Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

標津郡標津町

アイヌ語地名の傾向と対策 (257) 「当幌川・春別川・西別川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 当幌川(とうほろ──) to-poro(-pet)??沼(のように)・大きな(・川) (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 標津川の南を流れる…

アイヌ語地名の傾向と対策 (254) 「シュラ川・ウラップ川・イロンネベツ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) シュラ川 siwri??シウリザクラ (?? = 典拠なし、類型あり) 標津川の支流に「武佐川」という川があるのですが、「シュラ川」はその更…

道東の旅 2013/春 (174) 「秀峰・斜里岳」

野生動物の飛び出しに注意 標津町から、お隣の中標津町に向かいます。ここは標津町の街中ですが、野生動物の飛び出しに注意しないといけないのですね……(違)。 道内基準です 国道 272 号に入りました。釧路までは 113 km、中標津までは僅か(道内基準) 18 …

道東の旅 2013/春 (173) 「サーモン亭の『鮭親子丼』」

賑わうサーモンパーク 標津サーモンパークにやってきました。すでに敷地内なのですが、立派な構内道路と駐車場には沢山の車が……。ゴールデンウィークの休日ではありますが、随分と賑わっていますよね。 そして、前方には随分と大きなガラス張りの建物が。ど…

道東の旅 2013/春 (172) 「標津サーモンパークへの道」

安定の創英角ポップ体 「標津町歴史民俗資料館」の展示を見終えたので、外に出てきました。いやー、いい天気じゃないですかぁ! 前方の十字路で左を向くと…… 「有料エリア 出口」の文字が。もちろん安定の創英角ポップ体です。最近聞いた話ですと、この「有…

道東の旅 2013/春 (171) 「大草原のみゆきちゃん!?」

潤いは大切ですね 標津町歴史民俗資料館の話題を続けます。略せば「シベ超」になりますね(なりません)。まずは「懸念される標津湿原の乾燥化」というパネルから。 湿原が乾燥化している……という話なのですが、どうやら過去に湿原を牧草地に変えようとして…

道東の旅 2013/春 (170) 「標津町歴史民俗資料館」

標津町歴史民俗資料館 それでは、「標津町歴史民俗資料館」の中を見て行きましょう。 まずは……うわっ! 改めて見てみると、割と愛嬌のある顔をしていますよね(そうか?)。 剥製と土器 展示室ですが、動物の剥製を中心に、動植物の話題でまとめられたゾーン…

道東の旅 2013/春 (169) 「標津町ポー川史跡自然公園」

標津町ポー川史跡自然公園 「標津町ポー川史跡自然公園」にやってきました。 「入口」そして「開園中」の文字が。創英角ポップ体ですね(そこか)。あっ、左の「Welcome」ももしかしてそうだったりして。 料金所のような建物にも見えますが、窓のありそうな…

道東の旅 2013/春 (168) 「標津ニコライ亭」

国後展望閣 標津町の国道 335 号線を南に向かって走ります。おや? 左手に何やら建物が見えてきました。 屋根には「国後展望閣」そして「さいはて市場」と書いてあるようですね。車が一台も停まっていないのですが、閉店してしまったのでしょうか。 標津ニコ…

道東の旅 2013/春 (167) 「台地をゆく」

たまには波打ち際も 高台を走ることが多かった国道 335 号ですが、標津町崎無異のあたりでは波打ち際に近いところを通っていました。 標津の市街地まではあと 22 km ほどです。 崎無異から薫別へ 崎無異を過ぎると、国道 335 号は再び高台を通っていたのです…

道東の旅 2013/春 (166) 「さようなら羅臼町、こんにちは標津町」

春刈古丹 羅臼町の「春日町」に戻ってきました。この辺りはかつて「春刈古丹」と呼ばれていたところで、川の名前は今でも「春刈古丹川」です。 あ、これは「春刈古丹川」の北隣を流れている「ポン春刈古丹川」に架かる「ポン春刈古丹橋」ですね。pon は poro…

アイヌ語地名の傾向と対策 (240) 「崎無異・鬼尾内川・植別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 崎無異(さきむい) sak(-ipe)-moy夏(・食料)・静かな海 (典拠あり、類型あり) 標津町北部の地名で、同名の川の河口部に集落があ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (239) 「糸櫛別・忠類・薫別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 糸櫛別(いとくしべつ) etok-us-pet先・そこにある・川 (典拠あり、類型あり) 標津町西部、国道 244 号線沿いの地名です。糸櫛別に…

アイヌ語地名の傾向と対策 (238) 「ソウキップカオマナイ川・イケショマナイ川・横牛川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ソウキップカオマナイ川 so-kipka-oma-nay???滝・の上・そこにある・川 (??? = 典拠なし、類型未確認) 国道 244 号を根北峠から金山…

アイヌ語地名の傾向と対策 (237) 「カスシナイ川・エトワニワッカナイ川・エンユオロビリ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) カスシナイ川 kas-us-nay??仮小屋・ある・沢{kas-u}-us-nay??{渡渉する}・いつもする・沢 (?? = 典拠なし、類型あり) 国道 244 号線…

道東の旅 2013/春 (141) 「近くて遠い島、再び」

国道 335 号 羅臼町に向かう国道 335 号線に入りました。さすがは国道、「ゆずり車線」も完備されています。そして、いい天気ですね……。 山手には防雪柵が並んでいます。そして、海が見えてきました。 崎無異へ 標津町北部の「崎無異」(さきむい)にやって…

