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冬の北海道の旅 (14) 「清水町の『母なる川』」

国道 274 号の日勝峠を、東へ西へと向きを変えながら下りてゆきます。雪が降っている訳でも無かったのですが、あっと言う間にフロントガラスの視界が大変なことになってきました。

こんな時の為にウォッシャー液がある!……筈だったのですが、何度ワイパーレバーの先のボタンを押しても噴射される気配がありません。この寒さです。まさか噴出口が凍ってしまったのでしょうか……?

「うっひゃー、こりゃヤベぇ」と思っているうちに、ふと重大なことを思い出しました。そう言えば、ウォッシャー液を出すのはレバー先のボタンを押すのではなく、レバー自体を手前に引けば良かったのでした。

すると、何事も無かったかのように、ウォッシャー液が元気よくフロントガラスに向かって噴出されました。あとはもうご覧のとおりです。

いやー、テンパってる時ってこんなものですよね(自己弁護)。

謎の標識と緊急避難所

国道 274 号線「日勝峠」は、ようやくクネクネモードを脱して直線ダウンヒルモードに移行しました。道が広くなる訳でも無く、狭くなる訳でも無い謎の標識を見つけました。

前述のとおり、国道 274 号は直線ダウンヒルモードになりました。道はまっすぐだけどずーっと下り勾配が続いているので……

ブレーキが故障した時のための「緊急避難所」も用意されています。箱根ターンパイクとかにもあるアレですね。ちなみに、箱根あたりの「緊急避難所」は本格的なグラベルベッドになっているという噂で、一度進入してしまうと自力で脱出できないと聞いたことがあるのですが、ここはどうなのでしょうか。なんか入り口が封鎖されているように見えなくも無いのですが……。

道民雑誌

さて。北海道で良く見かける「看板」と言えば、やはりこちらでしょうか。

それほど数がある訳では無いのですが、場所を厳選して掲示しているような感じが……。良く目立つ、いい場所に出ているんですよね。ちなみに雑誌自体は駅の売店あたりでも販売している場合があります。道内の財政界などの話題が中心なので、万人受けするかどうかはかなり疑問ですが……。

清水町の母なる川

道東道をオーバークロスして、十勝清水 IC にやってきました。帯広に向かうには……道東道を選ぶのか、あるいは国道 39 号を選ぶのか、どっちが正解なんでしょうね。走行距離だけだと、下手をすると 39 号のほうが短いかもしれません。

駅名も IC 名も「十勝清水」ですが、自治体の名前は「清水町」です。国道 274 号のすぐ北側を「ペケレベツ川」という川が流れているのですが、この peker-pet「清冽な川」を意訳して「清水町」になったと言われます。「ペケレベツ川」は、清水町の「母なる川」とも言えそうですね。

清水町から鹿追町

JR 根室本線をオーバークロスすると、急に信号の数が増えたような印象があります。左手に立派な建物が見えてきたなぁ……と思っていたのですが、どうやら役場だったようです(汗)。

国道 274 号は、十勝清水の市街地を北東方向にまっすぐ進み、T 字路で国道 39 号と合流します。国道 274 号としてはこのまま鹿追町に向かうのですが、ほんの 300 m 程度だけ国道 39 号との重複区間となります。

ということで、この先の T 字路を富良野方向に左折します。明らかに逆方向ですが、ほんの少しだけですしね。

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