Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

新潟県

「日本奥地紀行」を読む (94) 沼(関川村)~黒川(小国町) (1878/7/11)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに 1878/7/12 付けの「第十七信」(初版では「第二十二信」)を…

「日本奥地紀行」を読む (93) 沼(関川村) (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに「第二十二信」を読み進めます。 陸の孤島 イザベラ一行は、現…

「日本奥地紀行」を読む (92) 黒沢?(胎内市?)~沼(関川村) (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに「第二十二信」を読み進めます。 がたがた揺られる旅 イザベラ…

「日本奥地紀行」を読む (91) 中条(胎内市)~ ? (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」をベースに「第二十二信」を読み進めます。 騒々しいお祭り イザベラ一行…

「日本奥地紀行」を読む (90) 新潟(新潟市)~中条(胎内市) (1878/7/10)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日からは、1878/7/12 付けの「第二十二信」を見ていきます(普及版では「第十七信」に当たります)…

「日本奥地紀行」を読む (89) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は引き続き、「普及版」では完全にカットされた「第二十一信(つづき)」を読んでゆきます。 伊…

「日本奥地紀行」を読む (88) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は「普及版」では完全にカットされた「第二十一信(つづき)」を読んでゆきます。 買い物下手 イ…

「日本奥地紀行」を読む (87) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は前回に引き続き、「普及版」では完全にカットされた「第二十一信」を読んでゆきます。 染め付…

「日本奥地紀行」を読む (86) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、今日は前回に引き続き、「普及版」では完全にカットされた「第二十一信」を読んでゆきます。 著作権 …

「日本奥地紀行」を読む (85) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、これから読むのは「普及版」では完全にカットされた「第二十一信」です。 再生毛織物 新潟を「街ブラ…

「日本奥地紀行」を読む (84) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

本日も引き続き「第二十一信」を読み進めます。イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、いくつかのエピソードが削られた普及版が存在しますが、「第二十一信」は普及版では全てカットされています。…

「日本奥地紀行」を読む (83) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(原題 "Unbeaten Tracks in Japan")には、初版(完全版)と、初版からいくつかのエピソードを削った普及版が存在します。これから読み進める「第二十一信」は、普及版では全て削られた部分です。 ということで、今回は…

「日本奥地紀行」を読む (82) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

引き続き 1878/7/9 付けの「第二十信」を見ていきます(普及版では「第十六信」に当たります)。 水路 現代の日本では、末端部における物流の中心は軽トラであったり、あるいはバイクだったりしますが、明治の頃の都市部においては舟運も広く使われていまし…

「日本奥地紀行」を読む (81) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

引き続き 1878/7/9 付けの「第二十信」を見ていきます(普及版では「第十六信」に当たります)。 進歩 イザベラは、新潟の地理的な特徴を実体験を紐解きつつマニアックに記していましたが、一歩引いて(?)観光ガイド的な内容にシフトしました。 しかし新潟…

新日本海フェリー「フェリーあざれあ」ステート B 乗船記(路線バスのご案内編)

三日目にして早くもサブタイトルがグダグダになりつつありますが……(いつものことです)。新日本海フェリー・新潟フェリーターミナルの 1F に戻ってきました。出港 2 時間前ということもあり、カウンターにも人影はまばらです。 「らいらっく」(LILAC) そ…

新日本海フェリー「フェリーあざれあ」ステート B 乗船記(フェリーターミナル編)

長距離フェリーターミナルというのは大体どこの会社も似たようなレイアウトになっていて、1F に受付カウンターがあり、2F に待合スペースがあります。あと売店やレストランがあるのが常ですが、これらの設備の場所はフェリーターミナルによって若干の違いが…

新日本海フェリー「フェリーあざれあ」ステート B 乗船記(はじめに)

「春の東北小旅行」と銘打つからには東北に行かないといけないのですが、関西から東北って実は結構遠いんですよね(知ってた)。そんな中、寝てる間に車ごと新潟から秋田まで連れて行ってくれるという話があれば、そりゃあ乗らないわけ無いでしょ! というこ…

春の東北小旅行 2015 (31)「Day 1 終了」

新潟市内に到着し、Day 1 最後のミッションが始まりました。「ミッション」と言われると何か凄そうに感じられてしまいますが、何のことはない、単に夕食を食べるだけです(汗)。 「赤道十字路」を越えて、北半球に入ります(違います)。 ちょいとばかしこ…

