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きょうの出来事(2017/5/4)

釧路を後にして、一路西へと向かいます。直別からは国道を離れて更に海沿いを行き、トイトッキ沼の近くの海岸へ……

トイトッキ沼近くのトーチカ

車の後ろに見える鳥居とお社はともかく、その横のコンクリートの塊が今回のメインです。これ、実は太平洋戦争中にアメリカ軍が北海道に上陸してくることを想定して造られた「トーチカ」なのだとか。

トーチカですから、兵士が身を潜めて銃口だけ出している筈の窓があります。このトーチカも、左側下のほうに横長の窓が見えると思いますが、中は……

こんな風になっていました。これだと大きさを比較できるものが無いのでわかりづらいですが、高さは 1 メートルなかったんじゃないでしょうか。小柄な日本人兵士向けのサイズだったと言えそうです。

旅来渡船記念の碑

国道 336 号を更に西に向かいます。国道 336 号には「十勝川河口大橋」という大きな橋がかかっていて、十勝川を越えているのですが、この橋が完成するまでは、少し上流側に「渡し船」が用意されていました。この渡し船は国道 336 号の指定を受けた後も続いたので、「渡し船国道」などと言われていたこともあったのだとか。

この「渡し船」は 1990 年代初頭(意外と最近に思えませんか?)に「十勝川河口大橋」の完成でようやく廃止されたのですが、それを記念した碑が西側に建てられていました。ちなみに「旅来」は「たびこらい」と読みます。素敵な地名ですよね。

湧洞沼と生花苗沼

浦幌から大樹にかけての太平洋沿いには、大小無数の湖沼があります。その中の一つである「長節湖」は以前に行ったことがあるのですが、「湧洞沼」や「生花苗沼」、「ホロカヤントウ」には行ったことがなかったので、ちょっと足を運んでみることにしました。

こちらは湧洞沼です。数 km 前から「この先行き止まり」というありがたいお触れがあったのですが、行き止まりと知ったならば行き止まりまで行ってみたくなるのが人情と言うものでして……。

続いて、こちらが「生花苗沼」です。「生花苗」は「おいかまない」と読ませます。なかなか一発では読めない沼の名前ですね。「湧洞沼」には結構な人出があったのですが、「生花苗沼」には誰もいませんでした。

大樹町宇宙交流センター SORA

「晩成温泉」の近くを通って、大樹町に向かいます。突然目の前に巨大な格納庫が!

そして……向かったのは巨大な格納庫の隣にある、割と小ぶりなこちらの建物です。こちらの建物、実は「大樹町宇宙交流センター SORA」という名前です。

日高の平取にも宇宙人との交流を進めようとした建造物がありましたが、こちらは割と……いや、かなりマトモな施設です。中には観測気球やロケットなどが展示されていました。もちろんミールよりは遥かに小さいですが、これはこれでなかなかの迫力です。

十勝インターナショナルスピードウェイ

続いては、十勝に来たなら一度寄っておきたかったこちらのスポットへ。

かつて「十勝 24 時間レース」などが行われ、最近ではママチャリの耐久レースでお馴染みの(汗)「十勝インターナショナルスピードウェイ」です。正門にやってきた筈なのですが、何故か閉鎖されてしまって、南側の「サウスゲート」に回らないといけないのだとか(そういやそんな名前の人がいたような)。

最近はスポーツ走行をする人のためのコースという位置づけのようで、サウスゲートからパドックに乗り入れることができることから、メインゲートを閉鎖してトニー……じゃなくてサウスゲートだけで運用しているようです。

旧・幸福駅

ホテル(帯広駅近く)に向かう途中に有名スポットがあったので、ちょいと立ち寄ってみました。

まぁ、その……。なんかエライことになっているんですが、この様子を見ていた中学生女子(だと思う)がボソっと「なんか宗教みたい」と……。そう言えばそんな名前の宗教団体がありましたよね(笑)。

帯広百年記念館

今日は釧路から帯広への移動ということで、最初からそれなりに余裕があるだろうなぁーと踏んでいたのですが、予想外に早着してしまったため、オプションとして考えていた「帯広百年記念館」へ。

十勝の開拓と言えば「マルセイバターサンド」でもお馴染みの依田勉三が率いた「晩成社」ですが、晩成社の十勝開拓から 100 年を記念して作られたというこの記念館は、常設展示だけでもなかなか充実したものがありました。近くには美術館や動物園などもあるので、その気になれば丸一日でも楽しめそうなエリアですね。

インデアンカレー

帯広の宿にチェックインして、再び街に繰り出して夕食を。

帯広と言えば「豚丼」が有名ですが、インデアンカレーも変わらぬ人気を誇ります。野菜ルーが食べたかったんですが、あいにく今日はもう終わってしまったとのこと。うーん残念!

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