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木次線各駅停車 (2) 「出雲市」

木次線各駅停車」という題名ですが、まだ起点の宍道駅にすら辿り着いていないので、10:41 発の米子行き 132D に乗車することにします。米子行きは 2 番のりばに入線するとのこと。エスカレーターでホームに向かいましょう。よく見たら「エレベーターのりば」の文字がポップ体のような……?

ゆったりやくも

2 番のりばには、岡山行きの特急「やくも 14 号」が入線していました(10:32 発)。「ゆったりやくも」というニックネームの車両なんですね。

特急「やくも」はカーブの多い伯備線を走行するため、カーブに強い「振り子式車両」が用いられています。遠心力を打ち消す方向に車体を傾ける機能があるため、車体の上部は随分と絞られた形をしています。このアングルだとまるで右に傾いているかのようにも見えますが、多分ほとんど水平の筈です。

横の「サンライズ」と比べると、「やくも」の車体上部がいかに絞り込まれているかが良くわかりますね。あるいは「サンライズ」が凄まじく寸胴な形をしている、とも言えそうです。

ツーショット

出雲市駅に到着してから 30 分ほど経過している筈ですが、「サンライズ出雲」は 3 番線に停車したままでした。直後に到着する「やくも 1 号」の邪魔にならないように、じっと待っていたようにも見えます。

10:32 に、定刻通り特急「やくも 14 号」が発車しました。「サンライズ」とのツーショットを撮影することができました。

この日 7 本目の岡山行き

「14 号」ということは、この日 7 本目の岡山行きということになりますが、まだ 10 時台なのに「14 号」というのは凄いですね。

どうやら朝の 4 時台から 1 時間に 1 本のペースで出ていたようでした。神話の国の朝は早かったのですね……。

右と左で全く違う

邪魔者(コラ)もいなくなったので、改めてホームの反対側から「サンライズ」を眺めます。「やくも」とは全く異質の寸胴なスタイルですが、そこがまた良いんですよね。先頭車両の排障器(スカート)も、まるでレーシングカーのエアロパーツのようで格好いいですね。

サンライズ出雲」の 11 号車を反対側から眺めます。そうか、11 号車は進行方向右側(下りの場合)に通路があるので、窓の配置が左右で全然違ったのですね。

左側は、客室が 2 階建てになっているので、窓も上下に分かれて配置されていました。

米子行き 132D

米子行きの 132D が時間通りに入線してきました。132D の始発駅はは隣の西出雲駅です。

俗に「たらこ色」と言われるカラーリング……だと思ったのですが、間違いなかったでしょうか? 昔の国鉄の「首都圏色」よりも、少しだけ色艶が良く感じられるのですが、ちゃんと洗車されているから、とかでしょうか。

運転士のみのワンマン運転の場合は、1 両目後寄りのドアから乗車するように案内するステッカーが貼られています。この手の制限は駅員配置駅では対象外の場合が多いので、そのまま乗車してしまいましょう。

米子行き 132D の次の停車駅は「直江駅」です。

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