Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

秋の道南・奥尻の旅 2013

秋の道南・奥尻の旅 (195) 「国鉄『胆振線』の災難」

国鉄「胆振線」の災難 「国鉄『胆振線』の災難」と題されたパネル展示がありました。国鉄胆振線は昭和新山のすぐ脇を通っていましたが、地表の隆起に伴い坂を登りきれなくなり、何度も川沿いに移設を強いられることになります。 どのような状況であったかは…

秋の道南・奥尻の旅 (194) 「フカバ集落の壊滅」

「フカバ」の謎 麦畑が隆起して「昭和新山」ができた……という話はご存じの方も多いと思いますが、畑があったということは集落もありました。戦前の陸軍図(スタンフォード大学さん本当にありがとうございます)を見ると、昭和新山の東側に相当するところに「…

秋の道南・奥尻の旅 (193) 「ミマツダイヤグラム」

「三松正夫記念館」には、もちろんあの「ミマツダイヤグラム」も展示されていました(複写かも知れませんが)。「昭和新山隆起圖」と題されたこの図は、私達が「ミマツダイヤグラム」として親しんでいる物そのものですね。 ただ、この「昭和新山隆起圖」は実…

秋の道南・奥尻の旅 (192) 「麦圃生山」

広大な昭和新山駐車場の隅っこのほうにひっそりと存在している「三松正夫記念館」にやってきました。これは「三松正夫像」のレプリカでしょうか? 本物は、昭和新山駐車場のバス停の近く(だったと思う)にあります。ということで本物の写真がこちらです。 ……

秋の道南・奥尻の旅 (191) 「三松正夫記念館」

昭和新山に来たからには絶対見ておきたいスポットの「三松正夫記念館」を探してみたものの、場所が良くわからず……結局、駐車場の人に場所を尋ねる始末に。入り口のほうまでずーっと戻って、その先を左折すればいいんですね。 あー、確かにずーっと奥の方に「…

秋の道南・奥尻の旅 (190) 「もしかして:迷った?」

有珠山ロープウェイの「昭和新山駅」の建屋に繋がった形で「洞爺湖有珠山ジオパーク火山村情報館」という一角があります。 外から見るとこんな風になっています。右側の温室のような建物が、有珠山ロープウェイの「昭和新山駅」ですね。 そして、中にはこん…

秋の道南・奥尻の旅 (189) 「これって死重?」

「昭和新山駅」に戻るためのロープウェイがやってきました。既に先客の方々が乗り込んでいるようですね。 搬器の中(=車内)にはなにやら重りのようなものがありました。「重りのようなもの」という、そのまんま重りなんですかね。搬器の重心を下げるために…

秋の道南・奥尻の旅 (188) 「天空へ続く道。」

「火口原展望台」を後にして、「有珠山頂駅」に戻ります。 途中で、赤い実が印象的な木を見かけました。 こちらです。昔は良く見かけた印象があるのですが、そう言えば名前を知りません。これは何という木だったでしょう? ほうほう。「カンボク」という名前…

秋の道南・奥尻の旅 (187) 「あらこんなところに北大が」

有珠山の「火口原展望台」の話題を続けます。小高い丘のてっぺんが丸ごと展望台になっているので、ぐるっと 360 度周りを見渡すことができます。 右の方に例の「修学旅行は時間が限られています」の立て看板が見えますが(笑)、そのずっと先に噴火湾が見えま…

秋の道南・奥尻の旅 (186) 「有珠山 火口原展望台」

階段をテクテク歩いているうちに、急に目の前が開けてきました。ここが展望台でしょうか? はい、ここが「有珠山 火口原展望台」でした。ところで、何故に創英角ポップ体なんでしょう……?(汗) 銀沼大火口 「火口原展望台」というだけあって、有珠山の火口…

