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レンタカーで父島一周 (18) 「戦跡ガイド」

巨大なアンテナ(鉄塔)と「時空を超えて──」の石碑の立つ夜明山にやってきました。「小笠原諸島父島コースガイド」では 15 番目のスポットです。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

この「コースガイド」の看板は道路脇に立っているのですが、その横に「初寝浦展望台」の看板が立っていました。本来は道路の進行方向に向かって立っている類の看板ですが、明らかに 90 度横を向いてしまっています。

というのも、ここから海に向かって小径が伸びていて、どうやらこの小径の先に「初寝浦展望台」があるから、のようです。

戦跡ガイド

小径の入口には日産キューブが駐車してあったのですが……

日産キューブには「戦跡ガイド」というステッカーと連絡先の電話番号が記されていました。

父島が太平洋戦争末期に栗林忠道の指揮の下で1921(大正 10)年以降「要塞化」されたことはこれまでも何度か触れてきましたが、専門のガイドさんが存在するほど数多くの戦跡が島内に存在する、ということなんですね。

バイオのトイレ

こちらの自転車はバッテリーアシストつきのようですが、レンタサイクルでしょうか。小笠原観光有限会社からここまでは、Google Map では 6.0 km で、自転車だと 42 分で到着できるという計算とのこと。楽な道のりでは無いですが、ダイエットになるかも……?

この先に展望台があるということからか、「バイオのトイレ」が設置されていました。浄化槽つきのトイレなので、川に流しても大丈夫なレベルまで浄化できる……ということなんでしょうね。

芝生の中自体が「防衛省管理用地につき関係者以外の立入を禁止する」でしたが、アンテナを囲んでいる柵のところにも「立入禁止」の看板が立っていました。

「父島基地分遣隊長」の文字が妙に削れているのは何故なんでしょう。

鬱蒼とした森の中へ

小径は鬱蒼とした森の中に入っていきます。乾性低木林が多い父島ですが、この程度の森はちょくちょく存在するみたいですね。

レンズのせいなのか、それとも PL フィルターのせいなのかは明確ではありませんが、緑(というか青)が強く出る癖があるようですね(濃い色味が好みですが、ちょっとバランスが偏っているように思えます)。よーく見ると左側に建物があるのですが……

巨大なコンクリート造りの建物

こちらの建物です。2 階建て、あるいは 3 階建てくらいの巨大なコンクリート造りの建物です。

ドアのヒンジも随分と頑丈そうなものです。コンクリートの表面はまるで砂岩のようになっていますが、これは元々の意匠なんでしょうか。

建物の横にはお約束の「立入禁止」の立て札がありました。「大蔵省関東財務局」とあるということは、これは防衛省の管轄では無いということでしょうか。

立て札が防衛省ではなく「防衛庁」時代のものだった可能性も考えてみましたが、防衛庁内閣府の下にあった筈なので、「大蔵省」は関係無さそうにも思えます。

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