「小笠原亜熱帯農業センター」の「本館」に向かって歩いていたのですが、おや、これは……?
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見た目は三角点、あるいは水準点っぽいものですが、地理院地図で確かめた限りでは、この辺に三角点や水準点は存在しないようです。となるとこれは「境界石」でしょうか……?
森の中の小径を抜けて、歩道の終点っぽいところにやってきました。「本館」はこの先の車道を右に向かった先にあるのですが……
左だよ。左だからね
「亜熱帯農業センター」の「展示エリア」はここを左折だよ、という力強いメッセージが……。
敢えて左折ではなく右折して、車道を北に向かって歩きます。急な坂道を下ると、前方にビニールハウスが見えてきました。ガイドマップによると、これは「熱帯果樹温室」で「ゴレンシ」や「マンゴー」などを栽培しているとのこと。
入らないでください(ゴルァ)
「熱帯果樹温室」の右側(東側)に「小笠原亜熱帯農業センター」の「本館」がありました。スロープにはタイルが埋められていて、なかなか壮観ですね。
スロープの右側には看板が立っていて、そこには「立入禁止」の文字が。
「立入禁止」の文字の下には「この先は公開していません」とあり、「各種試験に影響しますから入らないでください」とあります。柔らかい表現ですが、「絶対に入ってくるなよゴルァ」という意思が強く感じられます。
この建物は「ファイロンハウス」で、「養液栽培・果樹ほ」とあります。「ほ」は「圃場」の「圃」でしょうか……?
ちなみにちゃんと入口にもガイドマップがあり……
「一般の方の見学はできません」「駐車もご遠慮ください」との補足が貼られていました。そもそも「本館」と「展示エリア」の間に DMZ を配置するのも、見学客による悪影響を排除するためのものでしょうし、近づくべきでは無い……ということですよね。
再び「展示エリア」へ
ということで、再び坂を上がって「展示エリア」に戻ります。この坂を行き来するのは三度目で、最初は車で、そして徒歩での往復です。
そう言えば時折ですが、緑色が妙に青みがかっている写真を見かけます(この写真もそう)。PL フィルターの影響かと思ったのですが、これは PL フィルターをつけていないカメラで撮影したものなので、どうやら本当に「青みが強い」というオチみたいです。
「展示エリア」に戻ってきました。先程まで歩いていた道を引き返すのも面白くないので、しばらく車道側を歩いて別ルートで見学しましょう。
マダガスカル原産
駐車場に向かう途中で見かけた「車両通行止」の坂道が見えてきました。
坂道の脇には立派なヤシの木が立っています。
このヤシの木は「ミツヤヤシ」という種らしく、原産地は「マダガスカル」とあります。「亜熱帯農業センター」は外来種を排除するのではなく、外来種であっても見どころがあればじゃんじゃん取り入れるという姿勢のようですね。
よく見るとガイドマップにも「ミツヤヤシ」が描かれていました。このガイドマップ、実はかなり情報量が多いですね……。
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