Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

隠岐汽船「フェリーおき」特別室 乗船記(おしまい)

前方の景色を独り占め

隠岐汽船の「フェリーおき」は、七類 FT(松江市)を出航して、順調に西郷 FT(隠岐の島町)に向かっています。今回の船室は前方に位置するので、進行方向の眺望を独り占めできます。うーん、こういった贅沢は今までなかなか出来なかったですねー(自由席、またはパブリックスペースになっているのが大半でした)。

おや……? 前方に何かが見えます。目いっぱいズームしてみましょう。

どうやらヨットのようです。そして、ちょっと怖いことに見える角度が殆ど変わらないように思えます。これはつまり、このまま行けば衝突してしまうことに……。しかし、フェリーおきは速度を緩めたり、舵角を変えたりはしていないような感じ。これから一体どうなるのか!?

結論を書いちゃいますと、フェリーおきの進路の少し前を、ヨットは無事横切って行きました。おそらくレーダーで位置関係をチェックしていて、両者がこのままの速度・このままのコースで航行すれば「大丈夫だ、問題無い」ということになっていたのでしょうね。とりあえずひと安心です。

ちょっとだけ 気づいた時は もう遅い(←

ひと安心ついでに……。到着までまだ 2 時間近くあります。

ちょっとくらい……横になっても……いいですよね?

(zzz) ←

ああなった時にアレするためのアレ

……目が覚めたのは到着約 20 分前(←)。ふと金属製のこんなものを発見。

これは、ああなった時にアレするためのアレ(←)なんでしょうけど、そういえば今まで他のフェリーではあまり見たことがありませんね。確かに冬場の日本海とかは、荒れ方も相当なものがありそうな印象があります。

隠岐民謡「しげさ節」

……などと思っていると、ふと、民謡が聞こえてきました。隠岐民謡の「しげさ節」なのだそうですが、隠岐に到着する際のチャイム代わりに流れるみたいです。うーん、これはいい演出ですね!

西郷の港が見えてきました。

うぅーむ。これは……。予め地図は見ておいたのですが、これほど「天然の良港」という表現がぴったりくる港は、そう多くはないでしょう。

上陸!

さてと。車両甲板に戻りましょう。

「車両航送整理券」の半券は、まだワイパーに挟まれたままです。

前方のゲートが開きました。後ろ向きで乗船しただけあって、下船は前向きです。

さぁ、ついに隠岐に初上陸です!

おや? このトラックは……。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International