Bojan International

旅行記・乗車記・フェリー乗船記やアイヌ語地名の紹介など

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の道南・奥尻の旅 (185) 「階段と言えばアジサイ」

大有珠の麓の「外輪山遊歩道」を歩いて火口原展望台に向かいます。 えっ、ハマナス!? さて、昨日の記事の最後で「ん、これは紫陽花ですかね?」と記していたのですが…… 写真を整理していたら、なんと…… ええっ! うっわー、「ハマナス」と「アジサイ」を間…

秋の道南・奥尻の旅 (184) 「外輪山遊歩道(じゃなかった)」

前回までのあらすじ 有珠山ロープウェイの「有珠山頂駅」を出て、左に行けば「火口原展望台」、右に行けば「洞爺湖展望台(すぐぞこ)」ということで、まずは「すぐそこ」を目指したのでした。 そして、洞爺湖がちょいと見えづらくなってしまった「洞爺湖展…

アイヌ語地名の傾向と対策 (481) 「扇石・洲根子岬・原歌」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 扇石(おうぎいし) u-ka-us-i?互い・上に・群在する・ところo-sir-us-i?そこに・水際の断崖・多くある・ところo-kus-i?そこを・通行…

アイヌ語地名の傾向と対策 (480) 「石崎・羽根差・中央川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 石崎(いしざき) pit-us-i小石・多くある・ところ (典拠あり、類型あり) 上ノ国町南部の地名です。明治 35 年までは「石崎村」とい…

秋の道南・奥尻の旅 (183) 「洞爺湖がちょいと見づらい『洞爺湖展望台』」

有珠山ロープウェイに乗って「有珠山頂駅」にやってきました。駅を出た後のオプションは、大別すると二通りあるようです。要は右か左か、それだけなんですけどね(汗)。 左に向かうと「外輪山遊歩道」を通って「火口原展望台」に向かうことができます。「片…

秋の道南・奥尻の旅 (182) 「平成25年 9月27日」

有珠山ロープウェイは、道道 703 号の上を通過して有珠山頂に向かいます。 おっ、ついに洞爺湖が見えてきました! 下りのロープウェイとすれ違いました。デザインはどちらの搬器も同じっぽいですね。 上から目線で 昭和新山を「上から目線」で眺めます。なん…

秋の道南・奥尻の旅 (181) 「行こう、行こう、火の山へ!」

それでは、これから有珠山ロープウェイで「有珠山頂」に向かいます! さっそく搬器の中に入ります。ドアの上には「ジオパークって、どんなところ?」と題されたジオパークのアピールが。 反対側のドアの上には「山が動く!景色が変わる!」という掲示が。197…

秋の道南・奥尻の旅 (180) 「ロープウェイ ミニ展示室」

そう言えば、改札の脇でこんなものを見かけました。写真を撮影して日付入りのカードに焼き付けたものを無料で貰える……というものです。この手のビジネスモデルって今でも健在なんですねぇ。 さて、15 分間隔で絶賛運行中の「有珠山ロープウェイ」ですが、あ…

秋の道南・奥尻の旅 (179) 「どっかん!」

昭和新山駐車場にやってきました。バス停もズバリ「昭和新山」という名前です。 駐車場の北東には、特別天然記念物・昭和新山が荒々しい姿を見せています。 駐車場が混んでいて、随分と奥のほうに停めざるを得なかった……と思っていたのですが、そこから更に…

アイヌ語地名の傾向と対策 (479) 「初神沢・トッペ沢・ラスタッペ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 初神沢(はつかみ?──) hasa-kamuy??口を開けた・神様? (?? = 典拠あるが疑問点あり、類型未確認) 「メノコシ岬」から更に北に向…

アイヌ語地名の傾向と対策 (478) 「小砂子・メノコシ岬」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 小砂子(ちいさご) chis-emko立岩・(の)水源?中凹み・水源? (典拠あり、類型あり) 上ノ国町南部の地名です。小砂子の集落は日方…

秋の道南・奥尻の旅 (178) 「会いにいける活火山」

「昭和新山給油所」の交叉点を右折して、有珠山と昭和新山の間を通っている道道 703 号「洞爺湖公園線」に入りました。それはそうと、「昭和新山」って「特別天然記念物」だったんですね……(記念物なのか……)。 昭和新山のすぐ脇を抜けて南に向かいます。 昭…

秋の道南・奥尻の旅 (177) 「池になった国道」

洞爺湖町の「町道泉公園線」こと、かつての国道 230 号を駆け上がります。北北西に向かっていた道路はやがて緩やかながらも長い左カーブを描き…… カーブを曲がりきると、道路はほぼ南を向いていました。次はちょっときつめの右カーブのように見えますが、か…

秋の道南・奥尻の旅 (176) 「病院を直撃した断層」

道道 578 号は、外輪山の上から下ってきた国道 230 号と合流します。前方に国道 230 号が見えてきました。 国道 230 号と合流します。「TPP 断固阻止」「ストップ TPP」と書かれたポスターが懐かしいですね。そういや以前に「ウソつかない」「TPP 断固反対」…

秋の道南・奥尻の旅 (175) 「ヒンケルシュタイン」

洞爺湖の西岸を走る道道 578 号「洞爺虻田線」で洞爺湖温泉に向かいます。9 月の末はサイクリングに一番いい季節かもしれませんね。 道道 578 号は湖岸にぴったり寄り添うようなルートを通っているので、どうしても急カーブが多くなります。 ヒンケルシュタ…

