Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

北海道の旅 2008/夏

北海道の旅 2008/夏 (58) 「道道本通富岡線」

懲りずに続けます。コリン・マシューズ 函館市と亀田郡戸井村(当時)を結ぶはずだった「戸井線の跡地を尋ねて」第 2 回です(いつの間に連載になったのやら)。ちょうど昨日の地図で示した部分は、地図上で見るといちぶは「道路」として扱われていますが、…

北海道の旅 2008/夏 (57) 「100 万ドルの夜景は今……」

Day 6 は函館がゴールでした。「100 万ドルの夜景」も、しっかりと堪能してきました。うん、確かに綺麗な夜景でしたよ。 ドル安傾向も止まりませんね……(←そういう話か)。 幻の「戸井線」とは Day 7 は、かの「戸井線」の跡を見に行きます。別に観光地でも…

北海道の旅 2008/夏 (56) 「ハンバーグとハンバーガーの微妙な関係」

それはスペシャルなステージでした 美利河ダムからは、もと来た道をそのまままっすぐ国縫 IC まで戻りました。国縫 IC から八雲 IC までは、Day 6 最後のスペシャルステージです(単に「高速道路」なだけ)。国縫 IC から八雲 IC までは、僅か 1 区間ではあ…

北海道の旅 2008/夏 (55) 「前方羊蹄山は無かった」

「支庁」コンプリートコレクション 日本の 47 都道府県を諳んずることはできても、北海道の全支庁を諳んずることができる人は、そうはいないと思うのですが、いかがでしょうか(誰に聞いているんだか)。試しにやってみましょう……。宗谷支庁、上川支庁、北見…

北海道の旅 2008/夏 (54) 「ロックの塊 ─美利河ダム─」

しりべしとしべつがわっ 美利河ダムは「後志利別川」のダムです。「しりべし・としべつ・がわ」と読むのですが、これ、意外と難読ですよね。陸別から足寄のあたりを流れる「利別川」と区別するために、後志支庁の名前をかぶせているようです。 「利別(川)…

北海道の旅 2008/夏 (53) 「不適切な関係……じゃなくて地形 ─美利河ダム─」

お呼びでない? 国縫(くんぬい)IC から美利河(ぴりか)ダムまでは、距離にして 11 km 程度。Day 6 全体の行程(約 550 km)から見れば、誤差程度の距離です。17:30 頃にはダムに隣接する資料館に着くことができました。 中に入ると、派手派手しい警告音が…

北海道の旅 2008/夏 (52) 「Drivers, read the atmosphere !」

SonicStage V がクソ重いのに頭を抱えていたのですが、PACSPTISVR なるサービスをばっさり無効にしたところ、随分と動きが軽くなりました。今のところはとっても快調です。 ただ、SonicStage V を起動する前に PACSPTISVR サービスを起動しておかないと、曲…

北海道の旅 2008/夏 (51) 「ここでは出られません ~Do not enter~」

There's no time to lose ! シューパロ湖にて夕張の未来に思いを馳せつつ、足早に立ち去ります。何せこれから函館まで行かねばなりません。函館までは、あと 358 km、少なく見積もっても 5 時間はかかる計算になります。時間は 15 時近く。もたもたしている…

北海道の旅 2008/夏 (50) 「ダムに沈むダム(『没ダム宣言』とか)」

副作用と絶賛格闘中の Bojan さんです今晩は。 斯くして Estimated Arrival Time は遅延した 「夕張に来たからには」シリーズ第 2 弾、ということで、さらに足を伸ばして大夕張(おおゆうばり)ダムを見に行くことにしました。駐車場に車を止めて、ダム湖(…

北海道の旅 2008/夏 (49) 「レースっぽいホテル」

JR 夕張駅前には、こんな巨大なホテルがあります。 Hotel Mount Racey とのこと。「一体どこの外資系ホテルを誘致したんだろ」とか、「いくらなんでも(かつての)炭鉱町に、このサイズのホテルはどーよ」と思ったのですが、どっちもかなり勘違いのようで………

