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道東の旅 2011/春 (69) 「残るは SL ばかりなり」

蒸気機関車

根室標津駅の跡は、きれいに整備された芝生の広場になっていて、ここにかつて駅があったことを偲ばせるものは(さっと見た限りでは)何も残っていませんでした。その代わりと言ってはなんですが、数百メートルほど南の、学校や図書館などがまとまってあるところに……

「C11 型蒸気機関車」が保存されていました。

機関車の先頭部分の部品、確か「スノープロウ」って言うんだったですかね。これは線路上に積もった雪を横にかき分けるためのものです。20 cm 程度の積雪であれば、これで何とかなったのかもしれませんね。

除雪の効率を考えると、左右均等にかきわけるのが良いのですが、複線区間で右に雪をかき出してしまうと、対向の線路上に雪を撒いてしまうことになるので、あえて左側だけにかき出すようになっているみたいです。

違うアングルから

違うアングルからもう一枚。

基本的に雨ざらしのようなので、どうしても汚れが目立ってしまいますね。ただ、そのあたりを除けば、とても良く整備されているように見受けられます。

はいらないで!!

運転席を見てみましょうか。

うーん(笑)。まぁ、ここは小中学校の近くでもありますし、これくらいの警告はあってもいいんでしょうねー。スポーク式の動輪の形が良くわかります。

後ろからも一枚

後ろからも一枚。

えーと、機関車の後ろには石炭を積んでいたんだったですかね(水はボイラーの両脇のタンクだったかと)。この手の小型機関車は、向きを変えずにそのまま後ろ向きでも走行できるように、タンクに切れ目を入れて最低限の視界を確保したり、ヘッドライトをつけたりしていたようですね。

後ろからもう一枚(違)

というわけで、後ろからもう一枚(違)。

……根室に向かいましょう。

というわけで根室

標津町の「文教地区」っぽいところを通って、

海沿いの国道 244 号線に再合流です。

どこかで見たような所をふたたび走ります。

ちなみに、ちょうど 2 時間ほど前には

こんな写真を撮影していました。

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