「ウェザーステーション展望台」にやってきました。乗用車で出入りできる場所としては父島で最西端の場所……だと思います。
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「ウェザーステーション展望台」は「三日月山園地」の入口に位置していて、陸上からホエールウォッチングできる(かもしれない)というスポットです。
謎の額縁
木製の展望台の上にやってきました。なにか額縁のようなものがありますが……
この「額縁」ですが、ちゃんとガラス(だと思いますが)が嵌め込まれています。写真を撮影する際の小道具かと思ったのですが、単にそれだけでは無さそうな感じですね。西風が酷いときでも海を眺められるように……とか?
展望台には片屋根の東屋が設けられています。風がなければ雨が凌げそうですが、海沿いなので風が凪ぐタイミングは少なそうな……。
展望台の柵には「ザトウクジラの行動」が図示されていました。ザトウクジラも自分たちの日常の行動がここまで細かく分析されているとは思っていないでしょうね。
烏帽子岩・南島
南のほう(二見港方面)の崖にはパラボラアンテナと思しきものも見えます。気象観測を行うためのレーダーのアンテナでしょうか……?
中央に見えている岩は「烏帽子岩」と呼ばれるものです。二見港の湾口の北西に位置していることから Welcome Rock とも呼ばれているのだとか。Weather Station と同じくアメリカ統治時代の名残なのかも……?
西島・瓢箪島・弟島・人丸島
展望台から北側の海を眺めます。左から「瓢箪島」「弟島(小浜岬)」そして「人丸島」でしょうか。
「瓢箪島」の手前(左側)には「西島」も見えています。
写真と地図をにらめっこしてこれらの島名を特定していたのですが、実は展望台の柵にもパノラマ写真で解説がありました。「烏帽子岩」のずっと向こうの沖合には「南島」も見えていたのですね。
野鳥が!
展望台から足下の海を眺めます。手前の土がものすごく赤いのが目を引きますね。そして、よーく見ると右の方に……
あっ。野鳥が一羽佇んでいますね。
目一杯ズームしてトリミングしてみたのですが、思いのほか描写が甘いですね……。ピントが完璧では無かったのかもしれませんが。
イソヒヨドリ
そう言えば、車の中に便利ズーム(18-300 mm、フルサイズ換算で 27-450 mm)を置いていたので、一縷の望みをかけて取りに戻ることにしました。
急いで展望台に戻ると……
まだいました! こちらのレンズには PL フィルターもつけていたので、めちゃくちゃ色鮮やかになりました。
これはどうやら「イソヒヨドリ」みたいですね。小笠原の固有種ではなく、現時点では絶滅の危険性はありません。レアキャラでは無いということですが、それでもこうやって撮影できただけで「持ってて良かった便利ズーム」ですね……!
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