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秋の道南・奥尻の旅 (172) 「放水口バス停」

洞爺湖温泉を離れて壮瞥町に入りました。道道 2 号「洞爺湖登別線」で湖沿いを東に向かいます。

道道 703 号「洞爺湖公園線」との交叉点が近づいてきました。この交叉点を右折すれば昭和新山です。

昭和新山」なのに ENEOS

洞爺湖温泉と昭和新山を最短距離で結ぶルートということもあり、交叉点の角にはガソリンスタンドがありました。

ちなみにこのガソリンスタンド、その名も……

昭和新山給油所」と言うのだとか。その割に ENEOS だったりしますが……(昭和シェルじゃないのね)。

壮瞥=so-pet

道道 2 号をそのまま直進すると、今度は道道 132 号「洞爺公園洞爺線」との交叉点が見えてきました。道道 2 号をこのまま直進すると、程なく国道 453 号と合流します。

前方に生い茂っていた筈の森が綺麗に切れていて、しかも道路が緩やかな下りになっています。実は、道路の左側を「壮瞥川」が流れています。壮瞥川は洞爺湖の流出河川で、so-pet滝・川)の名の由来となった「壮瞥滝」もすぐ近くにあります。「壮瞥滝」の水量も今では随分と少なくなってしまったのだとか。

爆発カムヒア!

交叉点を左折して、道道 132 号を「洞爺支所」方面に向かいます。

有珠山は「いずれ爆発する山」なので、周辺地域も最初から準備万端いつでもどうぞ状態です。

「放水口」バス停

洞爺湖沿いの道道 132 号を走っていて、ちょっと長い目の左カーブの途中にバス停を見かけました。

実はこのバス停、「放水口」という名前です。

「えっ」と思って地形図を見直してみたのですが、なるほど、「放水口」というか「取水口」で、ここで取水した洞爺湖の水は、トンネルを経由して外輪山の東側の長流川に流れていました。洞爺湖にはもうひとつ取水路があるようで、湖畔の「洞爺発電所」から長流川沿いの久保内までトンネルが伸びています。

壮瞥滝」の水量が随分と少なくなってしまったのは、これらの取水口から長流川にバイパスされる水量が増えたことによるものです。壮瞥川に大量の水を流すのは、防災上得策ではないという判断があったのでしょうね。

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