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冬の北海道の旅 (33) 「画期的な三段オチ」

足寄郡足寄町の「足寄駅」の話題を続けます。駅ですからもちろんレールも敷設されていますし、車両も停車して……いたらいいのにな、と。

ちなみに反対側はこんな感じです。見る角度によってはもう少し違和感なく見えたりするのでしょうか。

鉄道の思い出

ご存知の通り、足寄駅はかつての国鉄池北線に属していた駅で、池北線の廃止後、第三セクター鉄道の「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」の駅となりました。ただ、第三セクター移行後も旅客数の現象は止められず、2006 年に全線が廃止されています。

そんなわけで、今は「道の駅」になってしまった「足寄駅」には、鉄道があった頃の「思い出の品」がいくつか展示されていました。「ふるさと銀河線」開通時のポスターや、ヘルメット、そして電球式のカンテラなど、あまり見かけないものもありますね。

保線用のツルハシや信号旗とともに、「足寄駅開業明治四十三年九月ニ……」という文字が見えます。足寄駅の開業は明治 43 年 9 月 22 日で、帯広駅の開業から僅か 5 年後のことでした。

池北線のルートは現在も道東自動車道(足寄線)が踏襲していますが、十勝から北見に向かう上でもっとも緩やかなルートのため、網走への最短ルートとして優先的に建設されたみたいですね。

画期的な三段オチ

建物の柱には、こんなポスターも掲出されていました。「[1] ふるさと銀河線 第三セクター鉄道の誕生」とあります。

[1] があるということは、もちろん [2] もあります。「[2] ふるさと銀河線 高原を駆ける銀河列車」とありますね。

さぁ、次は [3] ですね! ということで [3] を探したところ……

いきなり最終回ですか! これはなんとも画期的な三段オチですね……。

足寄町 BIG 2

それにしても……「さよならセレモニー」にやってきた足寄町 BIG 2 のこのお二方……。特に後ろのムネオさん、満面の営業スマイルなんですが……。

まぁ、虫の息だった鉄道を 20 年近く延命させた上に、駅舎の建て替えなどで雇用を創出できたわけですから、ムネオさんにとっては全て「うまくいった」という気持ちだったのかもしれませんね。「やれることは全てやった」というのは、案外偽らざる気持ちだったのかも知れません。

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