秋の道南・奥尻の旅 (185) 「階段と言えばアジサイ」

大有珠の麓の「外輪山遊歩道」を歩いて火口原展望台に向かいます。 えっ、ハマナス!? さて、昨日の記事の最後で「ん、これは紫陽花ですかね?」と記していたのですが…… 写真を整理していたら、なんと…… ええっ! うっわー、「ハマナス」と「アジサイ」を間…

秋の道南・奥尻の旅 (184) 「外輪山遊歩道(じゃなかった)」

前回までのあらすじ 有珠山ロープウェイの「有珠山頂駅」を出て、左に行けば「火口原展望台」、右に行けば「洞爺湖展望台(すぐぞこ)」ということで、まずは「すぐそこ」を目指したのでした。 そして、洞爺湖がちょいと見えづらくなってしまった「洞爺湖展…

秋の道南・奥尻の旅 (183) 「洞爺湖がちょいと見づらい『洞爺湖展望台』」

有珠山ロープウェイに乗って「有珠山頂駅」にやってきました。駅を出た後のオプションは、大別すると二通りあるようです。要は右か左か、それだけなんですけどね(汗)。 左に向かうと「外輪山遊歩道」を通って「火口原展望台」に向かうことができます。「片…

秋の道南・奥尻の旅 (182) 「平成25年 9月27日」

有珠山ロープウェイは、道道 703 号の上を通過して有珠山頂に向かいます。 おっ、ついに洞爺湖が見えてきました! 下りのロープウェイとすれ違いました。デザインはどちらの搬器も同じっぽいですね。 上から目線で 昭和新山を「上から目線」で眺めます。なん…

秋の道南・奥尻の旅 (181) 「行こう、行こう、火の山へ!」

それでは、これから有珠山ロープウェイで「有珠山頂」に向かいます! さっそく搬器の中に入ります。ドアの上には「ジオパークって、どんなところ?」と題されたジオパークのアピールが。 反対側のドアの上には「山が動く!景色が変わる!」という掲示が。197…

秋の道南・奥尻の旅 (180) 「ロープウェイ ミニ展示室」

そう言えば、改札の脇でこんなものを見かけました。写真を撮影して日付入りのカードに焼き付けたものを無料で貰える……というものです。この手のビジネスモデルって今でも健在なんですねぇ。 さて、15 分間隔で絶賛運行中の「有珠山ロープウェイ」ですが、あ…

秋の道南・奥尻の旅 (179) 「どっかん!」

昭和新山駐車場にやってきました。バス停もズバリ「昭和新山」という名前です。 駐車場の北東には、特別天然記念物・昭和新山が荒々しい姿を見せています。 駐車場が混んでいて、随分と奥のほうに停めざるを得なかった……と思っていたのですが、そこから更に…

秋の道南・奥尻の旅 (178) 「会いにいける活火山」

「昭和新山給油所」の交叉点を右折して、有珠山と昭和新山の間を通っている道道 703 号「洞爺湖公園線」に入りました。それはそうと、「昭和新山」って「特別天然記念物」だったんですね……(記念物なのか……)。 昭和新山のすぐ脇を抜けて南に向かいます。 昭…

秋の道南・奥尻の旅 (177) 「池になった国道」

洞爺湖町の「町道泉公園線」こと、かつての国道 230 号を駆け上がります。北北西に向かっていた道路はやがて緩やかながらも長い左カーブを描き…… カーブを曲がりきると、道路はほぼ南を向いていました。次はちょっときつめの右カーブのように見えますが、か…

秋の道南・奥尻の旅 (176) 「病院を直撃した断層」

道道 578 号は、外輪山の上から下ってきた国道 230 号と合流します。前方に国道 230 号が見えてきました。 国道 230 号と合流します。「TPP 断固阻止」「ストップ TPP」と書かれたポスターが懐かしいですね。そういや以前に「ウソつかない」「TPP 断固反対」…

