Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

檜山振興局

秋の道南・奥尻の旅 (70) 「時空翔」

奥尻島津波館の北隣には、小高い人工の丘があります。丘には「時空翔」という題字が掲げられているほか、階段の横には由緒が記してありました。 トリミングしたものをご覧に入れます。「時空翔」は、北海道南西沖地震で亡くなった方々の慰霊碑なんですね。 …

秋の道南・奥尻の旅 (69) 「奥尻島津波館『復興宣言』」

「奥尻島被災20周年特別展示」の「これまで、そしてこれから」の最後を飾っていたのは…… 「復興20年ありがとう!」「奥尻島」の文字でした。そして、その下には「おわりに」として、次のような文章が添えられていました。 上記の展示を見ると、「被災20年」…

秋の道南・奥尻の旅 (68) 「奥尻島津波館『日本海中部地震の発生』」

「奥尻島被災20周年特別展示」として、「これまで、そしてこれから」と題された写真展示が行われていました(2013 年当時)。10/7 の記事の続きです。 もう一つの被災地 稲穂地区の移り変わり 北海道南西沖地震では、奥尻島北部の「稲穂地区」も、小学校が被…

秋の道南・奥尻の旅 (67) 「奥尻島津波館『これまで、そしてこれから』」

「奥尻島被災20周年特別展示」として、「これまで、そしてこれから」と題された写真展示が行われていました(2013 年当時)。 まずは「ごあいさつ」から…… 硫黄を採掘した奥尻鉱山 そして、ストーリーは「島のむかし」から始まります。何故かパネルの右下の…

秋の道南・奥尻の旅 (66) 「奥尻島津波館『もっと光を!』」

奥尻島津波館の「198 のひかり」は、その名の通り 198 の窓から成っています(由来については 10/5 の記事をご確認ください)。 中には、観葉植物が見える窓もあるのですが…… もっと光を! 展示室の外に出ました。展示室の外のオープンスペースから「198 の…

秋の道南・奥尻の旅 (65) 「奥尻島津波館『198 のひかり』」

次なる展示室にやってきましたが……これはなんかユニークな展示形態ですね。通常、この手の展示はもう少し大きなショーケースのようなものが隙間なく並んでいるような先入観があるのですが、ここでは一つ一つの展示がコンパクトで、しかしながらそれぞれの間…

秋の道南・奥尻の旅 (64) 「奥尻島津波館『振動』『波・炎』『生起』『希望』」

意外なことに勾玉推しの「奥尻島津波館」ですが、もちろん「北海道南西沖地震」にまつわる展示も充実しています。震災当時の生々しい写真なども展示されています(ぜひ「奥尻島津波館」現地でご覧になってください)が、写真のほかにも「振動」「波・炎」「…

秋の道南・奥尻の旅 (63) 「奥尻島津波館『丁字頭勾玉』」

「奥尻島津波館」は、やはり 1993 年の「北海道南西沖地震」の話題が多いのですが、実は、地震に関連しない展示もちゃんと用意されていたりします。 「奥尻島津波館」のある奥尻町青苗には、かなり昔から人が居住していたようで、青苗遺跡には古くは縄文時代…

秋の道南・奥尻の旅 (62) 「奥尻島津波館『災害の記録』」

奥尻町青苗の「奥尻島津波館」にやってきました。奥尻島の最南端は「徳洋記念碑」のある青苗岬ですが、「奥尻島津波館」は青苗岬と青苗の集落の間に位置しています。 外は相変わらずの雨模様ですが、駐車場から入り口までの間もコンクリート製の屋根?が用意…

秋の道南・奥尻の旅 (61) 「北追岬公園の彫刻群」

奥尻島西部の神威脇にある「北追岬公園」にやってきました。道道 39 号「奥尻島線」から少し海側に入っていくと…… まるで、パラボラアンテナのようにも見える謎の彫刻群が。アングルを変えてもう一枚。 これは一体何なのでしょう……。奥尻町の Web サイトには…

