Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

木次線各駅停車

木次線各駅停車 (12) 「木次」

備後落合行き 1449D は、定刻通りに南大東を出発しました。次の停車駅は「木次」(きすき)です。 木次の市街地に入りました。カーブが近いことを示すのであろう「曲」という警告標識が見えます。この先は 160R の深めの左カーブです。 「運転士支援システム…

木次線各駅停車 (11) 「南大東」

備後落合行き 1449D は、定刻通りに出雲大東駅を出発しました。次はなんと「南大東」です。 南大東の鉄路の話 南大東島には 1983 年まで砂糖運搬用の専用鉄道がありました。戦前は沖縄本島にも「沖縄県営鉄道」がありましたが、太平洋戦争で壊滅的に破壊され…

木次線各駅停車 (10) 「出雲大東」

「出雲のパタヤ」こと幡屋から次の出雲大東までは、僅か 2.1 km しかありません。駅間が比較的長い(国鉄基準では割と普通かも)木次線の中では最短で、次いで短いのが加茂中と幡屋の間の 3.1 km です。幡屋は簸上鉄道(ひかみ──)が開通して 1 年半ほど後に…

木次線各駅停車 (9) 「幡屋」

備後落合行き 1449D は加茂中駅を出発しました。加茂中は旧・加茂町の中心地で、駅の近くは古くからの民家が軒を連ねています。 パタヤと言えば パタヤと言えば、バンコクの南南東に位置する海沿いのリゾート都市です。地図で見るとそれほど遠く感じないので…

木次線各駅停車 (8) 「加茂中」

南宍道駅を出発してからも、上り勾配が続きます。宍道と加茂中の間には分水嶺があり、木次線は海抜 92 m ほどの峠を越えて加茂中に向かうことになります。地図で見た感じでは国道 53 号のルートのほうが最高地点も低そうなのですが、勾配もきつくなるので、…

木次線各駅停車 (7) 「南宍道」

お待たせしました! 備後落合行き 1449D は定刻通りに宍道駅を出発しました。これから 3 時間 15 分かけて 81.9 km を走破することになります。 駅の西側には踏切があって、山陰本線と木次線でそれぞれ独立した構造になっています。この構造だと踏切の間に車…

木次線各駅停車 (6) 「閉ざされた 2 両目」

宍道駅の 3 番のりばには「のりかえ 出雲大東・木次 備後落合・広島方面」と記された、国鉄タイプの行灯がぶら下がっています。……あっ! 極めて当たり前のことにようやく気づいたのですが、この「3 番のりば」は木次線のりばでした(構造上は山陰本線にも出…

木次線各駅停車 (5) 「キハ 120 型気動車」

「木次線各駅停車」と言いながら、次の駅に向かう気配が感じられない……とお気づきの諸賢もいらっしゃるかと思いますが、えーと、その……(何なんだ)。 ということで、宍道駅 3 番のりばに絶賛停車中の、備後落合行き 1449D の車内に入りました。ロングシート…

木次線各駅停車 (4) 「宍道駅 3 番のりば」

11:19 発の備後落合行き木次線 1449D は、宍道駅の 3 番のりばから出発します。米子行き 132D は 1 番のりばに停車していたので、跨線橋を渡って 3 番のりばに移動することになります。 跨線橋のガラス窓のところに、「木次線」「③番のりばへ」と記された案…

木次線各駅停車 (3) 「直江・荘原・宍道」

米子行きの 132D に乗車しました。天井には扇風機が見えますが、バス用?のクーラーが搭載されていて、車内の空気の循環用に扇風機も残している……と言ったところでしょうか。 直江駅(なおえ──) 出雲市から 6 分ほどで、直江駅に到着しました。直江と次の荘…

木次線各駅停車 (2) 「出雲市」

「木次線各駅停車」という題名ですが、まだ起点の宍道駅にすら辿り着いていないので、10:41 発の米子行き 132D に乗車することにします。米子行きは 2 番のりばに入線するとのこと。エスカレーターでホームに向かいましょう。よく見たら「エレベーターのりば…

木次線各駅停車 (1) 「神話の夢舞台 出雲」

というわけで突然始まった「木次線各駅停車」ですが、なぜか起点の宍道駅ではなく、3 駅ほど西の出雲市駅からスタートです。出雲市の駅は線路が高架上にある近代的な構造ですが、駅舎の手前には「出雲大社」にインスパイアされたと思しき木造建築が聳えてい…