Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

春の道央・道北の旅 2010

春の道央・道北の旅 2010 (85) 「思えば(ちょっとだけ)遠くに来たもんだ」

さらに南へ、留萌へ札幌へ 天塩から、オロロンルートをさらに南に向かいます。 相変わらずおそろしくまっすぐな道が続きますが(もちろんカーブしている部分もありますので念のため)、こんなものもあるので要注意です。 対向車線の設備ですが、あの、一定以…

春の道央・道北の旅 2010 (84) 「日テレ恐るべし」

ご当地グルメ?の旅 さて、天塩の街中にやってきました。ちょっと家人に頼み事をされたので、とある場所に向かいます。 着きました。こちらです。 公営(たぶん町営?)の保養施設のようです。全景はこちら。 どことなくスペースインベーダーのようにも見え…

春の道央・道北の旅 2010 (83) 「『萌える天北オロロンルート』を行く」

「萌える天北オロロンルート」は、サロベツ原野を南に走ります。本日の記事は、その規模感をじっくりと感じていただけるよう、いつも以上に写真中心でお届けします。 約 2 分後…… さらに約 2 分後……(← いやー、まっすぐな道路って、本当にいいもんですね(←…

春の道央・道北の旅 2010 (82) 「日本海沿いをひた走る『道路萌え~☆』ルート」

稚内公園良いとこ一度はおいで では、稚内公園のあれこれを十分堪能したので、次なる目的地「札幌」に向けて、日本海沿いをずーっと下っていきましょう。 稚内公園には、昔はスキー場があり、ロープウェイがあり、他にもいろんな施設があったと聞きます。残…

春の道央・道北の旅 2010 (81) 「稚内公園あれこれ」

ネタが進まざること山の如し、という状態なので、気を取り直して続けます(← 「教學之碑」 こちらは「教學之碑」とあります。「樺太師範学校」の同窓生によって建立されたそうです。 「師範学校」とは、今で言う「教育大学」のようなもの、ですね。 「氷雪の…

春の道央・道北の旅 2010 (80) 「ギリヤーク尼ヶ崎さんはニヴフではありません」

「樺太」と言えば さて、「開基百年記念塔・北方記念館」の話題を続けましょう。 樺太と言えば、ソ連、ロシア帝国、そして樺太アイヌです(そうか?) そして、北海道や樺太の先住民はアイヌだけではありません。古くは「オロッコ」とも呼ばれたウィルタ、そ…

春の道央・道北の旅 2010 (79) 「九人の乙女」

天地がひっくり返った十日間 戦前は日本領だった南樺太の「大泊」(コルサコフ)と、稚内を結んでいた国鉄の「稚泊連絡船」は、1945 年 8 月 22 日に大泊を出港した「宗谷丸」が最後となりました。 この航海には定員の 6 倍近い避難民を乗せた……とありますね…

春の道央・道北の旅 2010 (78) 「菊の御紋と双頭の鷲」

はじめてのこっきょう ポーツマス条約にて「南樺太」をゲットした日本は、北緯 50 度線上に、初めて目に見える形での「国境」を設けることになります。 「写真でみる北緯50度・日露国境画定作業」とあります。132km の国境線が引かれた辺りは、多くが森林だ…

春の道央・道北の旅 2010 (77) 「岡田嘉子は徒歩で国境を越えた」

北方の隣人 稚内とサハリンの歴史を語る上で、1983 年 9 月の「大韓航空機撃墜事件」は、「外すことのできない」話題であることに間違いはないのですが、同時に、少なくとも稚内側では「忘れられるものなら忘れてしまいたい」話題でもあるように見受けました…

春の道央・道北の旅 2010 (76) 「エリツィンはポロリがお好き」

サハリン沖大韓航空機撃墜事件 「ソ連」と「稚内」と言えば、忘れてはいけないのがこの事件です。 忘れもしない 1983 年 9 月 1 日、ちなみにこの日は「防災の日」で、1923 年に関東大震災が起こってからちょうど 60 年が経った日なのですが……(前フリ長すぎ…