北海道の旅 2008/夏 (48) 「泡沫の中に『輝く・夕張・新時代』を見た」

日高町の巨大な飛び地 日勝峠を越え、国道 274 号線を西へと進むと、日高町の中心地にやってきます。ただ、厳密には「かつての日高町の中心地」と呼ぶのが正しいようです(かつて、国鉄富内線の終着駅「日高町駅」があったところ、です)。ちなみに、市町村…

北海道の旅 2008/夏 (47) 「補給は計画的に(シェクターさんへ)」

持病の喘息が絶賛悪化中で、咳のし過ぎで頭が痛くて堪りません……。原稿が終わったら病院へ行くぞっと。 などと宣言してみるテスト。 ヒジョーにマンゾク! さて。Day 5 の朝方に、釧路市内でガソリンを補給してから丸一日とちょいが過ぎました。まだまだいけ…

北海道の旅 2008/夏 (46) 「壮大なる実験の跡」

さてさて。新得町の「そばの館」にて「ざるそば」を食したことは、昨日の記事で触れた通りです。この「そばの館」、駐車場の脇になにやら曰くありげな、遊歩道のようなところがあったので、ちょいと足を運んでみました。 ははは(笑)。なんだかおかしなもの(…

北海道の旅 2008/夏 (45) 「『そばの館』にて八割そばを食す」

狩勝峠を往く 懲りずに小旅行から還ってきました。あ、いや、帰ってきました。ま、その内容はぉぃぉぃと。えーと、道東自動車道を西に向かって、占冠村はトマム IC を流出した、というところまで書きましたね。その後、JR 根室本線の落合駅方面に向かい、国…

北海道の旅 2008/夏 (44) 「錯綜する道程(高村さんは無関係です)」

Day 6 のルートは、帯広周辺で錯綜していますが、拡大するとこんな感じです。 えーと、つまりですね。帯広から札幌方面に抜けるメインルートを、全部通ってやろう、ということですね。道東自動車道のトマムルート(最も新しい)、国道 38 号の狩勝峠ルート(…

北海道の旅 2008/夏 (43) 「旅の終わりはいつも 19 時半」

糠平駅跡の「上士幌町鉄道資料館」を出たのが 18:15 頃、すっかり暗くなった中、国道 273 号・国道 241 号を帯広に向かいました。今日の宿はホテル日航ノースランド帯広。帯広駅前のホテルです。結局ホテルに着いたのが 19:30 頃。なんだかんだと言いながら…

北海道の旅 2008/夏 (42) 「ひがし大雪高原鉄道って?」

Ford Focus RS だったら良かったのにな♪ 月初ですが、手抜き進行は続きます(←タウシュベツ橋梁前(?)の駐車場(??)から国道 273 号までは、4 km のダート路をそのまま戻るだけ……です。約 16 分かけて戻りました。時速 15 km といったところですね(笑)…

北海道の旅 2008/夏 (41) 「朽ち果て行く過去を眺め行く現在」

偶然という名の必然が存在するという偶然(意味不明) というわけで、ついに「糠平湖に沈んでる橋」こと、タウシュベツ橋梁のたもとにやってきました。事前の下調べを殆どしていないことを考えれば、これは快挙です(自画自賛)。 今(いつ?)現在、Wikiped…

北海道の旅 2008/夏 (40) 「部外者は林道の先にタウシぺッ橋梁を見た!」

たウシぺッ橋梁! 日は暮れつつありましたが、ここまで来て「タウシュベツ橋梁」を見ないわけにはいきません。なんせ案内板まで用意されているのですから。というわけで、忘れる前にアイヌ語講座。 「タウシュベツ」は tat-us-pet(たウシぺッ)から来ている…

北海道の旅 2008/夏 (39) 「第五音更川橋梁」

とりあえず、十勝三股を後にして、糠平湖に戻ります。17 時も過ぎましたし、そんなに寄り道はできません。が、しかし……。音更川にかかる「滝ノ沢橋」を渡っているときに、ふと左手を見てみると……。 なんとも立派なアーチ橋が残っていたのですね。あわてて車…

