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石北本線ほぼ各駅停車 (14) 「西北見」

北見を出発した特別快速「きたみ」は、なんといきなりトンネルに入ってしまいました。

このトンネルは「北見トンネル」という名前で、石北本線を地下化することで 9 箇所の踏切の解消を狙った「連続立体交差事業」で建設されたものとのこと。この区間が地下化されたのは 1977 年で、連続立体交差事業による地下化は日本初だったそうです(!)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2017 年 4 月~ 5 月時点のものです。新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

2.1 km の地下線を抜けて地上に戻ってきました。娑婆の光が眩しいぜ……!

西北見駅(A59)

特別快速「きたみ」が速度を落としました。間もなく西北見駅のようですが……おや、これは?

コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物が見えますが、どうやらこれが西北見駅の駅舎のようです。

西北見駅に到着しました。コンクリートには「STATION」の文字が埋め込まれて(?)います。近未来的なルックスの駅ですが、「西北見臨時乗降場」が開設されたのは 1986 年 11 月 1 日とのこと。

同年同日に「愛し野臨時乗降場」(=愛し野駅)も開設されていますが、同じ日にできた割には随分と印象が違いますね……。コンクリート打ちっぱなしの西北見駅と木のぬくもりが感じられる愛し野駅、あえて両極端を狙ったんだったりして。

西北見駅のホームはウッドデッキ構造です。愛し野駅は駅舎がログハウスでホームはプレキャストコンクリートだったので、ちょうど逆になっているというか、バランスが取れていると言うか……。なんか本当に、意図的に真逆の構造にしたような気がしてきました。

ちょーとーまってくださーい

フェンスの向こうのポールには、ちゃんと「本場の味」も。

この建物は……どうやら公衆トイレっぽい感じですね(赤色回転灯が見えるので)。

西北見では 4~5 人のお姉さんが慌てて下車していきました。どうやら日本語ネイティブでは無さそうな感じだったのですが、「ちょーとーまってくださーい……」と声を上げながら出口に向かっていました。文法は完璧ですね!(すばら!)

ちなみにこのお姉さん達、北見行き 4656D にも乗車していて、北見駅の記事内でも何度か登場していたりします(確認できただけで少なくとも 3 枚ほど)。西北見駅で下車した目的は謎ですが、駅の西北西 1.6 km ほどのところに麺や明星北見運転免許試験場があるので、もしかしたら原チャの免許を取りに行った……とかでしょうか?

よい作物は、よい肥料から

特別快速「きたみ」は西北見を出発しました。建物にでっかく「よい作物は、よい肥料から」の文字が。

これは「よい作物は、よい肥料から」から少し進んだところで見かけた倉庫です。Google マップには掲載が無かったのですが、どうやら 2016 年 2 月頃に廃業したっぽい感じでした(参考)。

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