Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

二海郡八雲町

アイヌ語地名の傾向と対策 (489) 「ブイタウシナイ川・シラリカ川・黒岩」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ブイタウシナイ川 puy-ta-us-nayエゾノリュウキンカの根・掘る・いつもする・沢 (典拠あり、類型多数) JR 函館本線・鷲ノ巣信号場の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (488) 「サックルベツ川・ピラマントウシナイ川・キムンタップコップ岳・トワルタップコップ岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) サックルベツ川 sak-ru-pet夏・路・川 (典拠あり、類型あり) トワルベツ川の支流の名前です。トワルベツ川と同様、下流部では著しい…

アイヌ語地名の傾向と対策 (487) 「トワルベツ川・エカシナイ川・クオペタヌ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) トワルベツ川 tuwar-pet生ぬるい・川 (典拠あり、類型あり) 遊楽部川の北支流の名前です。トワルベツ川と、その更に支流となるサッ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (486) 「ペンケルペシュベ川・キソンペタヌ川・セイヨウベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ペンケルペシュベ川 penke-ru-pes-pe川上・道・沿って下る・もの (典拠あり、類型多数) 遊楽部川の南支流の名前です。道道 42 号「…

アイヌ語地名の傾向と対策 (485) 「ハシノスベツ川・常丹・砂蘭部川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ハシノスベツ川 {has-inaw}-us-pet{枝つきのイナウ(木幣)}・多くある・川 (典拠あり、類型あり) 八雲駅の南に「航空自衛隊八雲駐…

アイヌ語地名の傾向と対策 (484) 「山越・ブュウヒ川・奥津内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 山越(やまこし) yam-uk-us-nay栗・拾う・いつもする・沢 (典拠あり、類型あり) 野田生(のだおい)と八雲の間にある地名です。59 …

アイヌ語地名の傾向と対策 (483) 「入沢・望路川・釜別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 入沢(いりさわ) i-ru-e-san?アレ・足跡・そこから・浜へ出るi-ru-o-sar?アレ・足跡・そこにある・葭原 (? = 典拠あるが疑問点あり…

秋の道南・奥尻の旅 (134) 「ロコツ!」

国道 5 号を北上して、この日のゴール(あれ、どこでしたっけ?)を目指します。 青い空、白い雲…… 国道 5 号は JR 函館本線と並走して「山崎」のあたりを通過します。「山崎」というのは確か意訳地名で、山の尾根が岬のように張り出した地形を表していたか…

秋の道南・奥尻の旅 (133) 「国道 277 号 終点」

国道 277 号の「雲石峠」を抜けて、八雲に向かいます。 川の名前は「鉛川」ですが、見た目はとても美しい川ですね。何ゆえに「鉛川」なのか、ちょっと気になるところです。本当に鉛の成分が多いんだったら、それはそれで面倒ですが……。 清流建岩橋 せたな町…

秋の道南・奥尻の旅 (132) 「雲石峠 頂上」

雲石トンネルを抜けて、更に坂を駆け上がること 2 分ほど。左右の崖をカットした直線を進むと…… なんと、ここが雲石峠の頂上でした。標高 427 m とあります。 雲石峠の頂上は緩やかな左カーブになっています。右側に駐車スペースがあるので、もしかしたらビ…

秋の道南・奥尻の旅 (131) 「雲石峠 9 合目」

八雲と熊石を結ぶ「雲石峠」(うんせき──)の話題を続けます。6 合目(旧道)を通過した後、現道と合流しました。前方に「雲石トンネル」が見えてきましたが…… トンネルのちょい手前に「雲石峠 7 合目」の案内標識が。いやー、4 合目以降は皆勤賞ですね。も…

秋の道南・奥尻の旅 (130) 「雲石峠 6 合目」

熊石と八雲を結ぶ「雲石峠」を登ります。ここも現在は切り替え済みで廃道になったところ……だと思います。 再び、木立に囲まれた何の変哲もない山道の写真ですが…… 「雲石峠 5 合目」の案内標識が出ていました。雲石峠の標高は 427 m だそうですから、このあ…

秋の道南・奥尻の旅 (129) 「雲石峠 4 合目」

国道 277 号に入りました。これから雲石峠を越えて八雲に向かいます。いや、今いるところも八雲町なんですけどね(お約束)。 八雲までは(しつこい)33 km なんですね。これを「33 km もある」と考えるか「33 km しか無い」と考えるか……まぁ、普通は前者で…

