Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アイヌ語地名の傾向と対策 (403) 「ショロマ川・イクバンドユクチセ沢・メルクンナイ沢・ショウシウシ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ショロマ川 so-or-oma?滝・ところ・そこにある (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 厚真川の北支流の名前です。この川の河口部も…

秋の道南・奥尻の旅 (115) 「せたな町大成区」

熊石町……あ、間違えた(素で間違えました)。八雲町熊石の最西端に位置する「ポンモシリ岬」にやってきました。 ポンモシリ岬で R120 くらいのカーブを右に曲がると…… 集落が見えてきました。そして、 ここから「せたな町」に入ります。せたな町大成、かつて…

秋の道南・奥尻の旅 (114) 「雲石、うんせき、くもいし?」

熊石の国道 229 号を北西に向かいます。前方に、国道 277 号との交叉点が見えてきました。右折すると国道 277 号で、雲石峠を越えて八雲に出ることができます。案内標識に「長万部」と出ているのは、現在地である熊石も八雲町内だからですね。 そう言えば、…

秋の道南・奥尻の旅 (113) 「円空上人滞洞跡」

乙部町豊浜から、更に北上して八雲町熊石に向かいます。前方にトンネルが見えてきましたが……あれ、二つある!? 左側に見えた、いかにもクラシックな感じのするトンネルは旧道のようで、現在は通行止めのようでした。ということで「豊浜トンネル」に入ります…

秋の道南・奥尻の旅 (112) 「幻のコンビニ『セラーズ』」

引き続き国道 229 号を北上します。段々と書き出しがワンパターン化しているような気もしますが、気にせず参りましょう。年末ですし(年末関係ない)。 というわけで、乙部町で三番目くらいに大きな集落である「栄浜」にやってきました。一見良くある北海道…

秋の道南・奥尻の旅 (111) 「東洋のグランドキャニオン?」

国道 229 号を北上して、江差町北部(但し町境では無い)に突如として現れたトンネルに入ります。 ちなみにこのトンネルの名前は「慶喜トンネル」と言うのだとか。なお、「よしのぶ──」ではなく「けいき──」と読むようです。 トンネルの中には自転車で走行中…

アイヌ語地名の傾向と対策 (402) 「ポップナイ沢・オコッコ沢川・鬼岸辺川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ポップナイ沢 pop-nay水の湧き上がる音・沢 (典拠あり、類型あり) 厚真町北部を流れる頗美宇川(はびう──)をずーっと遡っていった…

アイヌ語地名の傾向と対策 (401) 「オバウス沢川・頗美宇川・ヤチセ沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) オバウス沢川 o-pa-us-chep-ot-nay??尻・川下・につけている・魚・多くいる・沢 (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 厚真川の…

「日本奥地紀行」を読む (64) 川島(南会津町) (1878/6/27)

引き続き 1878/6/30 付けの「第十二信」(本来は「第十五信」となる)を見ていきます。川島宿を出発したイザベラが、庶民の暮らしがいかに不衛生なものであるかを再認識するところから話は始まります。 不衛生的な家々 まずは服装の話題から始まります。 こ…

秋の道南・奥尻の旅 (110) 「PR 活動に余念のないあの町」

江差町の国道 227 号を北に向かっています。松前や上ノ国ほどでは無いですが、江差もそれなりに海岸線の長い町です。特に江差の場合は面積自体が割と小さくて、また町域が少々いびつな形をしているだけに、より際立つ感じでしょうか。 なかなか素敵な眺めで…

秋の道南・奥尻の旅 (109) 「江差フェリーターミナル」

国道 228 号を北上して、鷗島と繋がっているあたりで右に 90 度向きを変えて、江差の中心街に入ります。 この先の交叉点を左折すると、0.2 km で「奥尻フェリー」とありますね。これは曲がってみるしか無いでしょう! 交叉点を曲がると、確かに「フェリーの…

秋の道南・奥尻の旅 (108) 「江差のランドマーク『開陽丸』」

江差町に入りました。ここでまたしても前方に信号機が見えてきました。 「交通信号を守りましょう 江差警察署」の文字が光りますが、「この位置で停止しないと信号が変わりません」という新機軸まで。ハイテクなのは良いのですが、ごく稀にセンサーが頓珍漢…

秋の道南・奥尻の旅 (107) 「『天の川』?『天野川』?」

上ノ国町の中心部に向かいます。前方に川が見えてきました。 この川が、上ノ国町最大の河川である「天の川」です。 ……あれ? 名前が「天野川」になってますね。Wikipedia を見ると「二級河川指定は『天野川』として登録されている」とあるのですが…… なるほ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (400) 「近悦府川・知決辺川・ウクル川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 近悦府川(ちかえっぷ──) chikap-pet?鳥・川 (? = 典拠あるが疑問点あり、類型あり) 厚真川の支流で、厚真町本町の北側を流れてい…

アイヌ語地名の傾向と対策 (399) 「入鹿別・ポロクラ川・オロベニタチナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 入鹿別(いるしかべつ) i-ruska-petものごと・を腹立たしく思う・川 (典拠あり、類型あり) むかわ町と厚真町の境(どちらかと言え…