春の道央・道北の旅 2010 (75) 「樺太名物 結氷せる大泊港驛に堂々入港の稚泊連絡船」

稚内公園の「開基百年記念塔・北方記念館」の話題を続けます。 樺太(サハリン)と稚内 1 階の展示内容もほどほどに、2 階に歩を進めましょう。 「樺太(サハリン)と稚内」というサブタイトルは、なかなか魅力的です。 現役時代の写真です まず最初に出てき…

春の道央・道北の旅 2010 (74) 「デザインするときは内部にできる空間にも気をつけよう」

旅は~まだ~終わら~ないぃ~ また、懲りずに北海道に上陸してしまったわけですが、「春」の話題がたんまりと残っていますので、ちまちまと続けてしまいます。そんなわけで、稚内公園の「開基百年記念塔・北方記念館」の話題から。 北から南から 展望台から…

春の道央・道北の旅 2010 (73) 「これがいわゆるひとつの……」

いわゆるひとつの…… というわけで、ようやく「開基百年記念塔」の中に入ってみましょう。これがいわゆるひとつの「開基祝い」というヤツですね(← 同じ写真を三日連続で使い回す件(←中に入ると……由来は良くわかりませんが、かなーり昔の「車」が展示してあ…

春の道央・道北の旅 2010 (72) 「羨ましすぎるぞ稚内!」

「樺太の庭」 稚内公園の中にそびえ立つ「開基百年記念塔」の中を見てみる……前に、よく見ると周りになにやら色々と木が植えられているのに気がつきます。まずはこれらから見てみましょう。 相変わらずの逆光ですが、「樺太の庭」と書いてあります。 このよう…

春の道央・道北の旅 2010 (71) 「巨大な塔の正体は」

路駐にご注意 なんとなく「稚内公園」の中をドライブしていたところ、なぜか路上に停車中の車が。見たところ何もない所なのに、何をしているのだろう……と思ったのですが……おや? あらま。ちょっと拡大してみましょうか。 むぅ。こんなところで地デジへの移行…

春の道央・道北の旅 2010 (70) 「稚内名物……Здравствуйте!」

最近、またしても文章力に翳りがみられる今日この頃……。いえ、もとより大した文章を書いているとは思っていないのですが、すらすらっと文章が出てこないのですね。逆に言えば、調子のいい時?は何も考えなくても「すらすらっ」と文章が出てきたりする日もあ…

春の道央・道北の旅 2010 (69) 「50 年目の稚泊航路」

気がつけばまだ夕方 そもそも、この日はホテルを夕食つきプランで予約していた関係で、「どうしても 20 時までにチェックインしないといけない」という話になっていたのでした。その為に帯広をいつもより早く出発したりしたのですが、気がついてみれば稚内に…

春の道央・道北の旅 2010 (68) 「宗谷岬牧場」

唐突に通行止め 宗谷丘陵にて「周氷河地形」をのんびりと眺めていたのですが……残念ながら、ここから先は通行止めとのこと。 ふと周りを見渡してみると……なにやら妙なものが。気象関係のレーダーサイトでしょうか。 そして、ここもやはり風が強いようで、風力…

春の道央・道北の旅 2010 (67) 「宗谷丘陵周氷河地形」

とりあえず日本最北 さて……、とりあえず「日本最北」を名乗っていれば何でもいいのか、という話になるのですが、どうやら何でもいいみたいです(←)。というわけで、次はこちら。 ちょうど鳥居が邪魔になって、肝心の神社の名前が隠れていますが、これ、「宗…

春の道央・道北の旅 2010 (66) 「日本最北を探すどーでもいい旅」

日本最北を探すどーでもいい旅 何となく二番煎じの感が漂う内容ですが、細かいことを気にしていてはいけません(←「道の駅さるふつ」を出発して、北海道の北の果て「宗谷岬」を目指します。いや、択捉島がどーのこーのとか細かい話は……やめておきましょう。 …

