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冬の爆発踏切と角島大橋 2017 (29)「集落はみんな山の上」

泉大津から阪九フェリーに乗って「爆発踏切」と「角島大橋」を見て回りました。あとは家に帰るだけ……なのですが、ここまで来て角島をドライブせずに帰るというのも間抜けな話ですので、ほんの少しだけですが、島をドライブしておきましょう。

集落はみんな山の上

角島大橋に繋がる道は、県道 276 号「角島神田線」です(角島大橋は「町道」として建設されましたが、現在は県道に昇格?しています)。ご覧の通りの快適な二車線道路で、地上部分にはちゃんと歩道が設けられています。

県道 276 号は、角島大橋の連絡道路であることもあり、若干高台を通っています。元山港のあたりの標高の低い部分は高架橋で一気にクリアしています。

角島の地図を見ていて気づいたのですが、村落が山上にあるんですよね。北海道は知床の羅臼あたりだと、海沿いの道路に沿って家々がずーっと軒を連ねる……という構造でしたが、角島は山自体がそれほど高くないこともあってか、大半の家が高台に建設されているようです。

県道 276 号の面白いところは謎に立体交差が多いところで、オーバークロスのみならずアンダークロスまで存在します。アンダークロスを抜けた先を左折すると元山の集落で、坂を下りると元山港です(ただしかなり遠回りです)。

地峡に向かう下り坂

県道 276 号は、比較的人家の少ない島の北側を通ります。右手にちらっと海が見えてきましたね。

海が見えたのはほんの一瞬で、緩やかな下り坂を駆け下りていきます。

角島は、元々は陸繋島だったのだろう……という話を書きましたが、ちょうどこの部分が島と島を結んでいた部分だったと思われます。ここは幅が 300 m ほどの「地峡」で、ちょうど島の中央部分にあたるからか、近くに小学校があるようです。小学校と言えば高台にあるのが一般的ですが、角島小学校の場合はやや例外気味かもしれません。

左手に見えているのは土産屋さんのようで、広い駐車場も完備されています。駐車場の反対側にはビーチもあり、間を横断歩道が結んでいます。リアルにアビー・ロード中の観光客の姿も見えますので、スピードは控えめに……。

ハッピーロード尾山台(違)

県道 276 号はおそろしく直線的なルートで建設されていて、今度は坂を一気に駆け上がって谷を切り開いた区間に入ります。再び 200 m ほどの長さの橋を渡ると……

交叉点が見えてきました。県道 276 号はこの先を左に曲がって「尾山港」に向かうとのこと。確かに集落の名前は「尾山」ですが、地理院地図だと港の名前は「角島港」になっています。実際には「元山港」と「尾山港」のほうが通じるのかもしれませんね(あるいは「角島港」は法的に両者を包括しているのかも。「角島港尾山埠頭」みたいな感じで)。

このまま真っ直ぐ行ったらどうなるんだろう……という興味は大いにありますが、幅員減少の注意標識が出ているくらいなので、ちょっと危険そうな感じもします(実際にはそこまでキツい道では無かったようですが)。ここを右折すれば灯台に行けるとのことで、右折してみることにしました。

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