北海道の旅 2008/夏 (38) 「美しい日本と私」

美しい日本と私……でも「宿泊厳禁」 それにしても、三股集落が「かつて人口 1500 人を擁した」というのには、ちと驚きました。どうやら、かつては林業が盛んだったようですね。今では「三股山荘」というお店が一軒残るのみで、あとは自然に還りつつあるのは、…

北海道の旅 2008/夏 (37) 「列車の走らない鉄道線」

「タウシュベツ川橋梁はこっち」という看板に気づいたのは直前だったので、結局そのまま直進してしまいました。かつての国鉄士幌線には、糠平(ぬかびら)の先には「幌加」(ほろか)、「十勝三股」(とかちみつまた)の二駅がありました。糠平から十勝三俣…

北海道の旅 2008/夏 (36) 「『糠平湖に沈んでる橋』でも見に行こうかと(超アバウト)」

螺湾と「ラ王」(全く関係ありません) そうそう。Day 5 の昼食の話。足寄に近づいたタイミングで、何故か「ラーメン食べたいなぁ」と。そんな中、螺湾(らわん)から足寄の中心街に向かう途中でラーメン屋を発見!……だが、しかし。当時の心境を再現してみま…

北海道の旅 2008/夏 (35) 「消えた『一万五千人』」

まぁ、雄別炭鉱の跡が跡形もなく消え去っていることは、ある程度想像がついていたので、まぁ(2 度目)そんなに驚くことは無かったのですが、予想を超えるペースで自然に還っていたのには、さすがに驚きました。 当時、戦後最大の炭鉱会社大手の倒産であった…

北海道の旅 2008/夏 (34) 「強者どもの夢の跡は……夢の中へ」

遠い昼ご飯…… さて。屈斜路湖沿いを快適にスルーして、道路のつながり上、再度弟子屈に戻ってきました。そば屋に行こうかどうか迷いながら、結局立ち寄らずじまい。四日続けて、まともな昼飯にありつけない可能性もあると知りながら……。 いや、糠平湖には日…

北海道の旅 2008/夏 (33) 「逆流する喉元(ぉぇっ」

摩周湖は今日も霧だった 弟子屈からは、とりあえず摩周湖に向かいます。いや、せっかく近くまで行ったんだったら、ひととおり見ておきたくなるのが刃傷沙汰……あ、いやいや。 少し曇っているようにも思えますが、快適なドライブ日和です。「摩周湖第一展望台…

北海道の旅 2008/夏 (32) 「一筆で……書けない Day 5 のルート」

一筆で……書けない そういえば、Day 5 のルートをご紹介していませんでした(いや、誰も気にしていない筈)。Day 5 は、ただ釧路から帯広に行けば良いという、とっても余裕のあるスケジュールだったからか、かなりだらだらなルート設定となりました。実際、ガ…

北海道の旅 2008/夏 (31) 「ある交差点の怪」

ガソリンを給油して元気百倍!になった……のはいいのですが、少し気になることが……。まずは写真をご覧頂きましょう。 見たところ、何の変哲もない交差点の写真のように見えます。少し拡大してみましょう。 なるほど。「桂木 3 丁目」という交差点のようです。…

北海道の旅 2008/夏 (30) 「無給油連続走行にチャレンジ!」

ロシアはやっぱり根室だった(ぇ 「無駄にフォトショで逆光補正」シリーズ第 2 弾です(ぉ)。ロシアでも……じゃなくて根室でも見かけたロシア語交じりの青看板。写真には収めたものの、サイズも小さくしかも逆光……ということで、公開を控えていたのですが、…

北海道の旅 2008/夏 (29) 「『モダ』の衝撃」

さて、日も暮れようかとする中、国道 44 号を釧路に向けて走り出しました。釧路プリンスホテルまでの距離は約 140 km 前後。どう考えても 2 時間以上かかる距離です。そういえば、前日の朝に稚内でガソリンを入れてから、未だに補給をしていません。そうこう…