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釧網本線各駅停車 (35) 「磯分内・南弟子屈」

網走行き 4730D は標茶を出発しました。旧・標津線の多和駅跡を通り過ぎて、なにやら妙な形の山が見えてきましたが……どうやら土砂?を採取しているみたいですね(道路などを建設している訳では無さそうです)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

磯分内駅(B62)

進行方向右側の車窓に太陽電池パネルが見えてきました。場所的にはおそらく雪印メグミルク・磯分内工場のあたりです。

4730D は磯分内駅に到着しました。1 面 1 線の棒線駅で進行方向左側にホームと駅舎があります。

何故か進行方向右側の写真を撮り忘れたので、快速「しれとこ」から撮影した駅舎の写真をどうぞ。今にして思えば、ちょうど標茶町に入ったあたりで空模様が怪しくなってきたんでしたね。

磯分内駅については釧網本線ほぼ各駅停車 (20) 「磯分内」も合わせてご覧ください。

弟子屈駅(B63・2020/3/13 廃止)

磯分内を出発すると、磯分内川とコムケップ川を渡って弟子屈町に入ります。なるべく一つの記事で複数の町を跨がらないように気をつけていたのですが(たまーに妙に短い記事があったのはそういうことで)、今回ばかりは完全にコントロールミスですね……(すいません)。

快調に釧路川沿いを疾走すること数分で……あっ、側線が!

弟子屈駅に到着です。先程の側線は貨物ホームに向かう線路だったようですが、Wikipedia によると貨物の取扱が無くなった時点で一度撤去されて、後に保線車輌用の線路として復活していた……とのこと。

それはそうと、この「本場の味」、駅ごとに最低何枚掲出しないといけない……とかあったんでしょうか……?

未舗装のホームにはフェンスが立てられていて、駅構内と駅前広場を分割しています。駅名標の下に廃タイヤが置かれているのが謎ですが、もしかして:花壇の代わり?

パラオ風?

弟子屈駅の駅舎も車掌車を改造したものでした。どことなくパラオの国旗を彷彿とさせる色合いですが、個人的には割と好きなカラーリングです。

弟子屈駅にもちゃんと「駅前通り」があって、まっすぐ進むと国道 391 号です。

車掌車駅舎の左側デッキが改札代わり……ということでしょうか。ただ駅舎の左側にも人が通れるだけの隙間がありますし、でもどちらも車椅子だと通過が難しそうな感じも……。

駅名標の下には

そう言えば「弟子屈駅」が「摩周駅」になったのに、「南弟子屈駅」はそのままなんだ……という話もありましたが、でもどう考えても「南摩周駅」は無いですよね。

あえて改めるなら開設当初に(河西鉄道の既設駅と重複したため)採用を見送った「熊牛駅」なんでしょうけど、既に周りにも「南弟子屈」が馴染んでいたので、今更改める必要も無い……というのが正解だったように思えます。

ん、またしても駅名標の下に廃タイヤが……。

4730D は南弟子屈を出発して、次の「摩周駅」に向かいます。少しずつ「原野」の趣が出てきましたね。

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