秋の道南・奥尻の旅 (175) 「ヒンケルシュタイン」

洞爺湖の西岸を走る道道 578 号「洞爺虻田線」で洞爺湖温泉に向かいます。9 月の末はサイクリングに一番いい季節かもしれませんね。 道道 578 号は湖岸にぴったり寄り添うようなルートを通っているので、どうしても急カーブが多くなります。 ヒンケルシュタ…

秋の道南・奥尻の旅 (174) 「埼玉県上尾市出身のあの人」

洞爺湖町洞爺、かつての洞爺村の中心地にある「とうや・水の駅」にやってきました。洞爺湖の北岸のあたりですね。 ちょうどお昼時ということで、うどん屋さんがあったので中に入ってみました。すると…… 「とうやの讃岐うどん」とあります。まるで丸亀製麺だ…

秋の道南・奥尻の旅 (173) 「とうや・水の駅」

洞爺湖の東岸をグルっと半周する道道 132 号「洞爺公園洞爺線」を反時計回りに進んでいます。壮瞥町仲洞爺のあたりを過ぎると、再び洞爺湖町です。 洞爺湖町に入っても、道道 132 号は基本的に湖沿いを通っていましたが、財田のあたりで景色が一変して、左右…

秋の道南・奥尻の旅 (172) 「放水口バス停」

洞爺湖温泉を離れて壮瞥町に入りました。道道 2 号「洞爺湖登別線」で湖沿いを東に向かいます。 道道 703 号「洞爺湖公園線」との交叉点が近づいてきました。この交叉点を右折すれば昭和新山です。 「昭和新山」なのに ENEOS 洞爺湖温泉と昭和新山を最短距離…

秋の道南・奥尻の旅 (171) 「再び壮瞥町へ」

洞爺湖汽船の「エスポアール」で中島から洞爺湖温泉に戻る途中、予期せずバードウォッチング大会になってしまってさぁ大変、というところまでお伝えしました。 船内にはこのような立派な売店などもあったのですが…… 気がつけば、もう「駅前桟橋」に到着して…

秋の道南・奥尻の旅 (170) 「回って回って回って……」

洞爺湖汽船のフラッグシップ「エスポアール」に乗船したところ、鳥の大群が飛来してヒッチコック映画のような展開に……はなってはいません……が、 船の最上階?に登ってみたところ……うわわわわわっ ここは正確にはオープンスペースではなく「屋根の上」なので…

秋の道南・奥尻の旅 (169) 「飛んで飛んで飛んで飛んで……」

洞爺湖汽船のフラッグシップ「エスポアール」で洞爺湖温泉に戻っていた時のこと。餌の匂いでも嗅ぎつけたのか、カモメがやってきました。 カモメは船で遊ぶのにすっかり慣れている様子で、平気で近寄ってきます。 (他のお客さんがフレームインしていたため…

秋の道南・奥尻の旅 (168) 「秋の青空に秋の雲」

洞爺湖汽船のフラッグシップ「エスポアール」は、ほぼ定刻通りに博物館前桟橋を出港しました。乗船口は結構混雑していたような感じがしましたが、お見事です。 再び中島を湖上から眺めます。神社の鳥居が見えますね。 業務用の桟橋?に別の遊覧船が停泊して…

秋の道南・奥尻の旅 (167) 「なんじゃこりゃああ®」

洞爺湖の中島にある「博物館前桟橋」で帰りの船を待っていました。桟橋には既に長蛇の列ができていますが、行列をあざ笑うかのように白鳥が悠然と泳いでいました。しかし、その白鳥の背後から「なんじゃこりゃああ®」な船の姿が…… はい。中島から洞爺湖温泉…

秋の道南・奥尻の旅 (166) 「洞爺湖中島に尻を見た」

洞爺森林博物館を出て外に戻ってきました。娑婆の光が眩しい……! 洞爺湖の中島には博物館しか無い……ような気がしたのですが、実は隣にこんな立派な「無料休憩所」があったりします。なかなか賑わってますね。 洞爺湖中島に尻を見た この建物は……ん、何でした…