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ロシアの大河 ~エニセイ川~

エニセイ川

さて。オビ川の次は、その東隣を流れるエニセイ川です。

エニセイ川(イェニセイ川、ロシア語:Енисе́й 英語:Yenisei)は、ロシアを流れる河川である。北極海に流れ込む最大の水系で、世界でも第 5 位の長さである。モンゴルから北へ流れ、シベリア中央部を貫き、エニセイ湾で北極海の一部であるカラ海に注ぐ。
Wikipedia 日本語版「エニセイ川」より引用)

さりげなく、長さが「世界第 5 位」だったりしますが、その割には比較的地味ですね。ちなみに上位 4 河川は何でしょうか。ナイルとアマゾンと……?

Wikipedia の「長さ順の川の一覧」によると、3 位が「長江」、4 位が「ミシシッピ川 - ミズーリ川」、5 位が「オビ川 - エルティシ川」で(あれ?)、6 位が「エニセイ川 - アンガラ川」となってますね(あれれ?)。ちなみに「レナ川」は 8 位、「アムール川」は 10 位、「ヴォルガ川」は 15 位みたいです。まぁ、細かいことを気にしてはいけないのかもしれません。

エニセイ川に話を戻しましょうか。

人口稀薄なタイガ地帯を流れ、多くの支流を集めたのち、一年の半分が氷に閉ざされるツンドラ地帯を抜けてカラ海に注ぐ。近年、流量は増加傾向にあり、地球温暖化による永久凍土の融解が要因として指摘されている。北極海の塩分濃度の変化が地球規模の影響をもたらすおそれなどが懸念されている。
Wikipedia 日本語版「エニセイ川」より引用)

ということのようなので、さすがは人口が稀薄なシベリアだからか、近年では稀な、水の余った河川のようですね。だったらちょっとくらい運河で水を引いても(ry

エニセイ川の流域

エニセイ川についても、Wikimedia Commons さんから地図をお借りします。

Wikimedia Commons より借用。この作品の著作権者である Karl Musser 氏は、この作品を以下のライセンスで提供しています。:
このファイルは、クリエイティブ・コモンズ表示 - 継承 3.0 Unported で提供されています
今更ながら「Commons:ウィキメディア内のコンテンツを外部で再利用する」に目を通していたりするのですが、メディアファイルの著作権を遵守するのは難しいものですね。過去に何度か引用したケースがありましたが、いくつかはルールやマナーに反しているようなので、これから直しておきます……。

エニセイ川の支流(アンガラ川)は、世界一深い湖として知られるバイカル湖の唯一の流出河川のようですね。沿岸にはイルクーツクなどの都市があります。また、バイカル湖流入する河川の中には、モンゴルはウランバートルあたりから流れ込むものもあるようです。つまり、エニセイ川の流域はロシアに限らず、モンゴルも含むと言うことになります。

そして、エニセイ川本流の沿岸には、クラスノヤルスクなどの都市があります。クラスノヤルスクは 1997 年 11 月に橋本龍太郎首相(当時)とボリス・エリツィン大統領(当時)の首脳会談が行われ、「領土問題を 20 世紀中に解決する」という内容の「クラスノヤルスク合意」が交わされた街として、ごく一部では有名ですが、気がつけば両人ともすでに鬼籍に入ってしまったというのがどうにも……。

んまぁ、とりあえず、オビ川の流域の東隣がエニセイ川の流域、というところだけご理解頂ければおっけーです。

またもネタ振りがここで終了

ということで、これまた壮大なネタ振りが一旦ここで終了です。本題はまた明日以降に……(ぉぃ

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