春の道央・道北の旅 2010 (65) 「日本最北のトンネルって?」

それでは解答です(← 本日は、いつぞやの問題(Q: 「北オホーツクトンネル」の希少価値とは?)への解答、ということで……。 日本最北のトンネルって? で、この「北オホーツクトンネル」ですが、日本最北のトンネル……では無いようです。ちなみにこの辺にあり…

春の道央・道北の旅 2010 (64) 「『いさりの碑』」

「いさりの碑」 さてさて。大変残念な事ながら、猿払村の「日ロ友好記念館」は、「万国の労働者よ、欠席せよ」ということで(←)中を見ることはできませんでした。あ、いや、別にストライキとかそういうのでは無いんですけどね。「さるふつ公園」のあたりに…

春の道央・道北の旅 2010 (63) 「Пролетарии всех стран, извинитесь !」

「友好記」 日本最北の道の駅「道の駅さるふつ公園」で必見のものと言えば……。そう、こちらです! 相変わらず(←)閑散としていますが、中に入ってみましょう。 「友好記」とあります。ちなみに万豚記の牛すじラーメンは大好きなのですが……関係ないですね。 …

春の道央・道北の旅 2010 (62) 「Q: 『北オホーツクトンネル』の希少価値とは?」

話題はデグナーのように転がる(← 「えりも町目黒」の話から、気がついたら「エルンスト・デグナーは産業スパイ行為も働いていた」という話になっていますが、ずずずぃっと話を元に戻しましょう。 枝幸から浜頓別まで えー、というわけで「枝幸町」からオホ…

春の道央・道北の旅 2010 (61) 「Go North~♪」

擬態に注意(違 野原だと思って歩き始めたら、そこは実は雪解け水が溜まっていた谷地で、靴が泥まみれになってどうする!? という状態になったわけですが……。 (↑参考画像)結論から言えば、それほど被害は大きいものでは無く、靴の泥を叩き落とせばそんな…

春の道央・道北の旅 2010 (60) 「志美宇丹の谷地水は冷たかった」

つかみの小ネタ さてさて。スバルのテストコースがある仁宇布にも別れを告げて、先へ急ぎます。これがホンマの「さらば、スバルよ」(← 国鉄美幸線・未成線の跡 仁宇布からは歌登を経由して枝幸に向かいます。 あ、「枝幸」は「えさし」と読みますので念のた…

春の道央・道北の旅 2010 (59) 「目を閉じて 何も見えず……」

流れゆく河のほとりで 仁宇布の集落に近づくと、少し周りが開けてきました。 道路の左側に、国鉄美幸線の跡(現「トロッコ王国美深」の線路)が見えます。別アングルで撮影したものも。 街はひたすら 仁宇布の中心部?は、こんなところです。 ここも三股と同…

春の道央・道北の旅 2010 (58) 「第二仁宇布川橋梁……だそうです」

日本一を見に行く というわけで、「日本一の赤字線」が走っていたというところは一体どんなところなのか、これから見に行きましょう。 踏切すら稀少 まずは踏切がありました……が、これは「宗谷本線」の踏切です。 ただ、Wikipedia の「美幸線」の項には、こ…

春の道央・道北の旅 2010 (57) 「川中さん……とは無関係です(←」

思案橋から……美深橋へ……♪ 美深峠を越え、ものすごく長い下り坂を北に進みます。美深の街の手前の「美深橋」で天塩川を渡ります。 「天塩川」と聞くと、「ああ、北海道の中でも北の方に来たのだな」と感慨もひとしおですが……まぁ、それはさておき。 Because, …

春の道央・道北の旅 2010 (56) 「思案のしどころ」

雪に埋もれた朱鞠内湖(←)を見ることができたので、朱鞠内郵便局のあたりまで引き返して、引き続き国道 275 号を美深に向かいます。 駐停車には気をつけましょう 車を走らせている途中で湖面の見えるところがあったので、車を止めて、外に出てみました。 何…