秋の道南・奥尻の旅 (106) 「大安在浜」

国道 228 号は、上ノ国町汐吹・扇石・木の子の各集落を山側のバイパスでスキップしていましたが、少しずつ坂を下って、海沿いに近づいてきました。 「小安在川」にかかる「新小安在橋」を渡ります。集落の名前も「小安在」です。 それにしても……いい眺めです…

秋の道南・奥尻の旅 (105) 「石崎漁港トンネル」

引き続き国道 228 号を北上して、上ノ国町石崎にやってきました。石崎の手前にあった小砂子では、集落を通らずにバイパスを通ってしまったので、久しぶりに集落にやってきた感じがしますね。 上ノ国町石崎には、「石崎川」という町内でも有数の規模の川が流…

秋の道南・奥尻の旅 (104) 「橋の次はまた橋」

上ノ国町最南端の「小砂子」集落をトンネルで抜けて、更に北に向かいます。国道 228 号は再び橋の多い区間に入ってきました。まず現れたのが…… 「人込橋」と書いて「ひとこみ──」と読むらしいのですが、果たして一体何に由来するのだか……。続いては…… 「茂立…

秋の道南・奥尻の旅 (103) 「橋を渡ると上ノ国町」

松前町北部を流れる「奥末川」にかかる「奥末橋」でも、一車線を封鎖して工事が行われていました。橋を渡り終えたところに「止まって下さいおじさん」の姿があったのですが…… なんと、久しぶりに「止まって下さい予告おじさん」の姿まで! なるほど、見通し…

秋の道南・奥尻の旅 (102) 「止まって下さいおじさん再び」

一車線を封鎖して片側交互通行になっていた、国道 228 号の「茂草大橋」を通過します。反対側にも「止まって下さいおじさん」がいますね。 国道 228 号は再び快適な 2 車線道路に戻りました。もしかしたら、この道路も鉄道の跡地だったのかもしれません(確…

アイヌ語地名の傾向と対策 (398) 「パンケシケレベ沢川・ニタカイ沢川・島呂布沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) パンケシケレベ沢川 panke-sikerpe(-un-pet)川下の・キハダの実(・ある・川) (典拠あり、類型あり) 長かった「むかわシリーズ」も…

きのうの出来事(2016/12/9)

昨日は、久しぶりにローカル線に揺られてきました。旅の始まりは朝の福山駅からでした。 福山 7:18 → 府中 8:06 まずは福山駅を 7:18 に出発する福塩線の普通電車(府中行き)に乗車して、府中に向かいます。 府中 8:11 → 三次 9:56 福塩線の府中から先は非…

秋の道南・奥尻の旅 (101) 「北海道の春は、どこから?」

松前の中心地を通り過ぎ、国道 228 号でまずはお隣の上ノ国に向かいます。電柱が多いですね……。 電柱の数はさておき、電柱の右側にこんな看板が。 なるほど、言われてみれば……。白神岬は北海道最南端ですが、松前町は本州最北端の大間町よりも南にあるんです…

秋の道南・奥尻の旅 (100) 「松前線の跡」

「北海道最南端」の白神岬をささっと通過して、松前町に向かいます。何故か高台に建物が多く見えてきました。もしかして線路の跡かな……? と思ったのですが…… 地図で確かめたところ、この「白神」集落には国鉄松前線は通っていませんでした。高波や津波対策…

秋の道南・奥尻の旅 (99) 「北海道最南端・白神岬」

福島町の市街地を抜けて、北海道最南端・白神岬に向かいます。ここから先はしばらく崖沿いなので、覆道やトンネルが多くなります。三つの覆道を通ったあと、白神トンネル・赤石トンネル・立岩トンネルを抜けて、立岩トンネルの先に続いている「立石覆道」を…

秋の道南・奥尻の旅 (98) 「謎の『船揚場』」

「横綱の里」福島町にやってきました。1 km 先に道の駅があるみたいですね。 ……約 7 分後、何事も無かったかのように国道を行きます。いやー、ちょっと時間的に寄り道は厳しいかなぁ、という考えが頭にあったものでして。それにしてもこの「貝取澗」という地…

秋の道南・奥尻の旅 (97) 「湯の里から横綱の里へ」

知内の道の駅を通り過ぎて、国道 228 号は「萩茶里橋」で知内川を渡ります。ちなみにこの「萩茶里橋」ですが、そのまんま「はぎちゃり──」と読むようです。 この「萩茶里橋」は、実は青函トンネル(第一湯の里トンネル)から出てくる列車の姿を見ることがで…

アイヌ語地名の傾向と対策 (397) 「幌去川・オソスケナイ川・チクニナイ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 幌去川(ほろさる──) poro-sar?大きな・葭原 (? = 典拠未確認、類型多数) 富内のあたりで鵡川に合流する支流の名前です。むかわ町…

アイヌ語地名の傾向と対策 (396) 「フカウシ沢川・パンケルサノ沢川・トサノ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) フカウシ沢川 utka-us-iせせらぎ・ある・もの (典拠あり、類型あり) 穂別と富内の間を北から南に流れて鵡川に注ぐ支流の名前です。…

秋の道南・奥尻の旅 (96) 「道の駅『しりうち』」

海沿いの国道 228 号と旧道(道道 605 号)が合流して、250 m ほど走ったところで知内(しりうち)町に入ります。知内は確か「鳥が多くいる」という意味でしたよね。 知内に入ってからも国道はしばらく海沿いを走るのですが、このあたりは長い砂浜が広がって…