春の東北小旅行 2015 (30)「新潟に着いた!」

名立谷浜 SA で休憩していましたが、そろそろ車に戻ることにしましょう。 実は、ここまでほぼノンストップだったにもかかわらず、名立谷浜で車を停めたのは……そう、www.bojan.net の記事を書くためだったのでした(汗)。昔は、その日の内なら何時でも OK に…

春の東北小旅行 2015 (29)「IC これくしょん」

名立谷浜 SA の話題を、もう少しだけ続けます。お店の前には、タイルを使った巨大な地図が描かれていました。 トランペット型 IC そして、ふと足元を見てみると……なぜかそこには「加賀 IC」が。 平面 Y 型 IC なんじゃこりゃ……と思って右の方を見てみると、…

春の東北小旅行 2015 (28)「名立谷浜 SA」

北陸自動車道の能生 IC を通過したのは 17 時になる直前でした。敦賀 IC から 279.9 km を完全ノンストップで走ってきたので、なかなかいいペースで来ることができています。ただ、新潟まで、まだ 152 km もあります。今頃気づいたんですが、新潟って遠かっ…

春の東北小旅行 2015 (27)「もう半分、まだ半分?」

北陸自動車道の親不知 IC にやってきました。えちごトキめき鉄道の「親不知駅」のあるあたりは本当に場所が無かったのか、海の上に高架橋がせり出しています。 親不知の海上区間を通過します。新潟まではあと 177 km とのこと。全力で走れば 2 時間半くらい…

春の東北小旅行 2015 (26)「日本で一番海に近い高速道路」

魚津 IC を通過し、片貝川を渡りました。 実はここ、跨道橋がほぼ等間隔に 7 つ続いているのですね(北陸道の隠れた名所の一つだと思っています)。ほぼ等間隔に並んだのは、元々の地割が長方形に近い形で整然と並んでいたことによるもの……なのでしょうね。 …

「日本奥地紀行」を読む (80) 新潟(新潟市) (1878/7/9)

今日からは、1878/7/9 付けの「第二十信」を見ていきます(普及版では「第十六信」に当たります)。 いやな天気 イザベラは、日光を 1878/6/24 に出発し、7/3 に新潟に到着しました。7/9 ということは、そろそろ一週間近く経ったことになりますね。 私は、新…

「日本奥地紀行」を読む (79) 新潟(新潟市) (1878/7/6)

引き続き 1878/7/6 付けの「第十九信」を見ていきます。イザベラ・バードの「日本奥地紀行」には、初版(完全版?)と普及版がありますが、この「第十九信」は「普及版」では丸々カットされた部分にあたります。 涅槃 新潟市の寺院を訪問したイザベラによる…

「日本奥地紀行」を読む (78) 新潟(新潟市) (1878/7/6)

今日からは 1878/7/6 付けの「第十九信」を見ていきます。イザベラ・バードの「日本奥地紀行」(普及版)では、この「第十九信」は丸々カットされているので、その辺も念頭に置きながら読み進めてみましょう。 寺町 イザベラは、新潟の「寺町」という場所に…

「日本奥地紀行」を読む (新潟での伝道に関するノート (3))

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」("Unbeaten Tracks in Japan")には「完全版」と「普及版」がありますが、「普及版」は「完全版」からいくつかのエピソードがカットされています。「新潟での伝道に関するノート」もカットされたエピソードのひとつです…

「日本奥地紀行」を読む (新潟での伝道に関するノート (2))

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」("Unbeaten Tracks in Japan")には「完全版」と「普及版」がありますが、「普及版」は「完全版」からいくつかのエピソードがカットされています。「新潟での伝道に関するノート」もカットされたエピソードのひとつです…

「日本奥地紀行」を読む (新潟での伝道に関するノート (1))

イザベラ・バードの「日本奥地紀行」には「完全版」「普及版」がある……という話は既にご存知のことかと思います。最初に世に出たものが「完全版」で、一部をカットした「普及版」が後に出てきたというのは面白いですよね(前後が逆のパターンが多いかと思い…

「日本奥地紀行」を読む (77) 津川(阿賀町)~新潟(新潟市) (1878/7/3)

引き続き、1878/7/4 付けの「第十五信」(初版では「第十八信」)を見ていきます。イザベラは津川から新潟まで、阿賀野川を船で下っていました。 河上の生活 阿賀野川は、左右に迫る山の間を縫うように流れていましたが、五泉のあたりからは新潟平野の中を流…