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隠岐ジオパークの旅 (13) 「巨大化する隠岐諸島」

何かが違う

やっとの思いで車を駐車場に止めて、フェリーターミナルのあるメテオプラザに向かいます。

で、歩きながら考えてみたわけです。……何かが違う、と。ここに止まっている車は基本的に「乗り捨て」の車であって、航送車のプールは別にあるんじゃないか、と。そういえば、駐車場へ誘導してくれたおじさんには「次の船に乗ります」と言ったのであって、「次の船に乗せます」とは言わなかったよな、と。

結論から言えばこの解釈が大正解だったらしく、航送車の置き場は別にあるとのこと。

あわてて車を取りに戻ったのは言うまでもありません。

いやー、さっきの混み具合とは打って変わって、「健全な」混み具合です。

まぁ、まだ出航まで 2 時間 30 分もあるわけですから、当然と言えば当然なのかも知れませんが……。

まずは乗船手続きを

フェリーで車を航送する場合は、まずは車検証を持って窓口へ Go ! です。

しっかし……。さすがに出航 2 時間 30 分前では早すぎたらしく、窓口も閉まったまま。居眠りでもして待つしか無さそうです。

巨大化する隠岐諸島

この縮尺のおかしい地図は、いつ見ても笑えますね(笑)。島前・島後が巨大化して、中国地方に襲来したような、そんな風にも見えてしまいます。

改めて見直してみると、いろいろとパッチワークがなされていることが判ります。例えば、本州側には「加賀港」のところが消されていますし、西ノ島では「浦郷港」が、中ノ島では「海士港」の文字が消されているようです。また、島後では市町村合併に伴って「西郷町」「都万村」「五箇村」「布施村」の文字が消されていますね。

She's like a ...

他にも、いろいろと貼り紙がしてあるのですが、

高速船「レインボー2」についての注意書きが目を惹きます。

高速船「レインボー2」は、時速 70 km で高速航行します。航海中には、鯨などの海洋生物や海中浮遊物等との接触を避けるため、「急旋回・緊急着水」を行う場合があります。「座席シートベルト」は必ず着用して下さい。小さなお子様連れのお客様もご注意下さい。

「座席シートベルト」という表現は、屋上屋を架す印象もありますが、それはさておき……。「『緊急着水』を行う場合があります」、ということは、日頃は空中を浮遊しているということに……(←)。

高速船「レインボー2」がどのようなメカニズムのものなのか、ちょっとだけ調べてみたんですが……良くわかりませんね。ジェットフォイルでは無さそうですし、写真を見る限りでは「小水線面積双胴船」かな? と思うのですが……。どうなんでしょう?

ホエールズに注意

こちらは「鯨類等衝突予防迂回コース航路図」とあります。ちょうど西郷と七類あるいは境港を結ぶ船上に「鯨類目撃多発海域」があるように記されていますね。

時速 70 km で鯨と衝突すると相当危険でしょうから、こういった措置もやむなし……なんでしょうね。

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