Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

寝台特急「あけぼの」乗車記 (8) 「運転停車」

運転停車 寝台特急「あけぼの」は、日付が変わって 1 時過ぎに、長岡駅に到着しました。 時間も時間なので、客扱いの無い「運転停車」です。高崎から長岡までの終電という需要は無いのかな? と思ったりもしたのですが、高崎を 10 分ほど前に出る新幹線に乗…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (7) 「車内を歩く」

発車! 上野駅 13 番線に停車していた寝台特急「あけぼの」。お隣のホームには上野止まりの快速が入線してきました。 待つこと数分後…… ついに「あけぼの」が動き始めました! 21:16、定時に上野駅を発車です。 車窓に広がる景色は、いつか見たものと全く同…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (6) 「謎の『上段ベッド』」

寝室内設備のご案内の続き 引き続き「寝室内設備のご案内」に従って室内をチェックしてみましょう。 ふむ。「窓下のコントロールパネルに BGM の設備がございます」とありますが、このスイッチのことですね。 引き出し式のテーブル そして……。「当案内の下に…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (5) 「寝室内設備のご案内」

寝室内設備のご案内 「あけぼの」は上野駅を 21:16 に発車するので、既にベッドメイクが済んだ状態で入線してきます。 このベッドが、実は昼間はこのようになるのですが…… ちょうど腰掛けると目の前に来るあたりに、このような棚?がありました。 「寝室内設…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (4) 「シングルデラックス」

経年劣化? さぁ、四回目にしてようやく「あけぼの」に乗車です(汗)。今回乗車するのは「シングルデラックス」というグレードの車両です。7 号車ですから、割と前のほうですね……。というわけで、7 号車に向かって歩いていたのですが、途中で見かけた「ソロ…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (3) 「入線完了」

バックで入線開始 20 時 57 分。ようやく「あけぼの」が入線してきました。 上野駅の地上ホームは、東京方が行き止まりになっている構造なので、機関車が青森方に連結された状態で、後進(バック)状態で入線します(こうすることで、車両基地から上野駅まで…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (2) 「列車がまいります」

荷物ホーム 上野駅・地平 13 番ホームを歩いてゆくと、車止めが見えてきました。万一列車が止まりきれなかった場合に、この車止めがクッションになるようにできているのでしょうね。どの程度の効果があるのかはわかりませんが、おそらく「無いよりはマシ」と…

寝台特急「あけぼの」乗車記 (1) 「上野駅 13 番ホーム」

寝台特急「あけぼの」乗車記 えー、年末年始モードということで、「北海道(道東)の旅 2013/春」などのレギュラーネタをしばらくお休みさせて頂いて、代わりに「寝台特急『あけぼの』乗車記」をお届けしようかな、と思います。ドゾヨロシク。ご存じの通り、…

「日本奥地紀行」を読む (42) 日光(日光市) (1878/6/21)

では、1878/6/15 付けの「第七信」(本来は「第十信」となる)を見ていきましょう。イザベラ一行は 6/13 に日光の「金谷家」に到着して、これから本格的な奥地紀行の体勢を整えようとしているところです。前回の記事にも記したように、この「金谷家」のご主…

道東の旅 2013/春 (147) 「道の駅『知床・らうす』に到着」

一本道に改修済み 羅臼の中心街に近づいてきました。左右に家が建ち並びます。 ここが旧道と国道の分岐点のようですね。道の駅は、海沿いを走る国道側にあります。 標津から羅臼までやってきた国道 335 号は、知床峠を越えてきた国道 334 号と繋がります。本…

アイヌ語地名の傾向と対策 (240) 「崎無異・鬼尾内川・植別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 崎無異(さきむい) sak(-ipe)-moy夏(・食料)・静かな海 (典拠あり、類型あり) 標津町北部の地名で、同名の川の河口部に集落があ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (239) 「糸櫛別・忠類・薫別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 糸櫛別(いとくしべつ) etok-us-pet先・そこにある・川 (典拠あり、類型あり) 標津町西部、国道 244 号線沿いの地名です。糸櫛別に…

道東の旅 2013/春 (146) 「礼文の知床、知床の礼文」

相助橋(そうすけ──) 羅臼町松法(まつのり)から、羅臼の中心街に向かって進みます。 途中で、こんな名前の橋を見かけました。 「第 5 相助橋」という名前です。「相助」は「そうすけ」と読みます。一見すると和名のようにも思えますが、アイヌ語でも意味…

道東の旅 2013/春 (145) 「お尋ねマップ」

ピンク色のベストを着た人はいなかった 4 つのスノーシェルターが続いた羅臼峠を抜けて、海沿いへと下りて行きます。 春苅古丹川に架かる「春苅古丹橋」を渡ります。……おや、人の姿がありますね。 春苅古丹……今は「春日」と言うのだそうですが、ここからはし…

道東の旅 2013/春 (144) 「シェルター、シェルター、シェルター!」

幌萌スノーシェルター 羅臼に向かう国道 335 号の「茶志別スノーシェルター」をくぐり抜けると、すぐに次のシェルターが見えてきました。 今度は「幌萌スノーシェルター」という名前です。 海望スノーシェルター そして、またしても次のシェルターが見えてき…

