Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

勇払郡むかわ町

日高本線各駅停車 (34) 「浜田浦」

鵡川駅で苫小牧行き 2236D に乗車します。 【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。 キハ 40 のステップがありがたい……というか、これが…

日高本線各駅停車 (33) 「鵡川 その2」

静内から列車代行バスに揺られること 1 時間 40 分ほどで鵡川駅に到着しました。苫小牧行き 2236D の乗換には 6 分しか時間が無いので(実際にはバスが 2 分早着したので 8 分でしたが)、急いで口で……じゃなくて駅構内に向かいます。 【ご注意ください】こ…

日高本線代行バスで各駅停車 (32) 「鵡川」

鵡川行き列車代行バスは潮見駅を出発して、国道 235 号に戻ってきました。向こうからやってきたのは道南バスの「高速ペガサス号」でしょうか……? 【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実施状況…

日高本線代行バスで各駅停車 (31) 「汐見」

鵡川行き列車代行バスは、ついにむかわ町に入ってしまいました。長かった日高振興局エリアからもついに脱出で、ここからは胆振総合振興局エリアです。 【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 5 月時点のものです。各種サービスの実…

アイヌ語地名の傾向と対策 (399) 「入鹿別・ポロクラ川・オロベニタチナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 入鹿別(いるしかべつ) i-ruska-petものごと・を腹立たしく思う・川 (典拠あり、類型あり) むかわ町と厚真町の境(どちらかと言え…

アイヌ語地名の傾向と対策 (398) 「パンケシケレベ沢川・ニタカイ沢川・島呂布沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) パンケシケレベ沢川 panke-sikerpe(-un-pet)川下の・キハダの実(・ある・川) (典拠あり、類型あり) 長かった「むかわシリーズ」も…

アイヌ語地名の傾向と対策 (397) 「幌去川・オソスケナイ川・チクニナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 幌去川(ほろさる──) poro-sar?大きな・葭原 (? = 典拠未確認、類型多数) 富内のあたりで鵡川に合流する支流の名前です。むかわ町…

アイヌ語地名の傾向と対策 (396) 「フカウシ沢川・パンケルサノ沢川・トサノ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) フカウシ沢川 utka-us-iせせらぎ・ある・もの (典拠あり、類型あり) 穂別と富内の間を北から南に流れて鵡川に注ぐ支流の名前です。…

アイヌ語地名の傾向と対策 (395) 「キウス・シュッタノ沢川・ニサナイ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 道東道のキウス PA がある千歳市の地名については、アイヌ語地名の傾向と対策 (33) 「キウス・於兎牛山・穂別・富内」をご覧ください。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである…

アイヌ語地名の傾向と対策 (394) 「マコップ沢川・パンケオピラルカ沢川・茂別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) マコップ沢川 mak-o-p奥・そこにある・もの (典拠あり、類型あり) 「穂別橋」の少し南側で鵡川に合流している東支流の名前です。「…

アイヌ語地名の傾向と対策 (393) 「ショモチレコナイ沢川・カイクマ川・チチヤップ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ショモチレコナイ沢川 {somo-ki}-re-ko-nay?{しない}・名前・持つ・沢 (? = 典拠あり、類型未確認) 鵡川の支流であるルベシベ川の、…

アイヌ語地名の傾向と対策 (392) 「ホロカンベ川・オピラクシナイ沢川・アイカップ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ホロカンベ川 horka-an-peU ターンする・そうである・ものhorka-an-petU ターンする・そうである・川 (典拠あり、類型あり) かつて…

アイヌ語地名の傾向と対策 (391) 「カイカウニ沢川・イナエップ沢川・カツケン沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) カイカウニ沢川 {kay-kay}-us-i???{折って折って}・いつもする・もの(川) (??? = 典拠なし、類型未確認) 旧・穂別町の「仁和上」…

アイヌ語地名の傾向と対策 (390) 「オブスケ川・キキンニ・似湾」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) オブスケ川 o-pus-us-nay河口・破れる・いつもする・沢o-{pus-ke}(-nay)河口・{破裂する}(・沢) (典拠あり、類型あり) むかわ町の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (389) 「モイベツ川・キリカツ沢川・イクベツ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) モイベツ川 moy-pet静かな・川 (典拠あり、類型多数) むかわ町春日のあたりで合流する、鵡川の西(北)支流の名前です。春日には国…

アイヌ語地名の傾向と対策 (388) 「珍川・イモッペ川・豊城」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 珍川(ちん──) chin(皮を)張り枠に張る (典拠あり、類型あり) 鵡川の東支流で、河口近くで合流しています。門別競馬場の北に位置…

冬の北海道の旅 (5) 「『道の駅』への道」

「凍結」で 50 km/h 規制中の日高自動車道でまずは富川を目指します。厚真 IC から 4 km ほど走ると、お隣の「むかわ町」に入ります。 ちなみに町境のすぐ東隣を「入鹿別川」という川が流れています。この川名もアイヌ語由来だとされていますが、その由来が…

