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レンタカーで父島一周 (39) 「コペペ海岸」

小笠原亜熱帯農業センターの「展示温室」の跡地に整備された花壇を眺めつつ駐車場に戻ります。ブーゲンビリアと思しき花が見事に花を咲かせていますが、この骨組みはもしかして、かつての展示温室の廃材を再利用したものとかだったりして……。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

駐車場に戻ってきました。父島を観光していて不思議に思うのが、500 人近い人が「おがさわら丸」で島にやってきた筈なのに(うち何割かは母島に向かったとしても)、観光客らしい人の姿をそんなに見かけないんですよね。別の言い方をすれば「みんな何処へ行った」と思わせるのです。

「小港道路」を北へ

駐車場からまっすぐ都道 240 号「小港道路」に出て、左折して都道を北に向かいます。「農業センター」バス停の向こうに陸橋が見えていますが、この陸橋が亜熱帯農業センターの「展望台」に向かう際に通ったものです。

長い下り坂の先に T 字路が見えてきました。

大村地区に戻るには右折ですが、左折すると洲崎すざきに行けるとのこと。この T 字路に接続する道路は全て都道 240 号「父島循環線」で、二見桟橋(大村地区)に向かう路線が通称「湾岸通り」、洲崎に向かう路線(支線)が俗称「須崎道路」です。現在走行中の通称「小港道路」は、この T 字路が終点(起点)ということになりますね。

「洲崎道路」から「コペペ線」へ

左折して「洲崎道路」に入りました。0.6 km ほど走ったところで青看板が見えてきましたが……

ちょいとややこしい交叉点ですが、左折してすぐに右折する形で「コペペ海岸」に向かいます。

Google マップでは「コペペ線」と表記されている道ですが、これは村道でしょうか。センターラインこそ無いものの、走りやすい道です。

「コペペ海岸」へ

「コペペ線」の終点にある駐車場に車を停めます。

小港海岸とは違って終点に駐車場があるので、駐車場から海岸までは目と鼻の先です。

海岸は川(名称不明)の南側が広くなっているので、歩行者用に橋が架けられています。

橋の手前には「安全と自然保護のために」と題された看板が立っていました。どれも重要なことですが、「イタアナサンゴモドキは刺すので気をつけよう」とか「シャコガイに手をはさまれないように気をつけよう」とか、なかなかマニアックな内容も含まれています。

「コペペ海岸」で湾を一望

亜熱帯農業センターでは「みんな何処へ行った」と思ったものの、「コペペ海岸」には車が何台も停まっていて、海岸にも観光客っぽい人の姿を見かけました。今頃気付いたのですが、「小港海岸」は駐車場が遠いことで敬遠されていたのかも……?

海岸には地図と「海中解説板 MAP」なるものが立っていました。

「小港海岸」バス停から「コペペ海岸」までは車で 4 km ほどの道のりですが、実は直線距離では 500 m ほどしか離れていません。「小港」の湾の南側が「小港海岸」で、北隅にあるのが「コペペ海岸」ということですね。

「コペペ海岸」から湾口を望みます。右手前の岩岬が「小港岬」とのこと。

左側は小さな岩岬が二つあり(この写真では手前の岩岬しか見えていませんが)、遠くに見える砂浜が「小港海岸」です。

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