Bojan International

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北海道の旅 2008/夏 (52) 「Drivers, read the atmosphere !」

SonicStage V がクソ重いのに頭を抱えていたのですが、PACSPTISVR なるサービスをばっさり無効にしたところ、随分と動きが軽くなりました。今のところはとっても快調です。

ただ、SonicStage V を起動する前に PACSPTISVR サービスを起動しておかないと、曲を再生できないことがわかりました(笑)。なので、SonicStage V を起動した後にサービスを止めるのが正解っぽいです(確かに止めると CPU 負荷が下がりますよ)。

Drivers, read the atmosphere !

さてと。北海道の話に戻ります。新・虻田洞爺湖 IC を過ぎたあたりでしたか、もともとミニバンの後ろにぴったりつけて走っていたのですが、さらに後方から強烈なプレッシャーを検知しました。やり過ごしたいところですが、なにせ片側 1 車線道路、なかなか妙案がありません。仕方がないので、少し巡航速度を上げて、前のミニバンをプッシュしてみることにしました。もとはと言えば、ミニバンが遅いのが諸悪の根源なので。

そうこうしているうちに、豊浦噴火湾 PA が見えてきました。件のミニバンは相変わらず前を塞いだままですが、こっちも後ろの車をブロックするつもりは更々無いので……。私は迷わず PA に流出したのですが、件のミニバンはまったく空気を読む気が無いのか、そのまま本線を走り続けました(笑)。

私も、PA には止まるつもりは無かったので(時間もあまり無いですしね)、そのままドライブスルーペナルティだったのですが(意味不明)、下手をすれば件のミニバンより前に合流してしまいそうになって、正直焦りました。そんな危なっかしいことをするつもりは最初っから無かったので、慌ててアクセルを戻しましたが……。

ドライバーたるもの、空気を読めないといけませんよね。こもだきよし氏あたりに連載でもしてもらわないと。

国縫から瀬棚方面・美利河に向かう

さて、東京理科大のお膝元である長万部を抜けると、予告通り片側交互通行規制にぶつかりました。いやいや、仮にも「高速道路」なんですから、片側交互通行はつらいなぁ~と思いましたが、そもそもが片側 1 車線しか無いのだから仕方がありません。結局、5~6 分ほど、ぼーっと待つ羽目になりました。

片側交互通行の規制が解けると、ほどなく国縫(くんぬい)IC に辿り着きます。

国縫」は、kunne-nai(くンネ-なィ)から来ているようで、意味は「黒い川」なのだとか。

道央道は、次の八雲 IC まで開通していますが、とある所に立ち寄るために、ここで流出します。国縫 IC から流出後、国道 230 号(あ、路上に噴火口ができた、あの国道の続きだったのですね)を瀬棚(せたな)に向かいます。

「瀬棚」は、seta-ru-pes-pe-nai(セた-ルぺペ-なィ)が略された seta-nai が語源なんだとか。意味は「犬道のついている沢(の川)」あたりでしょうか。Wikipedia なんかに出ている「犬が泳ぎ渡る川」という訳は……合っているような、でも微妙に違うような気もします。

留辺蘂」の語源ともなっている「ルぺペ」は、「峠道に沿って流れる川」あたりの意味なので、少なくとも、単に「犬が水遊びする川」という意味では無い筈なんですよね。「けもの道」程度でしかない「峠道」を指すと考えるのが自然なのではないでしょうか。それが現在のどの道を指すのかは、さっぱり見当もつきませんが……。

ああ。無駄に語ってしまいましたね。そうそう、国縫から国道 230 号を瀬棚に向かったのは、美利河(ぴりか)なる、実に響きの美しい土地を、湖の底に沈めてしまったダムを一目見ようと思ってのことでした。

これも、随分と昔の話になるのですが、当地(美利河)を舞台にしたドキュメンタリー番組があった……筈なんですね。ただ、ググっても見つからなくて……。どなたか情報をお持ちでしたら、是非。

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