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Bojan のホテル探訪~「グランドプリンスホテル赤坂」編

珍しく六本木界隈に用があったので、今回は赤坂プリンスホテルグランドプリンスホテル赤坂)に泊まってみることにしました。ご存じの方も多いと思いますが、「赤プリ」は今年の 3 月で営業を終了するとのことなので、これが多分最初で最後……だと思います。

まずはチェックインから

まずはフロントでチェックイン……なんですが、予め名前と住所を印刷済みの「宿泊者カード」に署名するだけなので楽チン(死語?)です。インターネットで予約した時点でこういった基本情報は伝えてあるわけですから、どのホテルでもできること、だと思うんですけどね!

部屋は 23 階のツインルームだったんですが、フロントのお姉さんは「ご予約いただいたものより上のお部屋をご用意しました☆」とのこと。あれ、そういえばどんな部屋を予約したんだっけ……(←)。ああ、「ツインルーム(19 階以下)」を予約していたんでした。ゴンドラが 4 段階アップです(アップダウンクイズ)。

旅は道連れ、余は満足ぢゃ(←

ついでに今頃気づいたのですが、20 時チェックインのプランだったにも拘わらず、堂々と 19 時にチェックインを試みたわたくし。もちろん何のツッコミも入ることなく、無事チェックインは完了しています。ちなみにお値段を晒してしまいますと \12,240- で、このホテルにあっては格安なプランです。

クレジットカードの控えを取って、チェックインは完了です。「お部屋へのご案内はいかがなさいますか?」と聞かれたので、もちろん「はい、お願いします」と答えました。要否を尋ねられるパターンって、意外と無いんですよねぇ。

エレベーターに乗り合わせた外国人のお客さんも同じフロアだったようで、案内係のお姉さんはそのお客さんに英語で道を譲ってから、私を部屋に案内してくれました。ホテル業界にあっては当たり前のことなのかも知れませんが、「お客さん」に対する立居振舞がスマートでひたすら感心するばかりです。

斜め 45 度™

最近では珍しく文字ばかりの記事ですが、ようやく写真の出番です。

廊下です(見りゃわかる)。天井は決して高くなく、光量も少なめで暗い印象がありますが、実はこの廊下の明かりは人感センサーで on/off されています。

そして、部屋のドアは廊下に対して斜め 45 度に設けられています。この設計は滝川クリステル……じゃなくて丹下健三のデザインに依るもの、のようです。

丹下健三の企みを味わう

さて、部屋の中に入ります。

ちょっと長めの廊下の左には壁全面にミラーが、右にはクローゼットなどがあります。奥にはソファーが見えますね。

さらに進んでみましょう。

寝室とそれ以外(クローゼット・バス・トイレ)を区切るドアもあります(左に見えている鎧戸のようなものですね)。柱には電波時計が掛けてあります。

ソファーは、建物の形と一体化したデザインですね。天井のあかりがちょうどソファーテーブルを真上から照らしています。写真で見ると幻想的にすら思えますね。まるで故・鈴木その子女史を彷彿とさせるライティングですね。……その場では特に何とも思わなかったのですが(←

ソファーの隣には、これまたジャストサイズのビジネスデスクが。

電波時計が掛かっていた柱の右側には化粧台が。

改めて見てみると、鉄骨などが部屋のレイアウトを邪魔することの無いように、ちゃんと考えて設計されていることがわかります。とてもスマートなデザインですね。この新館は築 30 年なのだそうですが、これを取り壊す(予定)というのは勿体ない気がします……。

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