はじまりはいつも似た感じ
ちょいと変わった「石」を見ることができるよ、とのことで「浄土ヶ浦」にやって来ました……って、昨日の記事と殆ど導入部が同じのような。
奇岩の数々
さて、「蜀の桟道」を彷彿とさせる遊歩道を進んだ先には……
なんと海水浴中の先客さんが。しかしながら、まさにそこに目的のものがあるらしく、やむなく「お邪魔しま~す」とひと声かけて横を通らせてもらうことに。
まるでマチュピチュの空中都市を思わせるような(ちょっと違うか)奇岩が見えます。別アングルでもどうぞ。
何とも奇妙な形ですね。これはもともと海底だったものが、造山活動の一環でせり上がってきたもの、なのでしょうか。
足元にも...
これも先ほどと同じ岩の写真……にも見えますが、こちらは足元を撮影したものです。ところどころに水たまりが見えますね。
まわれ右をして撮影したものがこちら。
向かい側に見えるのが、最初に見えた砂浜ですね。んー、思った以上にこぢんまりとした砂浜です。浄土もダウンサイジングが進行しているのでしょうか。
見える? 見えない?
水たまりの中には魚の姿も……。
……見えませんね。すいません。いや、確かに魚はいたんですが、うまく写真に納めることができなかったようです。残念。
ほんの 500 万年前
そんな中、S さんは「無いなぁ~。どこだぁ」を連発されていたのですが、しばらく捜索した結果、「あった! これです」と。
水玉模様のようなものが見えますでしょうか。念のため「これでもか!」という位に拡大してみますと、
こんな感じです。この丸っこい石は「火山豆石」と言うのだそうです。あられやひょうの「火山灰」版、と言えば判りやすいでしょうか。
主に火山ガラスからなる火山灰の噴出途中や降下途中で水が混ざると、火山ガラスの粒子どうしが凝集して直径1~2cm程度の豆状になることがある。これを火山豆石(かざんまめいし、accretionary lapilli)という。
隠岐の島は、Wikipedia によれば「500 万年前の火山島」と書かれています。現在は活火山・休火山ともに存在しないようなので、つまり……この「火山豆石」は 500 万年前のもの、ということになるのでしょうか? まぁ、この前に見た「隠岐片麻岩」に至っては「2 億 5 千万年前」と言うくらいですから、「たかが 500 万年前」なんですけどね……うわぁぁ。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International