Bojan International

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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (137) 「線路は北に伸びていた」

この時点で 11 時を少し過ぎたくらいだったので、まだランチタイムにはちょいと早かったのですが、駅の近くのお寿司屋さんに入って……

お昼から結構なものを頂いてしまいました(喜)。

このあたりは甘えびの漁獲高が凄いみたいですね。

増毛に鉄道があった頃

美味しいお寿司を頂いた後は、少しだけ近辺をウロウロして……これは「増毛館」さんですね。

「観光案内所」でもある「風待食堂」の前に戻ってきました。

そう言えば、GW 中はこんなイベントも開催されていたみたいですね。

お祭専用 駐車場

今から思えば、時間に余裕もあったので、もう少しちゃんと観光しておけば良かったのですが……。この日はちょっと遅参厳禁だったもので、散策も程々に車に戻ることにしました。

すっかり忘れていましたが、駅の東側の空き地?に堂々と駐車できたのは……

「駐車場」という案内があったからでした。「お 祭 専 用」と出ていますね。そう言われてみれば、ちょっと車の数が増えたような気も……。

駐車場の敷石の上には、何故かこんなものが落ちていました。

ポイ捨ての可能性も否定できませんが、カラスあたりの仕業の可能性もあるかもしれませんね。港町あるあるでしょうか。

枠線ギリギリ

車のところに戻ってきました。ちらっと見た感じでは、適当に駐車しているようにも見えますが……

実はちゃんと石灰でラインも引いてあったんですよね。その割には左側のラインを踏みそうになっていますし、リアは枠からはみ出てしまってますし。駐車時には枠線を認識していなかった可能性もありそうな……(汗)。

線路の終端は道道よりも北だった

車を停めたあたりからは、ちょうど増毛駅のホームが良く見えます。終端駅ですが、見事に線路 1 本にホームひとつしかありません。手前の空きスペースにもバラストらしき石が敷き詰められているので、昔はきっと何本も線路があったのでしょうね。

ということで、ちょっと気になって古い航空写真を見てみたところ……あっ

(この背景地図等データは、国土地理院地理院地図から配信されたものである)

現在は沿岸バスの「増毛駅」バス停(名前が変わったと聞いていますが)のあるあたりを道道 301 号「留萌港線」が東西に通っていますが、かつては駅の構内だったんですね。2016 年の時点では駅舎の真ん前に線路の終端(車止め)がありましたが、1970 年以降に線路を短縮して移設した、ということだと考えられます。

昔はディーゼルカーではなく蒸気機関車が客車を牽引していた筈なので、増毛までやってきた蒸気機関車は、ホームに客車を残して留萌側に移動(機回し)していた筈なんですよね(機関車の向きを変えていたかどうかは定かではないですが)。

そのような運用を行うには最低でも 2 本の線路が必要になるので、「お祭専用駐車場」もかつては線路だったんだろうなぁ……というところまでは想像できていたのですが、線路の終端が道道 301 号よりも北側に伸びていたというのは盲点でした。

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