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春の道北・船と車と鉄道で 2016 (238) 「会話する二台」

前方(ちょい先ですが)に青看板が見えてきました。道道 583 号「上問寒問寒別停車場線」と道道 785 号「豊富中頓別線」の分岐点まであと少しのようです。

この交叉点も、番号の大きい道道 785 号が優先道路になっています。直進すると道道 785 号で中頓別に行けるようです。

会話する二台

ところで……これ、どう見ても二台とも停止してますよね。もしかしてドライバー同士が会話しているのでしょうか?

ワンボックス車とトラックがこの位置で並んでいると通り抜けできないのですが、トラックのドライバーはちゃんと道を塞いでいることを把握していて、ささっと左側の農場に移動してくれました。牧草ロールを運搬中だったのですね。

トラックと会話していたワンボックス車も動き始めたのですが、後続車の存在に気づいて再び停止しました。道を譲ってくれるようです。

対向車(トラック)のドライバーとは旧知の仲で、旧交を温めていたのか……と想像したりしたのですが、よく見るとワンボックスは旭川ナンバーではありませんでした。単にルートを確認するために停止していたところ、地元のトラックドライバーが声をかけた……と言ったところかもしれません。

ここから国道 275 号までは約 20 km ほど、知駒しりこま峠を越えることになります。先程のワンボックス車は知駒峠の積雪状況を気にしていたのかもしれませんね。知駒峠が使えるか否かは、「たかが峠一つ」とは言えないほどの重大なインパクトがあるのです(中頓別に向かいたい場合、回り道は距離にして倍では済まないので)。

東に向かう道の「東延橋」

道道 785 号「豊富中頓別線」は「東延橋」で問寒別川を渡ります。問寒別川を渡るのはこれが 3 回目ですが、今回が最後っぽいですね。そしてこの「東延橋」というネーミング、国鉄白糠線の終点が「北進」だったのに通じるネーミングだったりしたら面白いですよね。

川の手前には「問寒別川」の看板が。これまでは「といかんべつ川」ばかりだったのですが、裏面を見ていた……ということだったんですね。

そして川の向こうには「といかんべつ川」が。

「東延橋」を渡って左カーブを抜けると、前方にパーキングの案内が立っていました。この道道 785 号、やっぱりどことなくリッチな印象がありますね。

そしてこの「ハマナス」ですが……。空白の有効活用なんでしょうか(汗)。

パーキング(兼チェーン脱着場)

「パンケルペシュペ川」を「桂橋」で越えます。毎度のことながら橋の名前の由来は謎ですね……。「川の名前の由来」と同じように「橋の名前の由来」を記す看板をつけたら、かなりグダグダなものも出てきそうですが。

パーキングは道路の右側にありました。除雪車の転回場を兼ねている可能性もありそうですね。

「右カーブあり」の標識の下には「この先遮断機あり 異常気象時通行止となります」の文字が。今回は遮断機の *手前* にあるので、そこそこ意味がありそうな感じでしょうか。

パーキングの先には予告どおりに遮断機が設置されていました。手前の標識は「P」と「チェーン脱着場」だったようです。スタッドレスタイヤ全盛の昨今ですが、除雪用車輌などでチェーンを脱着するケースも普通にあるということでしょうか。

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