道東の旅 2013/春 (258) 「マクドナルドで夕食を」

苫小牧東フェリーターミナルへ 平取町岩知志の某農家さんのお宅を出たのは 18 時を少し回った頃でした。あ、ここにも平取仕様のバス停が見えますね。 十勝とは違って、日高では殆ど雪を見ることは無かったのですが、それでも「なだれ注意報」が発表されてい…

アイヌ語地名の傾向と対策 (199) 「バッタラウシ沢川・シュプキウシュナイ沢川・パンケポロカアンベ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) バッタラウシ沢川 hattar-us-i?淵・そこにある・ところ (? = 典拠未確認、類型多数) 旧・穂別町の「居路夫」(現・穂別福山)から少…

アイヌ語地名の傾向と対策 (198) 「ヌタポマナイ川・オロロップ・モトツ」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ヌタポマナイ川 nutap-oma-nay??山下の川沿いの平地・そこに入る・沢川 (?? = 典拠なし、類型あり) 旧・穂別町の北部を流れる川の名…

アイヌ語地名の傾向と対策 (197) 「サヌシュベ川・マツカシマップ川・ソソシ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) サヌシュベ川 san-us-pe下る・いつもする・もの (典拠あり、類型あり) 旧・穂別町の北部を流れる川の名前で、穂別川の西支流です。…

道東の旅 2013/春 (42) 「蛇紋岩の恐怖」

北海道で二番目に長いトンネルの物語 さて、「北海道で二番目に長いトンネル」である「穂別トンネル」ですが…… (Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である GOXZ7 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。: クリエイティブ・コモン…

道東の旅 2013/春 (41) 「この先、トンネルが続きます」

穂別の新・玄関口 長さ 4,170 m の「大夕張トンネル」を抜けると…… 程なく「むかわ穂別 IC」です。 少し余計なことを書いておきますと、「むかわ穂別 IC」から旧・穂別町の中心部までは約 20 km ほどあります。それでも、日高自動車道の「鵡川 IC」よりは遙…

アイヌ語地名の傾向と対策 (33) 「キウス・於兎牛山・穂別・富内」

物事を長く続ける秘訣として、もっとも手っ取り早い方法に「パターン化」というものがあります。その効果が明らかである反面、別の言い方をすれば「マンネリ」ともなってしまうのですが、気にしません(← キウス(きうす) ki-us(-i)?草・多くある・ところ …

北海道・東北の旅 2010/夏 (37) 「ふたたび始まるドラマの再放送のために(←」

「三航北国日誌」第 37 回です。さぁー、本日はついに、平取にちょっとだけ突入です! はるかなる富内線 そんなこんなで、日高管内は旧・穂別町の「富内駅」と、それと一体化している「銀河ステーション」をじっくりと、あるいはのんびりと見てきました。 富…

北海道・東北の旅 2010/夏 (36) 「旧型客車の活用法」

「三航北国日誌」第 36 回です。本日も相変わらず地味に変なネタ(ジミヘンなネタ)をピンポイントでお届けします。 ミクロな視点から まずは前回のクイズの答合わせから。 これは何を撮影したものでしょうか? という問題でしたが……、正解は、 こちらでした…

北海道・東北の旅 2010/夏 (35) 「穂別富内の山中に宮沢賢治の理想郷を見た」

「三航北国日誌」第 35 回です。本日は予定を変更して(変更してない)「穂別富内の山中に宮沢賢治の理想郷を見た」と題してお送りします(← 「北のイーハトーブ」 宮沢賢治のコンセプトを具現化したという「涙ぐむ眼」花壇の横にはグランドゴルフ場が。そし…

北海道・東北の旅 2010/夏 (34) 「理想と挫折のはざまで」

「三航北国日誌」第 34 回です。本日は法解釈の狭間に揺れる内容(←)でお届けします。 野に咲く駅名標 「富内駅跡」の写真がまだまだあるので、もう少しご紹介しますね。野原の中に駅名標があるのですが、これは移設したのか、それとももともとホームだった…

北海道・東北の旅 2010/夏 (33) 「クビナガリュウとメロンとアスパラガス」

「三航北国日誌」第 33 回です。昨日の記事には予想外にたくさんのコメントを頂きました。とても嬉しいです、ハイ。 寒いですからね というわけで、旧・国鉄富内線「富内駅」跡の話題を続けましょう。線路側から駅舎を見ると…… 改札口と思しきところはガラス…

北海道・東北の旅 2010/夏 (32) 「侘びと錆び」

「三航北国日誌」第 32 回です。……なんだか久しぶりですね、このフレーズ。この書庫は今年初めての更新ですが、次に北海道に上陸するまでこのまま引っ張ります(断言した! 「富内」は「とみうち」と読みます さて、1999 年……じゃなくて 2010 年の夏休みの話…