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夏の焼尻・天売・道北の旅 2015 (81)「紋穂内駅(前編)」

JR 宗谷線の紋穂内駅を見に来ました。利用客が少ない駅のひとつとして知られていて、所さんの TV 番組で安田大サーカスの団長が張り込んだ駅としても知られて……いるかどうかは微妙ですが。

駅舎内

貨物列車の車掌車を改造した駅舎内は綺麗な状態に保たれていました。駅を維持・管理する駅員さんのおかげなのか、あるいはボランティアの方がいらっしゃるのでしょうか。

奥にドアが二つ並んでいますが、右側はトイレでした。ちゃんとトイレが用意されているというのはありがたい話ですよね。

椅子は木製で背もたれの無いものでした。……この形だと「横になってください」と言わんばかりにも思えてしまうのですが……。

ワンマン列車ご利用のお客様へ

入り口の脇には「ワンマン列車ご利用のお客様へ」と題された、1000 円札と小銭の用意を促す告知が貼られていました。「音威子府」の文字が上から被せられていますが、もともとは管理駅が異なったということでしょうか。

竹ぼうきの近くには青いビニール傘が。置き傘でしょうか。

「発車時刻表」と「列車運転時刻表」

待合室の椅子はホームに向かう位置にあって、椅子に座ると「発車時刻表」が良く見えるようになっています。

列車は一日 5 往復で、最大で 4 時間 45 分ほど空く時間帯があります(稚内方面)。

また、ご丁寧なことに通過列車も含めた時刻表も掲出されていました。上り(旭川方面)の最終列車が早いなぁと思ったのですが、どうやら 20:28 に最終の普通列車が「通過」するとのこと。需要が無いと見做された、ということなのでしょうね。

また「雪 361」「雪 362」という列車も気になりますが、これは除雪列車でしょうか。朝方に 2 本も稚内方面への回送があるのも気になります(まとめて走らせてしまえばいいのに……)。

ところでこの車両は?

時刻表が掲出されていたのと反対側には、安全を啓発するポスターと器物破損を警告する文が貼られていました。

警告文の横に落書きが並ぶというのもシュールな感じがしますが……。

ところで、この写真は何の写真でしょう。雰囲気的には新潟鉄工所(名前変わったんでしたっけ)っぽい車両で、北海道だと「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」あたりで見かけるタイプに思えるのですが……。このタイプの車両が宗谷線を走ったこともあったのでしょうか。

煙突を追加したけれど

天井の換気口と思しき部分には、ビニールで封がしてありました。おそらくですが、虫が寄ってきて面倒なことになったのではないでしょうか。

駅舎を良く見てみると、てっぺんに煙突が追加されていました。換気を考慮して設置したんでしょうが、結果的にはうまくいかなかったように見えます。

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