「コペペ海岸」の話題を続けます。
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昨日の記事でも触れましたが、「コペペ海岸」は「小港海岸」の北に位置しています。「小港海岸」の北には穴の空いた岩岬があったのですが……(再掲)
「コペペ海岸」から「小港海岸」方面を眺めると、確かに穴の空いた岩岬が見えます。
これは溶岩が海水で?冷やされたことで生じたクラックでしょうか。なかなか見事なものですね。穴のすぐ左側にハート型の模様も見えるような……?
ちなみにこの写真は 18-300 mm の便利ズームを使って、焦点距離 132 mm(APS-C)で撮影したものをトリミングしたものですが、なかなかしっかりした画像ですね。ちゃんと撮影できればこの程度の画像が得られるということは、いかに「ちゃんと撮影できてない」写真が多いか、ということになるのですが……(汗)。
「コペペ海岸」と「コペペ浜」
それはそうと、「コペペ海岸」というネーミング……気になりますよね。「南方系住民の名前」という噂を聞いたのですが、その前にちょっとこちらをご覧ください。
これは父島の「コペペ海岸」なんですが、50 km ほど離れた母島の近くに浮かぶ「向島」にも「コペペ浜」という地名があるのですね。
「コペペ」が人名だとすると、母島の近くから父島までの 50 km 強を移動してきたことになります。ますます南方系住民っぽい雰囲気になってきましたが……。
「コペペ」の由来
ということでちょいと検索してみたのですが、「コペペ」はキリバスの「ノヌティ島」出身の「ワンブランクアカマン・コペペ」という人物に由来するのだそうです(参照 1)(参照 2)。
「ノヌティ島」は「ギルバート諸島」の島で、18 世紀のイギリスの船乗りであるトマス・ギルバートに由来するとのこと。また「キリバス」という国名も「ギルバート」の現地風の発音に由来するのだとか(!)。
なお「コペペ」は Copebey とのアルファベット表記もあり、カタカナでは「コピーベー」「コッピーベー」「コペペー」「コピーペー」などの表記揺れもあるとのこと。一歩間違えれば「コピペ海岸」だった可能性もあるわけですね。
フォトショでちょちょいと
湾口の先にも海面から岩が聳えているのですが……
ちょっと色々と残念な出来の写真で、僅かながら周辺減光も見られるので、例によって Photoshop でちょちょいと補正してみました。
沖合の孤岩が気になったのですが、地理院地図を見た限りでは無名のようです。
「コペペ海岸」にも葉っぱを葺いた屋根のある「休憩舎」があり、すぐ傍にはトイレも設置されています。全体的に「小港海岸」と比べてコンパクトですが、それ故に駐車場・トイレ・休憩舎が近接していて便利だ……とも言えそうです。
管理者激おこ案件?
トイレの前にも「海中解説板 MAP」が立っていたのですが……
裏側には「ここは物置き場ではありません」と「フンはお持ち帰りください」との掲示が。管理者の激おこぶりが透けて見える掲示ですね……(汗)。
「コペペ海岸」をしっかり堪能(?)したので、車に戻ることにしましょう。
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