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函館~根室 各駅停車の旅 (11) 「長万部・二股・蕨岱・黒松内・熱郛・目名・蘭越」

長万部駅(H47)

長万部から小樽までは 2949D に乗車します。

2843D 函館 14:26 → 長万部 17:28
2949D 長万部 17:44 → 小樽 20:42


ドアの上の路線図で、途中の停車駅を確認しましょう。

拡大すると、なんとか読めそうですね。長万部から小樽の間には 17 の駅に停車することになります。

列車の前方を見てみると……

「道新受験情報」なんて雑誌があるんですね。……というのはさておき、

前方の見通しが悪かったのは、トイレがあったからでした。

上の時刻表をよーくご覧になるとお気づきになるかも知れませんが、長万部と小樽の間は 3 時間以上かかるのですね(ちなみに営業キロは 140.2 km とのこと)。札幌から長万部までは砂原回りで 125.1 km ですから、まだ半分も進んでいないことになります(汗)。

……まいったなぁ。これは気づかなかったことにしておきましょう(汗)。

二股駅(S32)

長万部を出発してから 9 分ほどで、次の二股駅です。この駅から「駅ナンバリング」のプレフィックスが「H」から「S」に変わります。ちなみに「S」は「札幌」の意味なのだとか。

二股駅も 1903 年の路線開通から存在する歴史の長い駅です。

蕨岱駅(S31)

ニセコ経由の函館本線は、「山線」の異名を取るに相応しく、分水嶺に向かって山の奥深くに入ってゆきます。次の蕨岱(わらびたい)駅は、黒松内町との町境にほど近いところです。

蕨岱駅は 1904 年の開業とのこと。歴史の古い路線だけあって、歴史の古い駅が続きますね。

黒松内駅(S30)

寿都郡黒松内町の中心駅にやってきました。黒松内はブナの北限地として売り出し中……のようですが、

おお、確かに駅舎にも「北限ブナの木」と掲げられていますね!

ちなみに、この黒松内駅で 2944D と交換(すれ違い)です。

熱郛駅(S29)

黒松内からふたたび勾配を駆け上がって 9 分ほど走ると、次の熱郛(ねっぷ)駅に到着です。なかなか見ることの無い字が使われているので、読めない人も少なくないかもしれませんね。

ちなみに、黒松内の道の駅は、熱郛駅の近くにあります。

名駅(S28)

熱郛駅を過ぎると、朱太川水系から尻別川水系に移ります。長万部から数えて二つ目の峠越えになりますね。熱郛から次の目名までは、なんと 16 分もかかります。

熱郛と目名の間には「上目名駅」があったのですが、1984 年に廃止されています。


黒松内熱郛は 1903 年に開業した駅ですが、熱郛から小沢(こざわ)の間は 1904 年に延伸開通した区間です。目名駅は 1904 年の開通当初から存在する、これまた歴史の長い駅です。

蘭越駅(S27)

長万部からちょうど 1 時間ほどで、蘭越町の中心駅・蘭越駅にやってきました。「蘭越」はそのまま「らんこし」と読みます(同名の地名が千歳市内にもありますね)。なお、蘭越で 2948D と交換です。

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