秋の道南・奥尻の旅 (128) 「命 大切」

せたな町大成区の最南端・長磯にやってきました。このあたりが旧・熊石町ではなく旧・大成町なのは歴史的経緯があるのでしょうけど、ちょっと不思議な感じもします。 現に、熊石との町境の前後にも建物が並んでいます。集落の中の町境ですが、これ、実は「檜…

アイヌ語地名の傾向と対策 (450) 「折戸・スルカイ岳」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 折戸(おりと) 和名?「降りる・処」 旧・熊石町の南端にある地名で、相沼内川の向こうは「熊石相沼町」です。「折戸」も正確には「…

アイヌ語地名の傾向と対策 (449) 「見日・人住内川・相沼」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 見日(けんにち) kene-us-iハンノキ・多くある・もの(川) (典拠あり、類型あり) 八雲と八雲町熊石を結ぶ「雲石峠」という峠があ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (448) 「関内・熊石・平田内川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 関内(せきない) supki-nay茅・沢 (典拠あり、類型あり) 熊石町(今は合併して八雲町熊石ですが)最西端の集落の名前で、同名の川…

秋の道南・奥尻の旅 (115) 「せたな町大成区」

熊石町……あ、間違えた(素で間違えました)。八雲町熊石の最西端に位置する「ポンモシリ岬」にやってきました。 ポンモシリ岬で R120 くらいのカーブを右に曲がると…… 集落が見えてきました。そして、 ここから「せたな町」に入ります。せたな町大成、かつて…

秋の道南・奥尻の旅 (114) 「雲石、うんせき、くもいし?」

熊石の国道 229 号を北西に向かいます。前方に、国道 277 号との交叉点が見えてきました。右折すると国道 277 号で、雲石峠を越えて八雲に出ることができます。案内標識に「長万部」と出ているのは、現在地である熊石も八雲町内だからですね。 そう言えば、…

秋の道南・奥尻の旅 (113) 「円空上人滞洞跡」

乙部町豊浜から、更に北上して八雲町熊石に向かいます。前方にトンネルが見えてきましたが……あれ、二つある!? 左側に見えた、いかにもクラシックな感じのするトンネルは旧道のようで、現在は通行止めのようでした。ということで「豊浜トンネル」に入ります…

函館~根室 各駅停車の旅 (10) 「鷲ノ巣・山崎・黒岩・北豊津・国縫・中ノ沢・長万部」

長万部行きの 2843D は 16:51 に八雲駅に到着しましたが、ここは日没の早い北海道、外がかなり暗くなってきました。 というわけで、ここまでは停車した駅すべてで写真を撮ってきましたが、全駅撮影はここで諦めることにしました。 鷲ノ巣駅(H53) 鷲ノ巣(…

函館~根室 各駅停車の旅 (9) 「本石倉・石倉・落部・野田生・山越・八雲」

本石倉駅(H59) 石谷駅を発車すると、5 分ほどで次の本石倉駅に到着です。この駅は、もともとは 1944 年に信号場として開設されたのが始まりで、1948 年に仮乗降場に昇格。ところが 1964 年に旅客扱いが廃止されて信号場に逆戻りしてから、1973 年に再度仮…

アイヌ語地名の傾向と対策 (55) 「野田生・落部・茂無部・森」

だんだんと函館に近づいてきたので、難易度も上がるかと思いきや、本日は意外と簡単な内容でまとまりました。さぁどうぞ! 野田生(のだおい) nup-tay?野・林 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 地名としては、駅の名前にもなっている「野田生」がメ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (54) 「瀬棚・真駒内川・太櫓川・遊楽部川」

はい、本日もマニア向けの話題でお届けします(←)。いつか書籍化するのが夢です(←← 瀬棚(せたな) seta-nay?犬・沢 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 今では、全国的に悪名高い市町村合併のおかげで「せたな町」になってしまいましたが、もともと…

北海道・東北の旅 2010/夏 (114) 「さまよえる関西人、大いにさまよう」

「三航北国日誌」第 114 回です。本日は「さまよえる関西人」の本領を発揮する内容でお届けします。 通行止の見本市 えーっと、「せたな」から「八雲町熊石」を経由して「江差」に向かう予定だったわけですが、あろうことか、あちこちで通行止めが見本市状態…

北海道・東北の旅 2010/夏 (113) 「今度は本気で通行止!」

「三航北国日誌」第 113 回です。本日は、めくるめくスペクタクル満載でお届けします(← 嵐の前の静けさ 後志西部の「島牧村」を抜け、檜山北部の「せたな町」にやってきました。この日は「大雨警報」、あるいは「大雨洪水警報」が発表されるような「大荒れ…