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冬の北海道の旅 (91) 「上名寄跨線橋」

万里の長城」を後にして、国道 239 号に戻ります。「万里の長城」の外郭道路を北に向かい……

前方にほぼドライ路面の道路が見えてきました。国道 239 号ですね。

微妙に融けかけの雪が残る国道 239 号に戻ってきました。「交通安全の町」の上には「おいでよ 森林と人が輝く しもかわ」の文字が光りますが、ごめんなさい。もうすぐ下川町から出てしまいます……。

お隣の名寄まではあと 15 km ほどです。

上名寄跨線橋

ずーっとまっすぐな道が続いていましたが、緩い左カーブとともに緩やかな上り勾配となりました。坂を登りきったところで今度は緩やかに右にカーブする橋が架かっています。

察しの良い方は既にお気づきかと思いますが、この橋も国鉄名寄本線を跨いでいた跨線橋です。「上名寄跨線橋」という名前のようですね。

「あれっ、いつの間に名寄に?」と思ってしまいますが、ここは実は「下川町上名寄」という場所だったのでした。名寄なのか下川なのか一瞬良くわからなくなる地名ですね(笑)。

ちなみに、この跨線橋のおかげで国道は若干の遠回りを強いられているほか、跨線橋は路面凍結の可能性がやや高かったりと、僅かながらもデメリットが生じているのですが、わざわざ跨線橋を撤去するほどのことではない(それよりも費用が……)ということなのでしょうか。

今では赤瀬川原平の「トマソン」的な建造物になってしまっていますが、かつての名寄本線の存在を現在に伝える建造物でもあるので、なんとかこのまま残ると良いですね。

N システム

上名寄の集落の手前には N システムがあります。たまに勘違いしている人がいますが、この N システムは速度違反の取り締まりには使用されません(少なくとも公式にはそうだった筈)。これは通行する車の写真をすべて撮影して、どのナンバーの車が何時に通過したかを記録するためのもの……だったと思います。

N システムのデータは、かつての「オウム真理教事件」で特別手配中の容疑者の確保に貢献した……なんて話を耳にします。やましいことが無ければなんら気にするべき物ではないと思いますが、ジョージ・オーウェルの小説を彷彿とさせる「監視社会」的なあり方を好ましく思わない人もいるようですね。

カントリーサイン

さて、時は移ろい 2015 年です。前方にカントリーサインが見えてきました。

名寄市カントリーサインは……えーと、クロスカントリースキーを履いた鳥? でしょうか。

答え合わせをしました。えーと、「雪の結晶とアカゲラ」だったようです。ちなみにこのカントリーサイン風連町と合併する前のものだったとのことで、合併 10 周年を記念して昨年(2016 年)に新しいカントリーサインに変わっています。実物を早く見てみたいですね!

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