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隠岐ジオパークの旅 (19) 「Sさんと巡る『隠岐ジオパークの旅』」

タワー巡りに始まり堤上バーベキューに終わる

「タワー巡り」で始まった Day 2 は「堤上バーベキュー」にて終わりを告げました。いやー……、これだけ濃厚な旅というのもなかなか無いんじゃないかと思うわけですが、ところが翌日の Day 3 も、これまた天一のこってりスープばりの濃密な内容でして……。皆様、覚悟の上でご覧くださいませ。

またしても「隠岐クラスタ」コネクション

さて。話はまたしても旅に出る 10 日ほど前に戻ります。twitter での

【緩募】島前と島後を自家用車で上手く回る方法。

というつぶやきに対して、P さん(隠岐のご出身で現在は首都圏在住)が色々と相談に乗って下さった際のお話です。どうやら夏の隠岐観光では、ダイビングだったりシーカヤックだったり、いわゆる「マリンスポーツ」を楽しむのが一般的らしいのですが、実は私、マリンスポーツには一切興味が無い……というわけでして。

そこで出てきた次なるオプションが、「ジオパーク関連の人材も紹介できます」というお言葉。「これだ!」とばかりに、その筋ではとっても有名なガイドである「S さん」をご紹介いただいたのでした。

S さんは、http://www.oki-geopark.jp/guide.htm にも堂々ご登場されています。

というわけで、引き続き「『隠岐クラスタ』コネクション」全開で Day 3 もスタートです!

S さんと合流!

S さんとは「8:30 に隠岐合同庁舎の駐車場で待ち合わせ」ということになりました。

ちょっと後ろに下がりすぎですが、気にしてはいけません。

隠岐合同庁舎には、こんな垂れ幕も。

隠岐ジオパーク」と「陸海空自衛官募集中」。どっちも重要な話題ですよねぇ。

海あり山あり

さて、無事 S さんと合流しました。これから約半日の間、私の車に同乗いただいて、島後の各所をガイドしていただきます。S さんに案内して頂いたルートはご覧の通りです。

かなりカオスなルートではないかと……。

「旧家」も「ジオパーク」の構成要素です

まず最初に向かったのが……

佐々木家住宅」です。寛政 4 年(1792 年)に建てられた、隠岐で最も古い木造住宅なのだとか。

随分と立派な造りに思えますが、それもその筈で、庄屋さんの家なんだとか。出入り口が三つあって、身分の違いによって使用する出入り口が違っていたのだとか。

ジオパーク」という名前からは、地層だったり地質だったりをウハウハするというイメージがどうしてもついて回るのですが、そういった路線に特化している必要性も無いらしく、こういった「旧家」も「ジオパーク」の構成要素となり得る、ということのようです。意外とゆるーい考え方は面白いですね。

ヘビ型「注連縄」に信仰の原型を見る

そして、「佐々木家住宅」のすぐ近くにあった「注連縄」なのですが……

木にそのまま「注連縄」が巻き付いています。S さん曰く、これはヘビをイメージしたものだとのこと。そしてこれが、注連縄の極々プリミティブな形ではないか、と。……後で段々と判ってくるのですが、S さんは「古事記」や「風土記」などの「古の神様」について、とーっても造詣の深い方だったのでした。

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