国境の長いトンネルを抜けてから、長岡まではもっと長かった
気がつけば新清水トンネルを抜けていたわたくし。電車はその後も順調に走り続け、終点の長岡に到着しました。水上から約 2 時間、途中軽く居眠りしたりもしたのですが、意外と距離感は無かったですね。
長岡からは、特急「北越 6 号」にて富山まで。「北越」は金沢行きなんですが、乗り継ぎの「サンダーバード 40 号」が富山発なので、「それじゃあ富山で乗り継ごう」となりました。
海が見たくて……
……とまぁ、こんなプランを出発前に立てていたのですよ。で、昨日の朝、某駅の「きっぷうりば」にて特急券を買い求めたのでした。少し前(いや、数年前か)にテレビで見た「青海川駅」あたりの日本海を見たかったので、指定券を買うときに「海側希望」と書いておいたのですね。
某駅「きっぷうりば」のおじさんは、なかなかできた人で、ちゃんと「列車編成表」なるものを持ってきて、どの席が「日本海側」なのか確認してくれました。おじさんが渡してくれたのは 3 番 A 席。うん、間違いなく窓側ですね。
さて、「北越 6 号」がやってきましたので、意気揚々と 3 番 A 席に向かいましたですよ。あ……れ……?
「山側(進行方向左側)じゃん」
責任者出てこい!(w
某駅のおじさんの名誉のために言い添えますと、実は私も「列車編成表」を見て確認したのです。つまり、どうも「列車編成表」が間違ってるんじゃないかと。JR 東日本に連絡しようと思います(まだ連絡してない)。
車内は幸い空席が目立ったので、素知らぬ顔で「4 番 D 席」に移動(笑)。車掌さんが首をかしげながら検札にやってきたので、「こっちがいいので移動しました(にっこり)」と。「お客さんが来たら戻りますから」と言うことで、無理矢理移動を承諾させたのでした。
青海川駅をちょいと過ぎたところで撮った写真がこいつです。
ケータイで撮ったので、「カシャ」音が目立ってしまって。あれは、車内マナーとしてはあまり宜しくない行為でしたね。はい、反省してます……。と思いきや、2 番 A 席のお客さん(おじさん)が、ケータイ片手に 1 番 D 席に移動(笑)。なんだ、みんなでやれば怖くないのね(← こらこら
Bojan、死電区間を往く
あとは、ひさびさに「デッドセクション」を抜けました。北越 6 号の車両は国鉄時代に作られたものなので(要するに割と古い)、デッドセクションを通過する際に、車内の蛍光灯が落ちるんですよね。
新潟地方は、首都圏などと同じ「直流」で、北陸地方は、送電コストが比較的安い「交流」なんですね。糸魚川駅の東側で、直流から交流に切り替わるのですが、その間、数百メートルほど電気が通っていない区間があるのです。
だいたい、日本の電車も変ですよね。直流があり、50Hz 交流(東北や北海道)があり、60Hz 交流(北陸や九州)があり。そもそも、商用電源からしてフォッサマグナを境に 50Hz と 60Hz に別れているわけで。50Hz がドイツ式、60Hz がアメリカ式、ですね。
などと、相も変わらず詰まらぬ事に思いを馳せつつ、親不知の絶景を瞳に焼き付けながら、列車は富山を目指したのでした。半分居眠りしてたけどさ(笑)
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