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レンタカーで父島一周 (42) 「扇浦海岸」

かつて飛行場があった洲崎を後にして、扇浦海岸にやってきました。。

駐車スペースがあるのですが、都道 240 号・通称「海岸通り」に直角に面しているので、ちょっとビビりました(本線でスローダウンして、リバースギアに入れるという経験は滅多に無いですからね)。

【ご注意ください】この記事の内容は、特記のない限りは 2024 年 4 月時点のものです。各種サービスの実施状況や利用時間などが現在と異なる可能性があります。

駐車スペースと砂浜の間にはトイレ付のレストハウスがあります。

看板が立っていますが、毎度おなじみ「小笠原諸島父島コースガイド」では無い独自デザインのものです。なお「──父島コースガイド」では「扇浦」は 6 番目のスポットとして選ばれていました。

扇浦園地

都道の向かい側には公園とバス停があります。

名所案内には「無人島発見の碑」「小笠原神社(貞頼神社)」「小笠原新はり乃記の碑」「開拓小笠原島之碑」があるとのこと。神社以外はキャラが被っているようにも思えますが、どんな違いがあるのでしょう。どれも 120~170 m とお手頃な距離なのは嬉しいですね。

「扇浦園地」は芝生の広がる心地よさそうな場所です。ただ改めて考えてみると、なんでこんなところに公園があるのか不思議に思えてきました。

扇浦は父島で最初に開拓された場所で、当初は父島の中心地区でした。ここにかつて存在していたものを確かめるために陸軍図を見てみたところ、「扇浦園地」の位置に「文」マークと建物が描かれていました。なるほど、「大神山公園」と同じくここも学校の跡だった可能性が高そうですね。

完全に一致?

「扇浦園地」のすぐ傍には、小笠原村営バス「扇浦線」の「扇浦海岸」バス停がありました。バス停番号は⑰で、このイラストはクジラ……ですよね?

クジラと言えば……ということで、バス停から海の方を望むと……あっ。

このヤシの木、どこかで見たような感じが……。

「おが丸」の船内で見かけたコレと、完全に一致……?(してない

扇浦~桑ノ木山ルート

ということで、「小笠原神社」と石碑群(まとめるな)を見に行こうと思ったのですが、ん、何やら案内板がありますね……。

「扇浦~桑ノ木山ルート 納涼山周遊ルート」と題された案内板です。「本ルートは、戦前に利用されていた旧道を基に整備しました」とのこと。

「ルート利用の際の注意」として、ルート全域が「オガサワラノスリ」の活動範囲に含まれるため、「ノスリの警戒行動(鳴き声をあげる)が見られたら速やかに展望地から離れてください」とあります。

「主なみどころ」としては「納涼山のうりょうざん(すずみやま)」、「小笠原神社」「連珠れんじゅトンネル(軍用隧道)」「天狗鼻てんぐのはな展望地」、「連珠谷れんじゅだに展望地」などがあるとのこと。

現地ではうっかりスルーしてしまったのですが、「軍用隧道」があったのですね。ストビューで答え合わせをしてみると……。ああ、これでしょうか。

これを見る限り、実際に近寄れたかどうかはびみょうなところですが、惜しいスポットを見逃してしまっていたようです。

「小笠原神社」へ

それでは「小笠原神社」に向かいましょう。歩道の先に鳥居が見えていますね。

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