秋の道南・奥尻の旅 (60) 「北追岬公園へ」

急勾配もふくろうが知らんぷりをしながら教えてくれる「林道鍋釣線」を進みます。今度は 12 % の上り勾配ですから……これはキツいですね。 航空自衛隊から北上してきた道路と合流して、更に北へと向かいます。 道道 39 号「奥尻島線」で西海岸へ 今度は東から…

秋の道南・奥尻の旅 (59) 「林道鍋釣線」

「佐藤義則野球展示室」は「うにまるパークセンター」の中にあります。「うにまる公園」は、展示室の窓からこのように見えるのですが…… 円形の広場に巨大な「うにまる」のイラストと文字があって、 海側には謎のオブジェも。 なんともシュールな、まるで昔の…

秋の道南・奥尻の旅 (58) 「平成 11 年 11 月 11 日 11 時 11 分 11 秒!」

奥尻町の「うにまるパークセンター」にある「佐藤義則野球展示室」の話題の続きです。なぜかアコーディオンカーテンが設けられた一角があり、その奥には何故かこんな大漁旗(ですよね?)が。 1994 年に通算 150 勝を達成した記念に作成されたもののようです…

秋の道南・奥尻の旅 (57) 「佐藤義則野球展示室」

奥尻町赤石にある「うにまる公園」にやってきました。 一見、何もない広場のようにも見えてしまいますが、随分と向こうのほうに建物がポツンと見えています。 ずいずいっとズームすると……。はい、この建物が「うにまるパークセンター」にして、そのメインコ…

秋の道南・奥尻の旅 (56) 「うにまる公園」

奥尻中学校のある「奥尻町谷地」の集落にやってきました。これで奥尻島を横断する道路を、とりあえず 3 つ走破したことになります。 ここから先は、道道 39 号「奥尻島線」を南に向かって、前の日にスルーしてしまった「佐藤義則野球展示室」に向かいます。 …

秋の道南・奥尻の旅 (55) 「待避所のクマさん」

山の尾根伝いに伸びる道を走って「航空自衛隊」に向かいましたが、「これより先 航空自衛隊専用道路」との掲示があったため、左折して山を降りることにしました。奥尻島を横断する道路は 3 つほどあるのですが、これが最後のルートです。 待避所のクマさん …

秋の道南・奥尻の旅 (54) 「航空自衛隊専用道路」

晴れていたなら結構な景色が堪能できたであろう(想像)球島山を後にして、奥尻島ドライブに戻ります。坂を下って…… 再び、道道 39 号「奥尻島線」との交叉点まで戻ってきました。右に曲がると砂利道に戻ってしまうので、ここは左折して最後の未走破区間に入…

秋の道南・奥尻の旅 (53) 「球島山」

球島山の麓から奥尻町宮津に向かう道路は、尾根伝いの快適な二車線道路です。球島山から北側の道道 39 号は一部狭隘な区間や砂利道が残っているので、この道は奥尻港から西海岸の湯浜あたりに抜けるためのバイパスとしての機能もあるのかもしれません。手元…

秋の道南・奥尻の旅 (52) 「目指せ奥尻完全走破」

奥尻島は、道道 39 号「奥尻島線」が島をぐるっと一周しているのですが、どちらかと言えば南北に細長い形をしているので、道道とは別に東西を横断する道路が 2~3 本ほど存在します。誤解を恐れずに表現すれば、「皿」という字に似た道路ネットワークでしょ…

秋の道南・奥尻の旅 (51) 「砂利道!」

奥尻島最北端の「稲穂岬」に隣接している「賽の河原公園」からは、稲穂岬の灯台を見ることができます。 位置関係にちょいと注意が必要なのですが、灯台は岬の北端から 6~700 m ほど南の内陸部にあります。稲穂岬自体が割と平坦な地形なので、高台に灯台を建…