道東の旅 2013/春 (140) 「薫別川」

薫別川 薫別川に架けられている、なんとも懐かしい感じのする橋が見えてきました。タイミングの良いことに、前方にはオフロードに強そうな車が……。まるで人跡未踏の地に踏み込まんとするロケ隊のようです(言い過ぎ)。 橋を渡った先には交通遮断ゲートが見…

道東の旅 2013/春 (139) 「幅員狭小」

羅臼→ 道道 1145 号を、古多糠から上古多糠に向かって走ります。 とにかく真っ直ぐで快適な道だった……のですが、 んっ? 羅臼は右に向かえと出ていますね。そして「幅員狭小」の文字が。 全線開通 上古多糠の交差点にやってきました。確かに羅臼に向かうには…

道東の旅 2013/春 (138) 「古多糠にて」

道道をゆく 標津町内を走る道道 1145 号線を北上します。ご覧の通り、とにかく真っ直ぐな道が続きます。 ……おや? こんなところで 50 km/h 制限になりましたね。 そして程なく 40 km/h 制限に。集落に入ったので、制限速度が低くなったということのようです…

道東の旅 2013/春 (137) 「道道1145号線をゆく」

青い空、白い雲 ついさっきまで「雪の根北峠」を走っていた筈が、気がつけばすっかり路面も乾ききっていました。標津の中心街まであと 14 km です。 少しずつ青空も見えるようになってきました。 15 分前とはえらい違いですね……。 固定式視線誘導柱 国道 244…

道東の旅 2013/春 (136) 「圧雪アイスバーン、終了!」

「雪の根北峠」の先は 雪の根北峠を越えて、標津側に入りました。路面上の積雪はほぼ無くなりつつあります。 とは言え、外気温センサーによると現在の気温は 2 ℃とのこと。まだまだ油断はできません。 標津まであと 20 km 標津の中心街まで、あと 20 km の地…

アイヌ語地名の傾向と対策 (79) 「伊茶仁・標津・茶志骨」

今回は、アイヌ語的にはとても簡単な地名を三つ揃えてみました。……手を抜いたわけじゃないですよ(汗)。 伊茶仁(いちゃに) ichan-i産卵場・所 (典拠あり、類型あり) なんとなく「おーいお茶」のような雰囲気も漂いますが……(←)。「伊茶仁」は標津川の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (78) 「留辺斯・討伐沢・古多糠」

知床めぐりから一転して、今日は標津町の特徴的な地名の数々を見ていきます。 留辺斯(るべす) ru-pes?路・沿って下る (? = 典拠未確認、類型多数) 斜里と標津を結ぶ「根北峠」を越えたあたりの、標津町側の地名です。根北峠のすぐ近くには「瑠辺斯岳」と…

道東の旅 2011/春 (69) 「残るは SL ばかりなり」

蒸気機関車! 根室標津駅の跡は、きれいに整備された芝生の広場になっていて、ここにかつて駅があったことを偲ばせるものは(さっと見た限りでは)何も残っていませんでした。その代わりと言ってはなんですが、数百メートルほど南の、学校や図書館などがまと…

道東の旅 2011/春 (68) 「根室標津駅の跡を探して」

略して「ニコ亭」 標津から根北峠を越えて斜里に向かう国道 244 号線から離れて、国道 335 号線を羅臼に向かいます。 何やら変わった形の建物が見えてきました。あれは一体何でしょう? 「標津ニコライ亭」とあります。ロシア料理の店……だったりするのでしょ…

道東の旅 2011/春 (67) 「終わりはいつも突然に」

終わりはいつも突然に 道道 950 号・野付風蓮公園線を「起点」からドライブして、まずは標津町に入りました。ここで国道 244 号と合流です。 ん? またしても「道道 950 号」の割と大きめの標識が…… なんと、ここが終点でした。時間にしておよそ 15 分ほど。…

道東の旅 2011/春 (66) 「道道 950 号線・起点」

素直に引き返す……しかない そんなわけで、「一般車両乗入れ禁止」の看板をしかと見届けたので、ここからは素直に引き返すこととしました。 なにしろこの日は時間に余裕がありまくりになってしまったので、多少の無駄足も問題無い状況でして……。 「起点」 駐…

道東の旅 2011/春 (53) 「展望パーキング」

展望パーキング 道道 950 号・野付風蓮公園線を、ひたすら半島の突端(行き止まり)に向かって走っているのですが、前方に何やら案内が見えてきました。 「第2しべつ展望パーキング(野付半島ポイント)」とあります。500m 先だそうなので、行ってみましょう…

道東の旅 2011/春 (52) 「『野村』じゃない『野付』だ!」

「野村」じゃ無い「野付」だ! さてさて、標津からは野付半島を目指します。「野村」じゃなくて「野付」なので要注意です(小学生の頃は本当に間違えそうになった)。「野付半島」がどこにあるかと言うと…… ここにあります。日本最大級の「砂嘴」ですね。「…

道東の旅 2011/春 (51) 「増殖∞=カルチャー」

涼しい根釧台地 いつでもひんやりしてそうな根釧台地の北の端を、野付半島目指してドライブします。 気温は相変わらず摂氏 4 度程度。涼しいですね。 知床からの道と合流 さて、ここで羅臼からの国後国道と合流です。本来は羅臼からここにやってくる筈だった…