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道東の旅 2011/春 (73) 「にしん釣り自粛のお願い」

はっしりー、だしたらぁー

根室半島にほど近い内海の汽水湖風蓮湖」の北側に位置する「走古丹」(はしりこたん)にやってきました。なんでこんな所にやってきたのかと言えば、それは時間があm(ry

というわけで、道道の終点(実は「起点」でした)が走古丹の漁港なのですが、ご覧の通り、網が山ほど置いてあります。この写真を撮影したのは(昨年の)5 月ですから、流氷のシーズンがすっかり終わって、これから短い?夏を迎えようとしている時期ですね。これらの網も、これからが出番といったところでしょうか?

野付半島と同様に、この風蓮湖の一帯も「ラムサール条約」で登録されている湿地です。つまり、「水鳥の楽園」でもあります。その証明……というわけでもないですが、

野鳥の姿を良く見かけます。クローズアップも。

カモメ、ですかね。

釣り人の皆さんへ(暗号ではない)

防潮堤には……

えー、「釣り人の皆さんへ」というメッセージが書かれています。辛うじて解読できそうな雰囲気ですが……ちょっと何とかしたほうがいいかも。

鰊御殿は今も昔

こちらはちゃんとした看板です。

「にしん釣り自粛のお願い」とありますね。北海道の各地に「鰊御殿」が立ち並んだのは明治から昭和にかけてのことでしょうか。当時は漁に出れば出ただけニシンが穫れる時代だったのですが、それは明らかに「乱獲」だったわけで、鰊の漁獲量は程なく減少の一途を辿っていった……という歴史があります。

秋田近海で獲れる「ハタハタ」も、乱獲が響いて一時は急激に漁獲量を減らしたと言われますが、丸三年ものあいだ完全に禁漁することで、漁獲量は回復傾向にあると言います。

魚類の需要は中国などの海外諸国でも増え続けているようで、乱獲で絶滅の危機にある種も少なくない……などと言った話もあります。なんとかして種の多様性を守っていきたいものですね。

しゅっぱーつ!

さ、では道道 475 号線(風蓮湖公園線)を起点から走り始めてみましょう。

しゅっぱーつ!

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