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春の只見線 (13) 「只見 その3」

次の小出行きが発車するまでは 1 時間ほどあるのですが、駅の外はまさかの大雪。ということで、仕方がないので駅舎の中でのんびりと待つことにしました。

もれなくコシヒカリをプレゼント!

只見町観光まちづくり協会のチラシが置かれていました。「只見線に乗って只見に行こう!」の下に、なんと「500名様に只見産コシヒカリ プレゼント(2合)」とあります。

それでですね、実は……

頂いてしまいました(^_^)。いやー、列車に乗ってきただけでもれなくお米が貰えるというのはビックリですね。

コシヒカリは何日で捌けるのか

ちなみに、このキャンペーンは「先着 500 名」なのですが、だいたい何日で捌ける計算になるかと言うと……

2012年度の1日平均乗車人員は9人。乗車人員を把握できる福島県内の駅の中では、最も少ない駅である。
Wikipedia 日本語版「只見駅」より引用)

うっひゃあ(汗)。なるほど、一日あたり 9 袋のペースで捌けていくのであれば、計算上は 55 日で捌けることになりますね。このキャンペーンが始まったのが 2013/2/1 でこの日が 2013/3/2 ですから、まだ残っていたと考えても不思議はありません。

ところで、Wikipedia只見駅の項には、乗車人員推移として次のような表も掲げられています。

Wikipedia 日本語版「只見駅」より引用)

2009 年と比較して、2012 年の減り方が酷いですね。以前にも少し記しましたが、只見線の只見-会津川口間は 2011 年の水害以来、バス代行が続いているので、その影響もあるのでは……と思わせます。

不通区間の東端にある会津川口駅の利用状況も見ておきましょうか。

Wikipedia 日本語版「会津川口駅」より引用)

只見駅と比べると、利用者の減り方は緩やかです。2010 年と 2011 年のギャップが大きいのは、前述の水害の影響でしょうか(2011/7/30~12/3 の間、会津川口駅には列車は走っていませんでした。この影響が加味されているのか否かは良くわかりません)。

只見駅のデータは、2010 年と 2011 年の分が欠損しているようなのですが、2009 年と 2012 年の差が「20 人」で、これは会津川口駅における 2009 年と 2012 年の差「19 人」とほぼ一致します。もちろん偶然の一致である可能性も高いのですが、面白い符合ですね。

只見町インフォメーションセンター

さて。小難しい話題はこの辺にして、只見駅に戻りましょう。駅の中は、たくさんのチラシやパンフレット、雑誌などが整頓されています。明らかに人の手がこまめに入っていることが想像できるもので、見ていて嬉しくなりますね。

そして、隣には土産物のお店もあります。

Wikipedia には、次のようにあります。

2008年(平成20年)2月10日に竣工した改築工事では、待合所に只見町インフォメーションセンター(只見町観光まちづくり協会)が併設された。土産品などを扱うほか、夏期はレンタ・サイクル等も扱う。
Wikipedia 日本語版「只見駅」より引用)

ふむふむ。これが「只見町インフォメーションセンター」なんですね。大きすぎず小さすぎず、とてもいい感じですね。

北国の人の粘り強さの根源を見た(かも)

外は雪が舞っていましたが、駅舎の中はストーブがあって温々でした。

改札の先にはドアがあって、列車が発車する直前まで締め切られています。

そして、そのドアの向こうでは、除雪作業が行われていました。

……ホントに頭が下がりますね。ありがたいことです。

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