山が見えるというのは、良く考えたら当たり前かもしれませんが、ちょっと意表を突かれました。 「除雪車旋回場」にしては立…

アイヌ語地名の傾向と対策 (751) 「カバユサンナイ川・壮珠内川・コノエオサレベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 地図をクリックしたら地理院地図に飛べたりします。 カバユサンナイ川 kama-{e-san}-nay?平岩・{岬}・川 (? = 典拠あるが疑問点あり…