秋の道南・奥尻の旅 (174) 「埼玉県上尾市出身のあの人」

洞爺湖町洞爺、かつての洞爺村の中心地にある「とうや・水の駅」にやってきました。洞爺湖の北岸のあたりですね。 ちょうどお昼時ということで、うどん屋さんがあったので中に入ってみました。すると…… 「とうやの讃岐うどん」とあります。まるで丸亀製麺だ…

アイヌ語地名の傾向と対策 (477) 「清部・江良・原口」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 清部(きよべ) ki-un-pe草・ある・もの (典拠あり、類型あり) 松前町茂草から海沿いに北上すると、棚石川を越えて小浜、そして清部…

アイヌ語地名の傾向と対策 (476) 「札前・妻内川・茂草」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 札前(さつまえ) sat-nay乾いた・沢 (典拠あり、類型あり) 松前町西部、戸長川と妻内川の間の海沿いに位置する地名です。「東西蝦…

秋の道南・奥尻の旅 (173) 「とうや・水の駅」

洞爺湖の東岸をグルっと半周する道道 132 号「洞爺公園洞爺線」を反時計回りに進んでいます。壮瞥町仲洞爺のあたりを過ぎると、再び洞爺湖町です。 洞爺湖町に入っても、道道 132 号は基本的に湖沿いを通っていましたが、財田のあたりで景色が一変して、左右…

秋の道南・奥尻の旅 (172) 「放水口バス停」

洞爺湖温泉を離れて壮瞥町に入りました。道道 2 号「洞爺湖登別線」で湖沿いを東に向かいます。 道道 703 号「洞爺湖公園線」との交叉点が近づいてきました。この交叉点を右折すれば昭和新山です。 「昭和新山」なのに ENEOS 洞爺湖温泉と昭和新山を最短距離…

秋の道南・奥尻の旅 (171) 「再び壮瞥町へ」

洞爺湖汽船の「エスポアール」で中島から洞爺湖温泉に戻る途中、予期せずバードウォッチング大会になってしまってさぁ大変、というところまでお伝えしました。 船内にはこのような立派な売店などもあったのですが…… 気がつけば、もう「駅前桟橋」に到着して…

秋の道南・奥尻の旅 (170) 「回って回って回って……」

洞爺湖汽船のフラッグシップ「エスポアール」に乗船したところ、鳥の大群が飛来してヒッチコック映画のような展開に……はなってはいません……が、 船の最上階?に登ってみたところ……うわわわわわっ ここは正確にはオープンスペースではなく「屋根の上」なので…

「日本奥地紀行」を読む (73) 宝川(西会津町)~八木山(阿賀町) (1878/7/2)

1878/7/2 付けの「第十四信」(初版では「第十七信」)を見ていきます。イザベラ一行は車峠の宿を出発し、津川(阿賀町)を目指します。 ひどい道路 眺めの良い部屋でオフを過ごしてリフレッシュした筈のイザベラ姐さんですが、翌朝は……平常運転と言いますか…

アイヌ語地名の傾向と対策 (475) 「博多・大尽内川・戸長川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) 博多(はかた) (博知石)hat-kuchi-us-iぶどう・コクワ(サルナシ)・多くある・もの (典拠あり、類型あり) 明治から大正にかけて…

アイヌ語地名の傾向と対策 (474) 「スズキノ沢川・及部川・唐津内沢川」

やあ皆さん、アイヌ語の森へ、ようこそ。 (この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである) スズキノ沢川 supki-nay茅・沢 (典拠あり、類型あり) 国道 228 号は福島町と松前町の間を白神岬(北海道最南端)経由で結んでいます…

秋の道南・奥尻の旅 (169) 「飛んで飛んで飛んで飛んで……」

洞爺湖汽船のフラッグシップ「エスポアール」で洞爺湖温泉に戻っていた時のこと。餌の匂いでも嗅ぎつけたのか、カモメがやってきました。 カモメは船で遊ぶのにすっかり慣れている様子で、平気で近寄ってきます。 (他のお客さんがフレームインしていたため…

秋の道南・奥尻の旅 (168) 「秋の青空に秋の雲」

洞爺湖汽船のフラッグシップ「エスポアール」は、ほぼ定刻通りに博物館前桟橋を出港しました。乗船口は結構混雑していたような感じがしましたが、お見事です。 再び中島を湖上から眺めます。神社の鳥居が見えますね。 業務用の桟橋?に別の遊覧船が停泊して…

秋の道南・奥尻の旅 (167) 「なんじゃこりゃああ®」

洞爺湖の中島にある「博物館前桟橋」で帰りの船を待っていました。桟橋には既に長蛇の列ができていますが、行列をあざ笑うかのように白鳥が悠然と泳いでいました。しかし、その白鳥の背後から「なんじゃこりゃああ®」な船の姿が…… はい。中島から洞爺湖温泉…

秋の道南・奥尻の旅 (166) 「洞爺湖中島に尻を見た」

洞爺森林博物館を出て外に戻ってきました。娑婆の光が眩しい……! 洞爺湖の中島には博物館しか無い……ような気がしたのですが、実は隣にこんな立派な「無料休憩所」があったりします。なかなか賑わってますね。 洞爺湖中島に尻を見た この建物は……ん、何でした…

秋の道南・奥尻の旅 (165) 「博物館の出口にて」

洞爺湖は中島にある「洞爺森林博物館」の話題をもうちょっとだけ続けます。「森林博物館」という名前ではありますが、やはり森の話だけでは間が持たないのか(そういう訳でも無いでしょうけど)、動物の剥製がたくさん展示されていました。 そして、これは剥…