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函館~根室 各駅停車の旅 (19) 「滝川・その2」

滝川駅(A21)

滝川駅には定刻通り 8:35 に到着したのですが、次に乗車する 2429D(!) は 9:37 発車なので、えーと、ほぼ一時間時間が余ってしまいました。仕方がないので、途中下車して時間を潰すことにしました。

改札を抜けたところに自動券売機があったのですが、滝川から根室本線方面を見てみると……

表示があるのは幾寅(いくとら)まで。滝川から幾寅までが 98.8 km なんですね。

滝川-富良野 開通 100 周年

待合室には、こんな衝立が。

根室本線の「滝川-富良野」間は、2013 年でちょうど開通 100 周年だったのだそうです。

札幌から帯広に向かう鉄道のルートは、最初は旭川から現在の富良野線を通るルートで建設されましたが、その後距離を短縮するために、滝川から富良野までのルート(現在の根室本線)が建設されました。この(当時としては)短絡ルートが開通してから、ちょうど 100 年の節目の年だったわけです。

滝川から富良野までの根室本線は、特急「おおぞら」などが一日何本も走る幹線ルートだったのですが、1981 年に千歳と新得の間をショートカットする石勝線が建設されると特急・急行列車の設定が失われ、今では一日十数本の普通列車と快速列車が走るだけとなってしまいました。

発車時刻表の一番右に、黒い文字だけが並んでいる部分がありますが、この部分が根室本線の時刻表です。

意外な駅前

では、駅の外に出てみましょうか。

ボウリング場とレストラン街の入った建物が見えますね。ほかは何があるのだろう……と思って見回してみたのですが、

意外と建物がありません。ついでに言うなら、駅前にコンビニがあるわけでもありません。滝川は、国道沿いにはそれなりに店が立ち並んでいた印象があるのですが、駅前は予想外に静かな感じでした。

とりあえず……駅に戻りましょうか。駅舎の外にも「滝川-富良野 開通100周年」の掲示がありました。

1 番のりばで到着待ち

では、発車はあと 20 分以上先ですが、ホームでのんびりと 2429D の到着を待つことにしましょう。改札口のガラス扉を抜けると、目の前が 1 番のりばです。

ちょうどいいところにベンチがありますね。腰掛けて待ちましょうか。

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