道東の旅 2013/春 (143) 「萌系地名」

萌系地名 羅臼町の「幌萌町」(ほろもえ──)にやってきました。道内各所にあるようで、実は意外と少ない「萌系」の地名です。羅臼市街まではあと 14 km。着実に前進していますね。 国道 335 号は一面の原野をゆく……ように見えたのですが、なんとバス停を発見…

道東の旅 2013/春 (142) 「アップダウンを繰り返し」

羅臼町に入りました 国道 335 号を北上して羅臼に向かいます。標津町と羅臼町の境を流れる植別川が見えてきました。 羅臼町に入りました。といっても、羅臼の中心地までは、まだ 20 km 以上あります。 羅臼町峯浜 ちょいと急なカーブを曲がると…… 「峯浜」の…

アイヌ語地名の傾向と対策 (238) 「ソウキップカオマナイ川・イケショマナイ川・横牛川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ソウキップカオマナイ川 so-kipka-oma-nay???滝・の上・そこにある・川 (??? = 典拠なし、類型未確認) 国道 244 号を根北峠から金山…

アイヌ語地名の傾向と対策 (237) 「カスシナイ川・エトワニワッカナイ川・エンユオロビリ川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) カスシナイ川 kas-us-nay??仮小屋・ある・沢{kas-u}-us-nay??{渡渉する}・いつもする・沢 (?? = 典拠なし、類型あり) 国道 244 号線…

道東の旅 2013/春 (141) 「近くて遠い島、再び」

国道 335 号 羅臼町に向かう国道 335 号線に入りました。さすがは国道、「ゆずり車線」も完備されています。そして、いい天気ですね……。 山手には防雪柵が並んでいます。そして、海が見えてきました。 崎無異へ 標津町北部の「崎無異」(さきむい)にやって…

道東の旅 2013/春 (140) 「薫別川」

薫別川 薫別川に架けられている、なんとも懐かしい感じのする橋が見えてきました。タイミングの良いことに、前方にはオフロードに強そうな車が……。まるで人跡未踏の地に踏み込まんとするロケ隊のようです(言い過ぎ)。 橋を渡った先には交通遮断ゲートが見…

道東の旅 2013/春 (139) 「幅員狭小」

羅臼→ 道道 1145 号を、古多糠から上古多糠に向かって走ります。 とにかく真っ直ぐで快適な道だった……のですが、 んっ? 羅臼は右に向かえと出ていますね。そして「幅員狭小」の文字が。 全線開通 上古多糠の交差点にやってきました。確かに羅臼に向かうには…

道東の旅 2013/春 (138) 「古多糠にて」

道道をゆく 標津町内を走る道道 1145 号線を北上します。ご覧の通り、とにかく真っ直ぐな道が続きます。 ……おや? こんなところで 50 km/h 制限になりましたね。 そして程なく 40 km/h 制限に。集落に入ったので、制限速度が低くなったということのようです…

道東の旅 2013/春 (137) 「道道1145号線をゆく」

青い空、白い雲 ついさっきまで「雪の根北峠」を走っていた筈が、気がつけばすっかり路面も乾ききっていました。標津の中心街まであと 14 km です。 少しずつ青空も見えるようになってきました。 15 分前とはえらい違いですね……。 固定式視線誘導柱 国道 244…

アイヌ語地名の傾向と対策 (236) 「ニクル沼・涛釣沼・来運」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) ニクル沼 nikur-osmak-un-to林・背後・そこにある・沼 (典拠あり、類型あり) 斜里郡小清水町の東側、海に近いところにある沼の名前…

アイヌ語地名の傾向と対策 (235) 「浜小清水・蒼瑁・止別」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 浜小清水(はまこしみず) hur-tuy-i丘・きれる・ところ (典拠あり、類型あり) 斜里郡小清水町の北部(海沿い)にある地名で、同名…

道東の旅 2013/春 (136) 「圧雪アイスバーン、終了!」

「雪の根北峠」の先は 雪の根北峠を越えて、標津側に入りました。路面上の積雪はほぼ無くなりつつあります。 とは言え、外気温センサーによると現在の気温は 2 ℃とのこと。まだまだ油断はできません。 標津まであと 20 km 標津の中心街まで、あと 20 km の地…

道東の旅 2013/春 (135) 「雪の根北峠」

圧雪アイスバーンへの道 根北峠へと向かう国道 244 号は、とうとう轍にも雪が見え隠れするようになりました。だんだんと「圧雪アイスバーン」状態に近づきつつありますね…… 対向車線は、轍もほぼ白くなってきました。もし、こんな右カーブで対向車が飛び出し…

道東の旅 2013/春 (134) 「雪の越川橋梁」

幻の終着駅・越川 斜里町越川にやってきました。北海道の国鉄赤字ローカル線の中でも、あまりに早く廃止されたことで知られる「根北線」の終着駅だったところですね。 越川から、根北峠を目指して進みます。……ついに轍と轍の間に黒いラインが見えてきました…

道東の旅 2013/春 (133) 「外は早くも雪景色」

ここから Day 4 Day 4 の朝を迎えました。この日は斜里町ウトロから知床峠を越えて羅臼へ……という腹づもりだったのですが、GW 前の開通が期待されていた知床峠が結局雪のために通行止めのままとなってしまったため、根北峠を越えて羅臼へ向かうこととなりま…