秋の道南・奥尻の旅 (50) 「賽の河原公園」

奥尻町宮津の「旅の宿『大須田』」さんを後にして、道道 39 号「奥尻島線」を北に向かいます。外は生憎の雨ということで、写真を撮影するのも一苦労です。 宮津弁天宮 というわけでドライブレコーダーから起こした画像になっちゃうのですが、前方に宮津のラ…

秋の道南・奥尻の旅 (49) 「旅の宿『大須田』さん」

この日は奥尻町宮津の「旅の宿『大須田』」さんにお世話になることにしました。宿泊カードに住所・氏名を記入して、部屋に向かいます。 網戸の向こうには奥尻の海が広がっています。水平線上に光って見えるのは漁火でしょうか? 夕飯! 夕食! 晩ごはん!! …

秋の道南・奥尻の旅 (48) 「Day 2 ゴールイン」

蚊柱大橋から先の道道 39 号は、昔風の言い方をすれば「奥尻スカイライン」とでも呼べそうな、尾根を縫って走る道路に様変わりします。最高地点の標高は 340 m を超えようかと言った感じです。 ちなみに、奥尻島内の最高峰は標高 584 m の「神威山」とのこと…

秋の道南・奥尻の旅 (47) 「湯浜・幌内・蚊柱大橋」

神威脇の集落の北側にある「神威トンネル」を抜けると、再び道道 39 号線は山と海の間を縫うように走ります。 やはり、時折落石などの被害もあるらしく…… 落石防護工の工事なども進められていました。 湯浜トンネル・幌内トンネル 前方に再び、奇岩とそれを…

秋の道南・奥尻の旅 (46) 「神威脇温泉」

奥尻島西部の「ホヤ石」を抜けると、再び砂浜が見えてきました。 このあたりはセンターラインこそ無いものの、道幅は十分広くて、山側のフェンスもきちんと整備されています。前方に見える小島のような独立岩は「神威岩」でしょうか。 神威岩の横を通過する…

秋の道南・奥尻の旅 (45) 「千畳浜・藻内・ホヤ石」

道道 39 号線(奥尻島線)でぐるっと奥尻島を回っています。奥尻から青苗に向かい、その後は奥尻空港の横を通って西海岸を北上します。 千畳浜 青苗の集落はもっとも低いところで標高 6 m 程度でしたが、千畳坂覆道のあたりでは標高 72 m ほどになっていまし…

秋の道南・奥尻の旅 (44) 「海の向こうのあの島は」

奥尻島の最南端に位置する「青苗岬」にやってきました。「徳洋記念碑」のあるところから少し南に歩を進めると、そこはもう波打ち際です。 遠くに島が見えます。実はあの島が DASH 島……ではなくて、日本最大の無人島として名高い「渡島大島」です。ほぼ真北に…

秋の道南・奥尻の旅 (43) 「徳洋記念碑」

奥尻島南部の「青苗」地区にやってきました。何度もくどくて申し訳ありませんが、1993 年の「北海道南西沖地震」で甚大な被害を被ったところで、集落のすぐ西側には「奥尻空港」があります。奥尻島の中でもフェリーターミナルのある「奥尻」地区と一二を争う…

秋の道南・奥尻の旅 (42) 「けんもん!」

道道 39 号「奥尻島線」を南に向かっています。恩顧歌から松江に向かう途中で、ついにセンターラインが無くなってしまいました。昨日の記事にも記しましたが、このあたりの区間を置き換えるバイパスの建設が進みつつあるようで、現道の改良は最低限に留めて…

秋の道南・奥尻の旅 (41) 「意外な娯楽施設が」

道道 39 号線「奥尻島線」を南下して、「うにまる公園」の麓にある「赤石岬」にやってきました。岬の南側が赤石の集落です。 左側が「赤石岬」なのですが、道路はザクっと掘割にしてショートカットしています。 赤石川の手前を右折して山手に向かうと、なん…