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会津鉄道の旅(その5)

野岩鉄道の沿線にはダムが多いのですが、それ以上に多いのが実は温泉で……。ここでちょっと駅名を見ていきましょう。

起点が東武鬼怒川線の「新藤原」です。次が「龍王峡」なのですが、ここから「川治温泉」「川治湯元」「湯西川温泉」「中三依温泉」「上三依塩原温泉口」と怒濤の 5 連発が続き、「男鹿高原」、そして終点の「会津高原尾瀬口」です。しかも快速「AIZU マウントエクスプレス」は男鹿高原(おじかこうげん)を通過してしまうので、龍王峡以外は全ての停車駅が「湯」絡みになってしまいます。

「温泉だらけだなー」と思いながらふと前を見ると……

なんと、運転士さんの名前にまで「湯」の文字が(笑)。ちなみにこの運転士さんは野岩鉄道の人ではなく、会津鉄道の人なのだそうです。

あっちが浅草であっちが会津

そんな中の一つ、上三依塩原温泉口(かみみよりしおばらおんせんぐち)で見かけたのがこちら。

ものすごーく正しい空間認識なのですが、何とも大胆な表現に驚きの念を禁じ得ません。

マークの形は下記参照

さて、東武日光で購入した会津鉄道西若松行き(会津若松行きではありませんでした)のこの切符ですが……

車内検札後はこんな模様が。

これ、会津鉄道のマークにとても似ているんですよね。偶然……ってことは無いですよね?

良問を発見

お昼ごはんを食べた後、アテンダントさんがこんなクイズを配っていました。

賞味期限切れの時事ネタですが、第 1 問はかなりの良問だと思いました(笑)。

駅名は流転する

東武日光を発車して 1 時間 17 分ほどで、会津高原尾瀬口駅に到着しました。

野岩鉄道はここが終点で、ここから先は同じく第三セクターの「会津鉄道」に入ります。同じ第三セクターなのに何故別会社なのかと言うと、会津鉄道は旧・国鉄会津線を引き継ぐために設立された会社で、全線が福島県内にあるため栃木県の資本が入っていない……などの違いがあります(東武鉄道の資本は僅かに入っているようですが)。

そんなわけで、ここからは旧・国鉄会津線をゆくことになります。ここは元々「会津滝ノ原」という駅名でした。ところが、野岩鉄道が開通した際に「会津高原」に改称され、その後 2006 年に「会津高原尾瀬口」に再度改称されたとのこと。

とても激しい変遷を経てきたこの駅ですが、簡単に年譜形式にすると次のようになります。


会津高原尾瀬口駅は駅名がコロコロ変わったという印象しか無かったのですが、所属する会社も二転三転していたんですね(今ようやく知りました)。

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