Bojan International

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北海道の旅 2008/夏 (5) 「平坦で茫洋とした風景の中に現れる正義の騎士(ちと違う」

まずは訃報から

AS Roma の会長だった、フランチェスコ・センシがお亡くなりになったとか(享年 82 歳)。こうなると、次はカルロ・マッ……(こらこら

平坦で茫洋とした風景の中に現れる正義の騎士(ちと違う

てなわけでノシャップ岬からお届けします(違う)。あ、その前に「萌える天北オロロンルート」からの、利尻島の遠望をご覧に入れます。

それにしても、道道 106 号稚内天塩線の紹介文「平坦で茫洋とした風景の中に現れる利尻富士は感動ものです」は、なかなかの名文ですね。「茫洋」なんて言葉、生まれてこの方使ったことがありません。

ノシャップ岬は……。意外と開けたところで、ちょっとした観光地になっていました。

超逆光の、最悪な写真ですね(笑)。ご覧の通り、結構な数の観光客が来ていました。

イー・モバイルは圏外かも知れないけれど(未確認

230 度ほど「まわれ右」をすると、自衛隊のレーダーサイトが見えてきます。

サハリン沖での大韓航空機撃墜事件(1983 年 9 月 1 日未明)の際に大活躍したであろう施設群です。サハリンとは目と鼻の先、実際にサハリンの山々が肉眼で目視できるくらいの場所ですから、電波傍受も行っている筈です。

サハリンの島影は、写真にも収めたんですが、ちょーっとうっすらぼんやりとしちゃってます。

北の果てで南極越冬隊に思いを馳せる

ちょいと面白いのが、岬のはずれにひっそりと存在している「稚内市青少年科学館」の、さらにその別館になる「南極越冬隊資料展示コーナー」で……。越冬基地の建物が展示してあったり、アザラシ?の剥製が置いてあったり。

壁面には映画南極物語」で一躍有名になった樺太犬「タロ」と「ジロ」(日本の南極越冬隊に帯同するも、越冬隊は荒天に阻まれ撤退を余儀なくされ、南極に置き去りにされた)についての新聞記事スクラップが展示されていたりします。映画の予告編風の見出しがいい感じです。

この時点で 15 時半ごろ。まだチェックインには時間があるので、予定通り宗谷岬に向かったのでした。

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